#86 : On the Radio / ep.2
郊外へ向かう車中は、これから愛し合う場所へ向かうとは思えないほどに静かだった。ひりついた沈黙を埋めるのは、珍しく終始噛み倒している琴音のラジオだけだ。
同意のない行為に晒されるかもしれない。状況は最悪だ。
それでも凛子が動じないのは、電波の向こう、横浜の小さなブースから存在を発信し続けている人間を信じてみることにしたから。
それに、伽耶の目的地はどうせ郊外のラブホテルである。だったら、車を停めた隙に逃げ出せばいい。幸いにして足の速さには自信があったし、つい先日もテレビ局の廊下を全力疾走したばかりだ。
「もうやめない? こんなこと」
どう足掻いたって、伽耶に心が戻ることはない。
ため息混じりにそう諭してみても伽耶は返事をしなかった。助手席の窓に反射した伽耶の横顔は凍てついていて、話が通じるような状態ではなかった。
横顔が物語るのは、痛々しいまでの必死さ。
意地でも凛子を手に入れる。
凛子をストレスのはけ口にする。
何が伽耶をここまで追い詰めてしまったのか、凛子にはわからなかった。田舎で、義理の両親と同居して、家族を授かると、大きな心境の変化があるものだろうか。
何がどう変わるかは分からないし、共感できる日がくることはない。
道を違えたふたつの人生が交わることは、もうないのだから。
「どこ行く気? ホテルならあっちでしょ」
違えたのは人生だけではなかった。郊外へ延びていく国道から、車は脇道に逸れる。登り坂だ。軽のエンジンがひときわ高くなり、悲鳴を上げた。
「どうせ駐車場で逃げ出すでしょう。凛子のことくらいお見通し」
「あっそ」
口角を上げただけの嫌味な笑みを浮かべ、動く密室は山中を登っていく。
逃げ場はなくなった。伽耶の次なる目的地は、ひとけのない山中の駐車場だろう。考えただけで鳥肌が立った。
『では、続いてのメールを紹介しますね。横浜市のラジオネーム……というか、本名かな。高橋美琴さんからのお便りです』
「あはは。この高橋美琴って、凛子の好きな人だったりして」
不意に読み上げられたメールに、凛子は耳を傾けた。
『琴音さんこんにちは。今日のテーマの灯台とは関係ないんですが、聞いてみたいことがあってメールしました』
ギリギリ聞き取れるかどうかの小さな音だ。ラジオ局の電波圏から外れ始めているのか、ノイズが混じっている。
凛子はカーステレオのボリュームを一気に上げた。ノイズめいた女優モードの中に潜む、琴音の本音をようやく聴く気になったから。
『先日、好きな人とケンカしてしまって口を聞いてもらえません。本当は今すぐ会いに行って謝りたいのですが、仕事に穴を開けるワケにもいかず、結局仕事も手につきません。琴音さんはどうしたらいいと思いますか?』
間違いない、メールの送り主は黒須琴音だ。アドリブで、凛子に向けて語りかけている。
電波の私物化だ。元マネージャーとしては頭が痛い。
だが、真相を知る者は世界にふたりだけ。
たったひとりにだけ伝わるラジオ。
『難しい問題ですね。わたしと仕事どっちが大事なの! みたいな感じかなあ』
本心を覗かれてしまって、自然と固唾を飲み込んだ。
『駆けつけたくても、抜けられない仕事だってありますよね。仮にわたしにそういう人が居たとしたら、きっとわたしの仕事まで含めて好きになってくれる人だと思うんです。だからしょうがない』
助手席の背もたれに身を投げ出して、凛子はうずくまった。
自分のために仕事を投げ出すような真似をしてほしくない。そう頭では分かっていても、心のどこかで期待していた。
今すぐ横浜のラジオブースを飛び出してほしい。後先なんて考えず、仕事に穴を空けて迎えに来て欲しい。
謝らなくてもいいから。もう許したから助けてほしい。
寂しくて心細くて、窮屈な状況から救い出してほしい。
「そうだよね、芸能人だもの」
発した諦めの言葉に、琴音の声が重なった。
『……なんて、しょうがないで片付けるんじゃなくて。本気で仲直りしたいならできる限りのことはやりたいです。口聞いてもらえるまで電話するとか。あ、実は黒須琴音ってちょっとイタいこと、バレちゃいますかね?』
ラジオDJとして小笑いをひとつ挟んでから、琴音は続けた。
『だから、高橋美琴さんの気持ちはすごく分かるんです。と言うわけで、わたしの気持ちをちゃんと伝えようと思います。電話で』
「は……?」
気に入ったメールを見つけると、リスナーに生電話をかける。琴音が毎週やっているラジオ番組の名物企画だ。
