黄色の花

@kannzakihibiki

第1話 報告

1人の少女が笑顔で話す


「お母さん、お父さん、私好きな人ができたみたいです」


その笑顔は輝いており未来の希望に満ちていた


「おふたりもきっと認めていただける素敵な男性です」


少し悲観的なのですけれど、と小さく付け足して


「だから私、彼にもっと好きになってもらえるよう頑張ります」


むん!と両手を胸の前で強く握る


「だから、天国で見ていてくださいね」


最後に飛びっきりの笑顔を見せて彼女は墓地を後にする






ラーレ・イエロー 絶望 救いは無い






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