第5話 再びこうざんと再びじゃんぐる
〈〈動物紹介〉〉ホッキョクウサギ
モフモフでボリューミーなところがウサギらしいところ。元々の体からは想像できないほどの毛で覆われて、とっても柔らかそうな毛に覆われた動物です。
かわいらしい鳴き声をして、口がかわいいですよね。ウサギはアルパカみたく、上の唇がピピッて半分に分かれてて、餌を食べるときがかわいらしいです。
1つのチームってか、群れですけど、1頭だけサルみたくボスがいて、あいつの言うことは絶対聞かなくちゃいけないとか、そういうのはウサギの社会にはなくって。
ちょうきょだいどうぶつえんじゃぱりぱーく ごぐーるおねえさん(じゃぱりぱーく)
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「デキルヨ。タダ、一度下ニ降リナクテハイケナイネ。」
「ほんとですか!?アルパカさん!ちょっと下に行ってきます!」
「タダ、人数ガ必要ダネ。アルパカタチモ呼ンダホウガイイヨ。」
「すいません。アルパカさんやトキさんたちも来てくれませんか?」
「わかったぁ↑よぉ~。トキちゃんたち呼んでくるねぇ~。」
「すいません。お店もあるのに...」
「いいんだゆぉ~。もともと『ていきゅうび』だったからぁ~!」
「えっ、休みだったのに...急に訪れて、迷惑だったりしてませんかね...」
「お客さんが来てくれるならぁ、いつでもうれしいゆぉ!」
そして僕たちはロープウェイ乗り場まで来た。
「また...これ漕がなくちゃいけないんですか...」
「それは大丈夫だとおもうよぉ。二人はぁ、トキちゃんたちに運んでもらえばいいでしゅぉ?私゛は足腰強いからぁ、普通に山を下りれば漕がなくても済むでしゅぉ?」
「フレンズを運ぶのは任せてほしいんですけどー」
だそうだ。なのでここは甘えさせてもらう。
「すいません、お願いします。」
トキとショウジョウトキは僕とルルを抱えて飛んだ。
アルパカは普通にひょいひょいと軽快な足取りで降りて行った。
「はぁぁ~...飛んでる~...」
僕は思わずため息が出た。
背中にトキのが当たるが、気にしないことにした。
「...」
ルルが不機嫌そうな表情でこちらを見てきた。
なんでだろう。
「よし、着いたわ。」
「ちょうど私も着いたゆぉ。」
「ジャア、ツイテキテネ。」
ボスがそう言いだし、みんなの前を歩きだした。
「ココダヨ、ココダヨ。」
ボスはそう言い、さっきの倉庫の前でぴょんぴょん跳ねた。
そこにはシーラとコンクもいた。
「あら、あなたたち。もう用事は終わったの?」
「いえ、まだですが、やりたいことがあって...」
「...アッタヨ。コノ『ゴンドラ』ヲロープウェイ乗リ場マデ、運ンデホシインダ。」
そこにはかなり大きい箱の様なものがあった。
「これを...」
「ん全員でも持ち上げられるか...?」
とりあえず、その場にいる全員で持ち上げてみる。
「「「「「「ん「よい~っしょ...!!」」」」」」」
全員でやっと動かせる程度だ。
2分後
「ん...いくらフレンズでも...この重さはキツイ...」
「一回...置きましょう...?」
「せーの、っよいしょ。」
僕たちは近くの少し平らになっているところにゴンドラを置いた。
「うーん、ここからロープウェイ乗り場まで結構あるわよ。どうするの?」
みんなが頭を抱えていると...
「おっ、シーラ!面白そうなことしてんじゃん!ウチも混ぜてよ」
「えっ!レプス!?何でここに?」
「いやぁー、ちょっとお仕事関連でサバンナまで呼ばれちゃってね。」
「あの...あなたは...?」
「あー、シーラとコンク以外は初めましてだね。ウチはレプス!ホッキョクウサギのレプス!雪山でハンターやってる!」
真っ白な彼女はホッキョクウサギのフレンズらしい。
「で、何やってんの?」
「この箱をロープウェイ乗り場まで運んでるの。手伝ってくれる?」
「もちろんいいよ!ただ、足の速さや力に自信のないフレンズは先回りして案内してくれると嬉しいかも。」
というわけで、僕とシーラは抜けてロープウェイ乗り場までの目印になることにした。
「よし!じゃあ行くよ!」
レプスがそういうとみんなはゴンドラを持ち、そこそこの速さで走った。
速い!僕とシーラがいなくても、それ以上の速さで運んでいる。
「速いですねぇ...」
あっという間にロープウェイ乗り場に着いた。
「ソレジャア、ココニゴンドラヲヒッカケテネ。」
「よぅいしょ!」
ゴンドラが線に引っかかると、ボスは目とお腹を緑色にした。しばらくすると、「ポーン」と鳴き、ゴンドラの扉があいた。
「ジャア、上ニ行キタイフレンズハ乗ッテネ。」
「それなら、私とコンクは倉庫で待ってるわ。」
「んいってら。」
「じゃ、ウチはお仕事があるのでこの辺で。またなんかあったらウチを頼ってね!」
というわけで、トキ、ショウジョウトキ、アルパカ、僕、ルル、ボスがゴンドラに乗った。
「ジャア、出発スルヨ。」
ゴンドラがゆっくりと動き出した。