誰に電話をかけるかなど、すぐ想像がついた。
「いいじゃない、生電話。高橋美琴とやらが何者か確かめようか、凛子」
「いや、高橋美琴は……」
敵の面を拝んでやるとばかりに、伽耶は車を路肩に停めた。エンジンを切って、ノイズ混じりのラジオに注意を傾けている。
そして案の定、カバンの中でスマホが光った。
見知らぬ番号。市外局番は横浜だ。スタジオの電話からかけているのだろう。
スマホが、赤と緑のボタンを表示して、凛子に二択を迫っている。
赤を押せば、すべてが終わる。
緑を押せば──。
『あら、留守みたいですね。もう少し粘ってみていいですか? 高橋美琴さんには直接伝えたいので』
異例の粘りだった。
いつもなら、数コールして出なければ生電話は別のリスナーに持ち越される。留守電のボイスメッセージが流れ始めても構うことなく、琴音は粘っている。
これ以上電話が繋がらなければ放送事故だ。何度か顔を合わせているラジオスタッフ達の苦い顔が凛子の脳裏に浮かぶ。
──今の琴音をどうにかできるのは。
「なんだ、出ないね高橋美琴。まあ、出るに出られないのかもしれないね。ラジオどころじゃない状況だろうし」
「違うの」
「何が?」
「……高橋美琴は電話に出るよ。聞いてて」
指先は、緑に触れた。
『あ、繋がった。もしもし? あー、ハウリングしてますね、ラジオのボリュームを落としてもらえますか?』
流れるように、カーステレオのボリュームを絞った。
伽耶はまだ気づいていない。普段ラジオを聞かないから、ハウリングの意味すら分からないのだろう。前のめりになって、スピーカーに耳を近づけている。
『高橋美琴さんですか?』
違うと言ったらどうなるのだろう。あるいは電波を私物化してまで、職権を濫用してまでしつこく付きまとってくるなと言ったら、琴音はどうするのだろう。
あのことを許していないかもしれないのに。
もう顔も声も聞きたくないと本気で嫌っているかもしれないのに。
そんな可能性をいっさい考慮せず、真正面からぶち当たってくる。
黒須琴音は傲岸不遜で唯我独尊で無茶苦茶だ。
こちらの都合など知ったことかとばかりに、強引に傲慢に自分の気持ちだけをひたすら正直に伝えようとする。
凛子のことなど考えてはいないのだろう。灯台を手元に置いておきたいという理由だけで、無理押しを繰り返している。
「……はい」
『よかったー。出てくれないかと思いましたよー』
まるで愛情の押し売りだ。それしか愛し方を知らない子どもなのだからしょうがない。
『それでね、送ってもらったメールの内容なんですけど、覚えてますか?』
琴音の必死な自作自演の片棒を担いで全国ネットに出ていると思うと、なぜだか少し笑えてきた。
「覚えてますよ。私、高橋美琴みたいですから」
『えー、なんですかそれ。面白い人ですね、高橋さん!』
だから買ってやることにした。その代わりに、素直に受け入れる気はないという意思表示をくれてやる。せめてもの復讐。
琴音はさらっと流したが焦ったことだろう。その内心を想像したら胸の中の支えがようやく取れた気がした。
「凛子……?」
隣では、伽耶が目を見開いている。助手席と同じセリフが、電波に乗って少し遅れて聴こえていた。
もう伽耶には隠し通せない。どうせバレるなら見せつけてやりたかった。
「残念でした。私の好きな人は」
電話口を塞ぎ、伽耶に向けて言い放つ。
「……私は、黒須琴音が好きなの」
ようやく口にした言葉が全身に染み込んでいく。推しとの恋愛発展をあれだけ拒否していた心が、あっという間に押し流されていく。
最悪の出会いも、失恋に泣き濡れたダンスフロアも。五つの注文をつけて妥協したときも、職場で暴れたときもマンションで籠城していた日々も。モノクロ写真のような無味乾燥とした記憶があっという間に色づいて胸を温める。
恋心なんていい加減なものだ、自身でも呆れてしまうほどに。
結局押し切られる形になってしまったのもどこか納得いかない。腹立たしい。ムカつく。無理。
『高橋さん? 高橋さーん? 聴いてます?』
「あ、はい」
『じゃあ、
「短めにお願いします。時間押してると思うので」
『あはは。ジャーマネみたいなこと言うね』
ひと呼吸置いて、琴音はたっぷり間を取って告げた。言葉を選んでいるのだろう、行間の焦りまでは隠し通せない。
『私なら、ケンカしたら絶対に迎えに行く。どうしても迎えに行けないなら、伝える方法を探すよ』
「……はい」
