第7話 人生100%RTAin612,960:18:43字幕解説パート①
全てのイベントフラグとアイテムを入手し、クリア(天寿を全う)を目指すタイムアタック。
今年4月までは世界記録は653132時間でしたが、新技OKYの発見で638927時間に。更にそのOKYに関する大発見で2200時間の短縮、その他諸々でここまで縮まりました。詳しい解説は後述します。
開始マップと言語は日本。寿命の短い男性を選択。
オギャった瞬間から計測開始。
母親に抱きかかえられています。適度に泣いて元気であることをアピールしましょう。このシーンで大人しすぎると、入院が長引きタイムロスになるのでしっかりと主張が必要です。体をきれいにしてもらったら、あとは寝てしまっても大丈夫です。
その後退院まで怠惰に過ごし、自宅まで移送されます。このとき赤子の取り違えが発生した場合は、別のチャートを余儀なくされます。この時点で世界記録の可能性は消失。しかし、面白いことにその場合の攻略難易度は20代を機に劇的に下がるので、過去の記録では実際に使用されたこともあった。
無事自宅まで到着したら、生活が始まります。おなかがすいたとき、おむつがいっぱいになったときは遠慮なく泣きましょう。
乳児から幼年期では特に気を付けるべきポイントは少ないが、一つだけ重大なバグが潜んでいる。そう、産後クライシスだ。
低い乱数ではあるが、発生したら両親の離婚の確率が跳ね上がるので、なかなかにやらしい運ゲー。それを防ぐために、日ごろから愛嬌振りまき笑顔を向けておこう。
ちなみに、近所に親族が住んでいる場合は家事育児の分担が最適化されるので、初の育児であってもそこまで深刻化はしない。
ここから43920時間まではしばらく見どころもないので、今回の100%RTAにおけるレギュレーションの説明を少し。
まず、すべてのイベントフラグとは冠婚葬祭のことで、これらは一項目につき一回ずつで達成とみなされる。
次に、すべてのアイテムとは賃貸以外の住居の所得、取得累計資産総額2億円
(これは一般的なサラリーマンの生涯報酬が2から3億円なため)、以上である。
アイテムは容易に達成可能なのに対し、イベントフラグは乱数によるムラが大きく、特に結婚までのプレイングが、このRTAでの最大の難所であり見せ場でもある。
クリア条件は『天寿の全う(てんじゅのまっとう)』で、これには病死・自殺・他殺・事故死・餓死は含まれない。あくまで老衰による自然死のみをクリア条件とする。
と、ここで43928時間が経過。
そろそろ本チャートにおいて最大の目玉である新技、OKYを使用する。
方法は簡単で、『おさななじみとけっこんのやくそくをする』。
これだけである。
このたった一つのシーンフラグを取得するだけで、175200時間頃から始まる高難度の運ゲーを回避できる。まさに革命である。
それによって大幅に時間的猶予が生まれた。
さらに、今までRTAでは時間の圧迫で無駄と思われてきた筋トレが、寿命の短縮・魅力の増強によるルートの安定に有用であると判明。日の目を見ることに。
そして、OKYをしっかり決めてシーンフラグを取得。
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