13話 レーウェンフック

顕微鏡について調べていた時、レーウェンフックさんを知りました。

すごいなぁと。

いつも「それが、何になるの?」って言われてしまうけど。

こういう、一途に純粋に突き進む人が、新しい世界を切り開いていくんだなぁって。


レーウェンフックさんを讃えたかったんですが、中尾先生によって思わぬ方向に持っていかれましたよ?


想いが届かない、といえば、恋なんてその最たるものですね。

なぜ好きになるのか。なぜその想いさえ、変わっていくのか。

曖昧で不確かで、なのに根強くて、恐ろしいような。


中学生の時、後輩の女の子から、なぜか恋愛相談を受けました。

私なりに考えて答えたのですが、その子は遠い瞳をして言いました。

「先輩は、恋なんてしない方がいいですよ……」

私は、何を言ったんでしょう?

相談の内容も自分の発言も記憶に無く、後輩さんの言葉だけ覚えている(笑)

そんな私ですから、恋愛というのは、今もよく分からないし、あんまり書けないのですが。


貝殻の話。

高校生の時、沖縄に行きました。美しい海に感動し、生物部の友人(♀)に貝殻をお土産に持ち帰りました。

後日、友人から笑って言われました。

「貝を拾うときは、中身が入ってないか確認するんだよ」

貝のからじゃなかったという。ごめん!!

まさか、真はそんなことしてないでしょうが。



誰も、好きにならない。誰も、自分を好きにならないだろうから。


呟いたのは、あの頃の私。


そんなことは無い。そんなことは無かったんだよって、呟きながら。


想いが、届きますように。

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