『もしかしたら、今みたいにラジオで語りかけるかも。そういう女、やっぱ重い?』
「無理ですね」
『無理かー。でもさ、本気で好きになるって、そういうことだと思うんだよね』
砕けた調子なのは、同じ目線で語っているから。リスナー達は琴音のわずかな変化をそういう役柄だと受け取っているだろう。これが素であることを知っているのはごく数名のみだ。
『私はさ、自分がされて嬉しいことしかできないんよ。不器用だから。友達には小学生の男子みたいって言われたりもするんだけど』
「そうなんですか、意外です」
一瞬、性根の悪そうな乾いた笑いが聞こえたが、すぐに琴音は持ち直した。
『だから、まあ、その……』
質問への回答も核心に近づいてきたのか、琴音は露骨に言い淀んだ。仮にもラジオを私物化しているから、放送に耐えうる表現が見つからないのかもしれない。
もしくは今の今になって、恥ずかしがっているか。
「よく聞こえません。もっとハッキリ伝えてくれますか、琴音さんの気持ち」
『や、こういうこと言う時はさ、ラジオじゃなくて……』
「私、待ってますよ? どんなこと言ってくれるのかなって」
『あー……今言うから!』
琴音は小さく咳払いして告げた。
『そういう不器用な人は嫌いですか?』
あれだけ何度も言えていた言葉は、もうどこにも見当たらなかった。
全国のリスナーを巻き込んだささやかな復讐は、もう充分だろう。そろそろ溜飲を下げてあげようと返事をしかけたところで、これが生放送であることを思い出す。
先の発言で勘づいたり、あらぬ想像をしてしまうリスナーもいるかもしれない。
だったら、焦って素が出た琴音をフォローするのもまた、マネージャーとしての仕事だ。
清廉潔白な美しい女性としてあればいい。
彼女の素を知る者は世界に自分だけでいい。
「つまり、自分の弱味も何もかもさらけ出してみて、それでも好きでいてくれるか聞けばいい?」
『あ、そういうこと。ごめんね、まとめてもらって』
「いえ、とてもためになる話が聞けました。参考にしようと思います。ありがとうございました」
『あ、凛──高橋さん。ちなみにその、私のことは好きですか?』
答えを急かす、小学生みたいな言葉。
バックミラーに映った自身の顔には、自然と笑みが浮かんでいた。
「好きじゃなかったらラジオ聴きませんよ」
『あ……』
「待ってます」
通話を切って、カーステレオの電源を落とした。
指先が震えているのは、生放送に電話出演したから。今のところはまだ、そういうことにしておきたい。
胸の高鳴りの答えあわせは、琴音とふたりきりでしたいから。
「凛子のそんな顔、見たことなかったな」
ハンドルに顎を乗せて、伽耶は遠くを見ながら言った。
「そういうこと。もう昔の私じゃない」
「戻れないんだ?」
「戻らないよ。時間も、気持ちも、実家にも」
「ふーん」
カチャリ、と軽い音がした。助手席のドアレバーを引いてみると、開かずの扉がようやく開く。
「ここで降りたら?」
無感情な伽耶の声を背に、外へ出た。どこだか分からない山道の路肩。鬱蒼と茂る木々の梢が、風に揺れてざわざわと音を立てている。
「私と居るよりも、こんな山の中で降りるほうがいいんだ?」
「うん」
「嫌われちゃったな」
「嫌いじゃないよ。もうどうでもいいだけ」
「あっそ」
伽耶はキーを回した。先ほどまで山道を登ってきた軽自動車が、器用に転回する。
運転席の伽耶と、視線を合わせた。
「何かお義父さん達に伝えることは?」
「特にないかな」
「親不孝者」
「がんばってね、お義姉さん。兄貴をよろしく」
伽耶は凛子を残して、元来た道を走り去った。
あっけないものだ。学生時代に凛子を捨てたときと何も変わっていない。伽耶らしいと言えば伽耶らしい。
「私の恋愛って、こんなのばっかりかあ……」
曇り空に向かって、長く重い嘆息を吐き出した。
好きだった先輩には裏切られた。好いてくれる客達とは恋愛関係になれなかった。今度こそはと覚悟を決めた相手にはどうしようもないくらいムカつく先約がいた。挙句、その妹から熱烈なアプローとを浴びた。
好きな相手に気持ちは届かず、好きになれない相手にばかり好かれる。
だったら──
「幸せになってやるからーっ!」
──今に見ていろ、白井伽耶。黒須美琴。
私を選ばなかったことを後悔するくらい、幸せな人生を送ってやる。誰よりも自分を好いてくれる、一番の推しと共に。
「はああ……」
緊張していたのだろう、思いの丈を山にぶつけたとたん全身の気が抜けて、山道の路肩にうずくまってしまった。
