第4話 ほぼメイドの近況報告
はーい、こんちゃ。職務倦怠メイドことミーナでぇす!最近の王女と言えば廃人ニートエド様のお世話に付きっきりでして、私と遊ぶ暇もありません。エド様は我々が黙ってると何時間でも部屋で虚空と睨めっこするので、王女は彼と2人で外出して気分転換をすると言うのです。
私は仕方なく通常業務(家事という肉体労働)に従事してますが、バレないようにサボってたら同僚の巨乳高飛車メイドに告げ口されて偉いメイドばばあに怒られました!なんなんすかねぇ?あいつ。黙ってりゃあ良いものを。
てか、あいつはいつもそう。「王女様の部屋に通いすぎだわ。自分の仕事をしてるの?」とか「もっと真面目に働きなさい!よくもまあ堂々と王女様の前にいられるわね。」とか鬱陶しいのです。自分に自信満々だから他人に口出ししたがるのだと私は思いましたね。
そしてある時私は言いました。
「うるせー!巨乳高飛車女がァ!!自分のスタイルが良いからって偉そうに指図すんじゃねーーぞ!びっちコラァ!」
そしたら
「それはあなたのコンプレックスでしょ貧乳つり目女!王女様に仕える身としてしっかりなさいって言ってるのよ!」と彼女は半泣きで言い、走り去りました。
ああなるほど。王女様と私が仲良しなの羨ましいのだなあ?完全に理解、彼女の嫉妬です。間違いない。
それにしてもあの子が、ほんの少し可哀想に思えました。今度王女様と遊ぶ時誘ってやろう。そうしよう。
でも貧乳って言いやがったのは許さねぇ。だいたい近頃どいつもこいつも乳デカすぎ問題が発生してるのだ。全員ホルスタイン(乳牛)とのハーフかよ畜生。
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