「「「「「おぉ!」」」」」
数分間、不思議な感覚を感じ、頂上に着いた。
「あっという間だったにぇ!」
「...ジャングルチホー高山ノゴンドラヲ5台発注...常時稼働...乗リ場ノ近クデハ、勝手ニ扉ガアイテ、シバラク進ムト勝手ニトビラガ閉マルヨウ設定...完了。」
「ん?ボス?どうかしたかしら?」
「ゴンドラヲ増ヤスヨウ、オ願イシタンダ、一週間後ニハクルヨ。」
「まぁた取り付けるのかぁ...」
「イヤ、大丈夫ダヨ。他ノラッキービーストガ勝手ニ取リ付ケテクレルヨ。アト、充電ガ終ッタカラ電池ヲトリニイコウ。」
そうしてカフェまで歩く途中、足元に不思議な模様があるのが見えた。
「アルパカさん。これは?」
「あぁ、それにぇ...」
「ちょっと失礼するわね。」
トキたちはそういい、僕とルルを抱え真上に飛び立った。
「ほら、下を見て。」
「下?」
するとそこにはカップのマークが浮かび上がった。
「わぁ~すごいですね!」
「これは、かばんが作ったものなのよ。他にもじゃんぐるちほーの川に橋を架けたりしたわ。」
「へぇー、そのかばんさんについて教えてもらってもいいですか?」
すると彼女は「もちろんよ。」といいながら地面におり、カフェまで歩きながら話した。
「かばんは私のファンで、私の歌にいろんなアドバイスをくれたのよ。」
「トキさん、歌を歌ってるんですか?」
「聞きたい?なら一曲...」
「トキ!?それは紅茶を飲んでからのほうがいいと思うんですけどー。」
「それもそうね。そっちのほうがうまくなるし。」
「あとかばんちゃんはぁ、お客さん第一号なんだゆぉ!ゴコクに行く前はよくこのお店に来てくれたんだゆぉ!」
僕たちが話しているとき、ルルがいつもより近い距離にいた気がするがなんでだろう。
そんなことをしているといつの間にかカフェについており、これまたいつの間にかボスが電池を頭にのっけて、電池と一緒に僕のバックの中に入っていった。
「充電ハ終ワッタカラ、イツデモ下ニ行ケルヨ。」
「その前にぃ、紅茶飲んでかない?」
「あ、お願いします。」
そういい僕たちは外の席に座った。
なんかルルがこちらに椅子を寄せてきた。
「は~いお茶だゆぉ~。」
「いただきま~す♪」
僕は紅茶を一口飲んだ。
ほんのり甘くて飲みやすい。
「じゃぁ、ここで一曲...」
すぅ「私はートーキー♪仲間を見つけーたー♪ここにいたーよー♪私のー仲ー間ー♪あぁ仲ー間ぁ...♪」
パチパチ「あは、すごいですね!」
パチパチ「やっぱトキちゃん上手だゆぉ!」
パチパチ「普通にうまいんですけど...」
パチパチ「...」
「ムフッ、なんだか照れるわね。」
しばらく休んで...
「下にシーラさんとコンクさんを待たせてるのでそろそろいきますね。」
「は~い、またにぇ~。」
「私たちは基本ここにいるからなんかあったら呼ぶといいんですけどー。」
「また私の歌を聞きに来てほしいわね。」
「はい!ありがとうございました!では、また!」
帰りのゴンドラ、ルルとの距離が本当に近かった。
「ねえ、ぼとる?」
「なんですか?」
「ぼとるは私のこと好き?」
「もちろん好きだよ?」
僕はもちろんLikeだよ?と返した。
「...ありがと...」
僕たちはゴンドラを降り、倉庫へ向かった。
「おっ、今度こそ用事は済んだのかしら?」
「はい!ありがとうございました!」
「んコンクちょっとトラック動くところ見てみたい。」
ボスは電池と一緒に鞄から飛び出し、トラックのほうに向かった。そして電池をトラックにさした。
「コレデ動カセルヨ。危ナイカラチョット離レテテネ。」
するとトラックは前に動き出し倉庫から出てきた。
「「「「おぉ!」」」」
「ヨシ!動クネ。ジャア、シュッパツスルヨ。」
僕とルルは後ろに乗り込んだ。
「じゃぁ、またね。」
「んまた会おう。」
「ありがとうございました!また!」
そういい僕らは手を振った。
~トラック内~
「ねぇ、ぼとる?」
「なんですか?」
「次は砂漠だね。」
「そうですね。」
なぜかぎこちない会話をいくつか交わし、僕は気づくと眠りについていた。
「誰も...見てないよね...」
そういいルルはぼとるを膝枕した。
~一方、倉庫~
「よし!じゃあ私たちは、博士のところに行きましょう!」
「ん了解!」
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〈〈動物紹介〉〉チンパンジー
ちょっと人間のような感じする
聡明な頭をしてるのがチンパンジーです。
木にも登らなあかんし、水にも入らなあかんし
どこでも、こう、狩りしたりできるような体になってるんで。
サルの模様は一般的にはないものとされてますやんか。
でも、よく見ると、個体ごとに差あるのがサルの模様です。
ちょうきょだいどうぶつえんじゃぱりぱーく ごぐーるおにいさん(じゃぱりぱーく)
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