木々深い山道にひとり取り残され、行く宛もない。
それでも、スマホは電波を掴んでいる。メッセージの着信通知が、堰を切ったように流れていく。LINE、インスタ、SMS。
「仕事に集中してよ、ダメ人間」
無数の通知のうち、ひとつだけに位置情報を返信して、凛子はラジオアプリを立ち上げた。番組終了まであと1時間。
私を待たせるんだから、手を抜いたら許さない。
イヤホンを耳に当てる凛子の頬は緩んでいた。
*
「迎えに来るのが遅い!」
横浜ナンバーの赤のSUVが凛子の眼前に停まったのは、番組終了から日もとっぷり暮れた午後8時過ぎのことだった。
家々の明かりどころか街灯すらない大自然のど真ん中で、ただひたすら待っていたのである。
迎えに来るかどうか、遊戯をしていたワケではない。
ただ単に、歩いて山道を下るのが面倒臭かっただけだった。
「口開いたと思ったらそれなん? 凛子ちゃんらしいけど」
「なんで横浜から3時間も掛かるの! 新幹線とレンタカー乗り継げばもうちょっと早いでしょ!?」
「それなー。全然思いつかなかったわ」
話しぶりから察するに、琴音はラジオ番組をやりきったその足で、高速道路を疾走して来たのだろう。声にはハリがなく、半分以上減ったガソリンメーターも、ほぼ休息なしだったことを物語っている。
「でもよかったよ、凛子ちゃんが無事で」
何気ない運転手──黒須琴音の言葉が、芯まで冷えた体の奥底に熱を起こす。
それを悟られたくなくて、凛子は助手席側の車窓に目をやった。
いま視線を合わせてしまえば、きっとすべてを許してしまう。そうはいかないし問屋が卸さない。悪いことは悪いと躾けるのもマネージャーの仕事だと言い聞かせて。
「……先に言うことあるんじゃないの?」
「凛子ちゃんの心配以上に?」
「こうなった原因!」
「忘れちった」
「さらっと流せると思わないで。言っとくけど、ちゃんと謝らないと許さないし、謝り方が気に入らなくても許さないし、謝ったとしても根に持つ」
「結局許さないんじゃん」
「別にどっちでもいいよ? 貴女がどうしてもって言って頭下げるなら、考えてあげなくもないってだけ」
勢いで言ってしまってから後悔した。琴音が折れてくれないと、わずかに繋がっていた糸すらも切れてしまう。
「ツンデレなん?」
「……車停めて。降ろして」
「冗談だってば」
麓のコンビニ駐車場で琴音は車を停めた。横浜からここまでノンストップで駆け抜けてきたからだろう、大きく伸びをして、車内灯のスイッチを入れる。
オレンジ色の小さな灯りが、琴音を照らし出した。アイメイクが崩れて、瞼も目元も真っ黒にくすんでいた。パンダそのものだ。
「……ごめん」
「何が?」
「凛子ちゃんを傷つけたから」
「何をして?」
言い淀む琴音の姿は、今まで見てきたどんな役よりも弱々しく、小さく見えた。ここに居るのは、煌びやかな衣装も経歴もない、これまでずっと目を背けてきた素の黒須琴音。
子どもじみていてワガママで、どうしようもないくらい身勝手だ。まるで凛子が想い描く理想の恋人ではない。
だけどもう構わない。理想でないならば、理想に変えればいいだけだ。幸いにして相手は、化けることに長けた女優。灯台をお望みならば、お望み通りに導くだけ。凛子好みの、憧れの女性に。
「えっと、さ」
「もういいよ、私が怒ってる理由なんてどうせ分かんないし。水に流してあげる」
「さっきサラッと流せると思うなって言ったのに?」
「流してほしくないの?」
「じゃあ流しとく」
そんなことより、今は別の話がしたい。
「メイク落としたら? 私の好きな顔が台無し」
「いま持ってない」
「コンビニで買ってきてあげるから」
「ならコーヒーと、何か食べるもの」
「微糖とサラダね」
「それでドレッシングは……」
「和風でしょ」
助手席のドアを開けて、琴音と視線を交わした。
互いの気持ちなんて今さら確認するまでもない。
「凛子ちゃん、待って」
「ん?」
琴音は泣き腫らしたまま、微笑んでいた。
「好きだよ」
素直に答えるのは負けた気がして、気を抜くと緩んでしまいそうな表情筋を精いっぱい引き締めた。
「分かってるよ」
メイク落としと軽食がふたり分。カーステレオを聴きながら目の前の食事を貪るだけの無味乾燥とした時間。
交わることのなかったふたりの人生は、ようやく重なった。
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