第2話 レンジの中に...

きょうは大好物のエビチリだ~♪

るいはルンルンしながらピッと2分セットしたレンジにカトウのご飯をいれてチンした。

すると1分を過ぎた辺りから容器の端から緑色の煙が出てきている。

るいはテレビを見ながらエビチリをつまんでいるためレンジで起こっていることに気づいていない。 

ピーピーピー♪

やっとチンができた!るいはレンジの方を見て驚いている。

レンジの方から緑色の煙と中からバンバン叩く謎の音が聞こえるのだ。

いやいや、カトウのご飯からこんな煙も物音もするはずないし普通!

あまりの怖さにるいは気絶した。


「お~い!おーい!!!!起きろ!!」


誰かが叫んでいる。


ん?いや、おかしい。

私の他に誰もこの部屋にはいないはず。


もうアレだ。

きっとドロボウだ!


死んだふり死んだふり...。


目を開けたら殺されるかも。


るいは必死に目をつぶったままでいた。


「トウッ!!」


?!


謎の一声のあとに腰に針で刺されたような

痛みが走った。


るいはもう耐えられなくなって飛び起きた


なにするん?!


えっ?!


るいが刺された方向を向くと

そこには湯飲みの大きさぐらいの

ヒーローのような服装をした人間らしきものが

決めポーズをしてこっちを見ていた。







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珍なヒーロー達と私 なぞねこ @kinnokabocha

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