第二章 丑の刻参り

6、丑の刻参り

 


<丑の刻参り>


 丑三つ時(現在の午前2時~3時)、密かに神社や寺に参拝し、呪う相手に見立てた藁人形をご神木か鳥居に釘で打ち付けて、呪いの成就を果たす儀式。


 白衣に神鏡を身に着け、一枚歯の高下駄を履き、女なら櫛を口にくわえる。五徳を逆さにたてローソクを3本明かりをともしたものを頭に被る。

 

 道中、けっして人に見られてはいけない。見られたら、見た者を殺さなくてはいけない。


 七日間にわたって行い、満願の七日目に人形が釘で刺されたところと同じ場所が痛んで、死ぬという。




(参考文献:日本呪術全書)

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