第7章 国境街(二)
国境街 路地裏にて
何か大きな物音を聞いたような気がして、リュシールは目を覚ました。辺りを見回して、状況を確認する。ここは路地裏である。今日は、薬屋の店主に教えられたもう一つの薬屋へ行くという目的があった。リュシールは立ち上がる。
見上げた空は明るく、空の青色が建物と建物の隙間から覗いていた。すでに朝を迎えて数刻の時が経っていた。
リュシールはここが街のどの位置にあたるのか分からなかった。薬屋までの道のりを誰かに聞こうにも、大半の通行人は昨日の騒動を知っているので、それは危険な行為であった。騎士兵達がリュシールを捜し回っている中、表通りを歩く訳にもいかない。リュシールは路地裏を歩き、薬屋を目指す事にした。
路地裏を歩くといっても、表通りへ出ないように注意しているため、ほとんど歩ける道は限られていた。時折、リュシールが表通りをちらりと覗けば、そこには三四人ほどの騎士兵の姿が見られた。薬屋を見つけようにも、建物の後ろからではどれがどんな店なのかが分からない。歩いては、ただいたずらに時間が費やされるだけであった。
リュシールは無意識の内に自分のお腹へと手をやった。そこで初めて、自分はお腹が空いているのだと気付く。あの村を発ってから、たった一度も食べ物や水を口にしていない。なんでも良いから口に入れたかったが、そうもいかない。手元の硬貨は薬を買うためにあるので、それで食料を手に入れる訳にはいかなかったのだ。
リュシールの足取りは徐々に重くなり、体には疲労が溜まり始めていた。疲れが堪え切れなくなって、何度も立ち止まりそうになる。その度に、リュシールはベルティーナの事を思い浮かべた。そして、姉である彼女の病気で苦しむ姿と自分を引き比べる。そうすると、自分の疲れはなんでもないものに思えて、再び歩き出そうと頑張る事が出来たのだ。
リュシールが歩き続けて、すでに昼を過ぎようとしていた時だった。ある建物の前を通り過ぎようとすると、どこからか奇妙な臭いと生温かさが漂ってきた。それを感じ取ったリュシールはふと立ち止まる。漂ってくるそれらの元を辿って、この建物だと分かり、近くに騎士兵がいないかを確認して表通りに出る。
目の前の建物の傍には、小瓶から一筋の煙が立っている絵のついた看板があった。リュシールは見覚えのある看板を見つけて、これが薬屋だと分かる。薬屋の店主が教えてくれた店なのかまでは、リュシールには判別出来なかった。が、とにかく店の中へ入ってみる。
店内の様子はあの薬屋と大して変わらなかった。一つ違うのが、店主の人間であった。
薬屋の男はその細ばった目つきでリュシールを見る。
「なんだ、こんなボロ店に用か? 冷やかしならかえってくれ」
「いえ、お薬が欲しいのですけど」
リュシールはそう言いながら、薬屋の男がいるカウンターに近づいた。薬を買いに来たと聞いて、薬屋の男は少し機嫌を良くする。
「へぇ、そいつは意外だ。で、いくら持ってんの?」
「えっと、銀貨を合わせて金貨十五枚程度です」
リュシールの手持ちが分かるなり、薬屋の男は露骨な舌打ちをしてリュシールを一瞥する。
「駄目だな、そんな端た金じゃ薬は売れねえ。せめて、金貨四十枚は持ってくるんだな、まあ、あんたみたいな浮浪者のような恰好をした庶民じゃ、そんな金は用意出来ねえだろうがな」
「そんな、昨日訪ねたお店でもお薬が買えず、苦労してここまで来たのです。私の大事な人が苦しんでいるのです、どうか、お薬を譲ってはくれませんか?」
「俺の知った事じゃないな。金がある奴には薬を売る、それだけだ。おめえも知ってるはずだ。こんな時代じゃ、薬を買ってくれる奴は国か貴族、はたまた騎士兵ぐらいだ。“先の正戦”による戦争時代が最盛期、今や需要の低下と薬師の激減で薬が高騰さ。俺だってこれを売らないと、食い物にありつけないからな。っと、おめえにこんな事を愚痴ってもしょうがないか」
リュシールにはもうこの先の当てなどなかった。ここで諦める訳にはいかず、更に食い下がる。
「お願いします、私の一生涯の頼みと思って、この願いを聞き届けてはくれませんか?」
「しつこいね、駄目なものは駄目なんだ。せいぜい、自分の境遇と貧しさを恨むんだな」
リュシールは苦労続きのせいもあって、思わず涙を流してしまう。
「男が皆、女の涙に弱いと思わない事だ。ここはお互いのためだ、店が辛気臭くならない内に出ていってくれ」
リュシールはどうする事も出来なかった。仕方がなく、彼女が店の出入口に向かおうとする。
