第4話 雪の国

北の最果て、この町は、1年中 銀世界

雪に覆われる。

冷気が風に乗って流れ込む

寒さからだろうか?

恋人達のよりそう光景。

ちらほら家族が一家団欒で賑わう様子も目に映り

人肌が恋しくなる。

僕は知らない、

白く光る優しい雪が、死体の上にしんしんとふり積もっていることを、

僕は知らない、その家族がたどる末路を

雪はただ

そこに何もなかったかのように白く染め上げていく。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

冬だから クースケ @kusuk

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