と、突然、店の出入り口である扉が大きな音を立てて開かれた。そこから三人ほどの騎士兵が現れて、リュシールを包囲した。騎士兵の一人が他の二人に言う。
「やっぱりそうだ。どうだ、俺の言った通りだろう?」
「分かったよ、しかし、良く分かったな。外の窓から見えていたのは後ろ姿だけだったのに」
「馬鹿野郎、それで見分けられなくてはどうするんだ。仮にも俺達は、捜索隊に抜擢された騎士兵だぞ?」
リュシールは驚きと恐怖で体が固まっていた。薬屋の男も唐突な事に呆然としていたが、すぐに気を確かにして騎士兵達の顔を見回す。
「なんなんだ、あんたらは?」
その問いに、一人の騎士兵が答える。
「いや~、旦那、ご迷惑をかけて申し訳ありません。この女、現在国から逃亡している国賊の一味でしてね。旦那も知っているでしょう、あのミリアリーノル公爵の妹なんですよ」
事実を知らされて、薬屋の男は驚きのあまりリュシールを見やる。
「旦那も危ないところでしたね。よし、この女をドルチュード公爵の御前にお連れするぞ」
三人の内の二人がリュシールを両脇から押さえようとする。リュシールは抵抗し、その手から逃れようとするも、背後はカウンターによって阻まれていた。
「嫌、止めて下さい!」
「大人しくするんだ、お前は国賊とは言えミリアリーノル公爵の妹、怪我をさせたとなっては俺達が責任を問われてしまう」
相手が大の男三人では、リュシールの抵抗はほぼ無意味であった。彼女は為す術もなく捕らえられ、両手を縄で縛られてしまった。
「では、旦那、失礼致します」
騎士兵達はリュシールを連れて店から出ていき、街中の北部にある軍部拠点に向かった。
国境街の軍部拠点はどこも要塞のような外見を呈しており、いざ隣国からの侵略に対抗し得るように通常の町よりも強大な軍事力を有している。そのため、俗に『仮城』とも言われ、軍事演習を行うための敷地が他の軍部拠点よりやや広めに取られている。
そこへ到着すると、敷地の隅に張られた大型のテントの中に入った。奥には大きな机と椅子があり、そこにアデラールが座っていた。このテントはアデラールによって設置された捜索隊の拠点である。
騎士兵三人の内一人が、他を代表してアデラールの前へ進み出て、跪いた。
「ご報告申し上げます。我々捜索隊の三卒は、街の中を巡回していましたところ、ミリアリーノル公爵の妹リュシールと思われる女性を発見致しまして、これを本部へ連行致しました。どうぞ、ご確認下さい」
「御苦労、その女をもっと前に」
跪いていた騎士兵は脇に避け、代わりにリュシールを前へと進ませた。アデラールは立ち上がり、机の前に回ってリュシールに近づく。リュシールの身に着けているマントを剥いだ。
「おお、これはまさしくリュシールではないか! そこの三卒、大手柄であるぞ、後に褒美を取らせよう」
「有難き幸せ、お褒めに与りまして光栄でございます」
三人の騎士兵は声を揃えて、アデラールに向かい一礼をした。
リュシールは目線を床に落としていた。アデラールの顔を見る事が出来ずに、床を見つめて黙り込んでいる。アデラールは元の席に戻り、そこからリュシールを見やった。
「しかし、リュシール妹様がこの街におられたとは思いも寄りませんでした。では、貴女様がおられると言う事は、貴女様のお姉様もこの街のどこかにおられるのですかな? それとも、もしやついに見捨てられて、一人途方にくれながらこの街を彷徨っていたのですかな?」
アデラールは嫌な笑みを浮かべて、そう問うた。
リュシールは反論しようと顔を上げる。だが、そこで少し思い止まった。この問いに論を返せば、必然的にベルティーナの居場所を教える結果になると思ったのだ。言葉を濁したとしても、アデラールが執拗に問い詰めてきて、リュシールの反応からベルティーナの居場所をあぶり出すであろう。リュシールは黙り続けた。
「おや、まさか、図星でしたか、それは可哀想に。やはりミリアリーノル公はとんだ冷徹な人間ですな、一刻も早く捕まえて、陛下の御前に引き出し、然るべき罰を与えねば国の存亡が危ぶまれましょうぞ。なんとも恐ろしい、あの女は人の皮を被った化け物、魔女ではないか!」
さすがのリュシールも、愛する姉を魔女と貶されては黙っていられない。
「お姉様を悪く言わないで下さい! 元はと言えば全て貴方のせいだわ、お姉様は何一つ悪くないもの。少なくとも、貴方よりは立派な、いいえ、貴方なんて足元にも及ばない、普通であれば、お姉様は貴方の姿になど目もくれてやらないわ」
「ほう」
アデラールは顎を前に押し出して、リュシールを見下す。
「健気ですな、己の姉に見捨てられても尚、姉の名誉を守ろうとするとは。しかし、それをするには些か妹様のお言葉が足りないようだ。それもそうでしょう、館外の人間とはほとんどかかわる事が出来ず、また元よりご自身の知識が足りていないとあれば、妹様の放つ言葉は実に拙い事極まりない。これでは、それを一々相手になさるミリアリーノル公もさぞお疲れになった事でしょう」
アデラールの底意地の悪い嫌味が、強気に出ていたリュシールの心を急激に冷やしていった。アデラールは矢継に次の言葉を畳み掛ける。
「きっと今頃、出来損ないの妹がいなくなって、ミリアリーノル公はさぞかし気分を良くしている事でしょうな」
リュシールの、アデラールに対する反抗心はみるみる内にしぼんでいった。それと入れ替わるように湧き出てきたのは、自分自身に対する卑下と卑屈だった。リュシールはアデラールの言った事を完全に否定出来なかったのだ。ここに至るまでの逃亡生活を顧みて、自分がどれだけベルティーナに迷惑をかけていたのかを考える。
「ドルチュード公爵、大変でございます!」
と、一人の騎士兵がテントの中に入ってきて、アデラールの眼下に走り寄る。アデラールはその騎士兵を訝りながら見やった。
「何事だ」
「ご報告申し上げます。先程、街の門を二人の女性が強行突破、不正に入街を致しました。また、見たところ、その二人はミリアリーノル公爵とその従事者のようです。現在、街中を馬にて暴れ回っている模様です」
騎士兵の報告を聞き、アデラールは高らかに笑い出した。
「あやつめ、ついに気でも狂ったか! だが、私には好都合だ、探そうと思っていた輩が自分からのこのこと現れおった! どうやら、天は私に味方をしているらしい。おい、そこの」
アデラールは眼下の騎士兵に命令する。
「幾人かの兵を使っても構わん、今すぐミリアリーノル公に使者を遣って、軍部拠点の門前の広場へ来るように伝えるのだ」
「は、直ちに」
その騎士兵は命令を受けて、テントから走り去っていった。また、アデラールはテント内にいる全ての騎士兵にこう告げる。
「皆、聞け! 今より、国に背きし賊を捕らえる、残りの兵も全て集めて、門前の広場にて隊列を組め! おい、そこの三卒」
テント内の騎士兵達が慌ただしく外へ出ていく中、アデラールはリュシールを連れてきた騎士兵ら三人を引き留める。
「お前らは、檻を積んだ護送車を用意しろ。そして、そこへリュシールを放り込んで、門前に構える私の隣へ持って来い。……ああ、そうであった、後はこいつに猿轡をつけておけ、念のためだ、何かを口走ってミリアリーノル公を刺激させてはいけないからな。さあ、急げ!」
「はっ!」
指示を受けた三人の騎士兵はリュシールを連れて、外へ出る。リュシールは、ベルティーナがこの街へやって来た事に驚いていた。疑問と不安を抱えながら、リュシールは騎士兵らに歩かされる。
テントの外の上空の陽は昇りきっていった。後は来たるべき夜のために落ちていくだけである。
イルミッツェ王都より北の地 国境街にて
リュシールが三人の騎士兵に捕まる少し前、一方ベルティーナとリアは国境街の門前に到着していた。厳重な警備と検問を突破する方法を探るため、二人共に馬を降りて、門を出入りする通行人の流れの脇で足を止めている。リアは小声で、ベルティーナに耳打ちをする。
「お嬢様、如何致しましょう? この通行人の量のせいでしょうが、幸い門の扉は開放状態にあります。ですが、検問官が門前に十数人、城壁の上には武装した騎士兵が十数人ほど控えております。また城壁の兵は弓を持っています。ここを安全に通り抜けるのは少々難しゅう御座いましょう」
「そうね」
ベルティーナは間隔の短い呼吸を抑えながら、良い案がないか考える。しかし、体の不調が思考を阻害し、思うような良策が中々浮かばない。苦悩を醸し出すベルティーナを、リアは心配する。
「お嬢様、あまりご無理をなさらずに。やはりここは、私が単騎で……」
「いいえ、私なら大丈夫よ」
ベルティーナは一つの案を思いつき、リアと共に通行人の流れから程良く距離を取って、続ける。
「どうせ、はなから安全など無理なのであれば、強行策に出ましょう。良いか、リア? まずはこの馬であの門を早急に潜り抜ける、そして、私は東、リアは西へと二手に分かれてリュシールを捜すのよ」
「お嬢様、それは大変危険で御座います。何故、自らの手によって、自らの御首をお締めになろうとなさるのですか?」
「そうね、己の首を絞めるのだから、その手にはより一層力を込めなければいけないわね。リア、二手に分かれたら、その馬を何よりも早く、手荒に走らせなさい。それから、一通り捜し回ったのなら、街の中央にある大広場で落ち合いましょう。何、心配しなくても良い、この街には何度か来た事があるわ」
ベルティーナは危うい足付きで馬に跨ろうとする。
「お待ちを。お嬢様、どうか、お気をしっかりお持ちになって下さい」
「リア、私は正気よ」
「では、何故、そのような愚行をなさろうと? せめて、それにお答え下さい」
ベルティーナは目を細めて、その目先をリアへやった。
「貴女、いつになく察しが悪いわね」
「お嬢様の御身を思えばこそ、私はあえて鈍感にでもなりましょう」
その言葉でリアの意図を理解したベルティーナは、ふと薄い笑みを零す。
「そう、ならいいわ、私の考えを教えましょう。云々、故に、ここは門を強行にて突破し、私達が街の注目を集める事によって、リュシィの方から私達を見つけてもらう。どう、満足かしら?」
元より、リアはベルティーナの考えを理解していた。ベルティーナの「云々」という短い言葉は何も冗談ではなく、ベルティーナがリアのそれを把握した上で放ったものであった。ベルティーナは一つ咳をして、早々と馬に跨る。
「リア、分かっているのなら、私に続きなさい」
ベルティーナは勢い良く馬を出し、門へ向かう。リアも遅れまいと、馬に乗って走り出す。ベルティーナは抜剣し、出せるだけの力を振り絞って叫ぶ。
「退け! ここにオルシャンツァ家当主ミリアリーノル公爵あり! 我に斬り捨てられたくない者は道を空けよ! 我を捕まえんとする者は、我の前に勇ましく立ちはだかってみせよ!」
ベルティーナの叫びは多少掠れていたものの、周囲の人間に畏怖を抱かせるには十分であった。門の向こうまで続いていた通行人の流れは真っ二つに割れる。その間をベルティーナとリアは走り抜けるが、その進路上にある門下には十数人の騎士兵が立ちはだかっていた。門下の兵は槍を構え、城壁の上にいる兵は弓矢を構えている。
ベルティーナは凛々しい笑みを浮かべた。
「よろしい! それでこそ、ヴァルロリアの騎士兵だ!」
城壁の上から矢が放たれ始めても尚、ベルティーナ達は速度を落とさない。リアも弓で応戦し、ベルティーナを援護する。門を潜り抜ける際、ベルティーナは一人の騎士兵を一斬りし、剣に付着した血を払った。その場にいた通行人達がどよめく。
ベルティーナ達は街へ入ると、打ち合わせた通りに二手に分かれた。ベルティーナは街の東を大胆に、リアは街の西を注意深く駆け巡る。やがて、二人は街の大半を巡り終え、街の中央にある大広場で落ち合った。
「リア、どうだった?」
「いえ、残念ながら、私の方ではお見つけする事が出来ませんでした」
「そう、ならば、ここでしばし待ちましょう」
ベルティーナとリアは馬に跨ったまま、大広場の真ん中に留まった。彼女達から大きく距離を置いた通行人達が、その大広場を囲っている。彼らは遠目でベルティーナ達を眺め、隣人や連れの者と様々な憶測を交わし合っていた。
それから一刻も経たない内に、ベルティーナ達の前に数人の騎士兵が現れた。内一人が彼女達に向かって言う。
「ミリアリーノル公爵とお見受けする。街の北にある軍部拠点、その門前にてドルチュード公爵がお待ちである。直ちにそこへ参られよ」
ベルティーナは驚いた。アデラールがこの街にいるなどと露程にも思っていなかったからである。ベルティーナはその騎士兵を見返す。
「ドルチュード公が? 何故?」
彼女の鋭い視線に貫かれた騎士兵は途端、萎縮した言動を取る。
「それは、ミリアリーノル公爵をお捕まえになるためでございます。添え言も申し上げますと、リュシール妹様のお身柄はすでにドルチュード公爵のお手に、と」
これにはベルティーナだけではなく、リアも驚いた。リアはベルティーナを見る。
「お嬢様」
「ええ、分かっている。却って好都合だ、リュシィを取り戻せると同時に、憎きドルチュード公の首まで貰えるのだから。リア、行くわよ」
「御意に」
ベルティーナとリアは馬を走らせ、アデラールの待つ場所へ向かった。
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