第66話 日本人て人の事気にしすぎじゃない?疑惑

 こっちの人達って年齢とか周りの目とか全く気にしないで好きな服を着てとおしゃれをする。

 太ってようが痩せてようが気にしない。レギンスとTシャツで割とどこでも行っちゃう。たとえおばあちゃんだって真っ赤なドレス着たり、海ではショッキングピンクのビキニ来てたりする。そしてそれが普通。

 誰も年だの体系がなんだのと口出ししない。そして本人も気にしない。それがこの国の自由の一つなんだろうな。(人種は気にするのに変な話だこと)


 とはいえ、女の子だから髪は長く、とか男の子だから青い物を、とかいうステレオタイプはアメリカの方が日本よりきつかったりする。個人的にはこれが不思議なんやけど、どこへ行ってもそういうしがらみ(というほどでもないか)みたいなのはあるなあ、とも思ったわけです。


 わたしは日本にいた時からもともと年齢とか気にしないで好きなようにしてた方。だけど、やっぱり周りに一人くらいは必ず「ミニスカートは20歳までやろ」とか、その年でピンクはちょっと……みたいに口煩いのがいた。

 当時22,3歳。言ってた相手が年上だったし、なにより面倒だったから適当にごまかした。正直「うるせえ黙ってろ」くらいにしか思わなくて、ミニスカートはもちろん止めずにその後も穿き続けたけどな。

 ピンクの服は着たいとは思わなくなったけど、小物くらいええやん放っといてくれ。こういうのって本当によけいなお世話だと思ってたけど、ここに来て人の格好にいちいちケチつける人がいないから快適です。で、たまにいるなと思ったら、案の定日本人の年配の男性とかだったりする。


 着たい服を着てるだけで文句言われる筋合はない。「互いに首を絞めあって皆で不幸になろう」と言われてる気しかしない。いらんわ。そんなんやめようや。わたしを不幸に巻き込まんとってくれ。


 むかしは身分によって着られる着物の色とか素材まで事細かに決められてたらしいけど、まさかその名残? もう将軍さんおらんし武士だの町人だのという身分もないねんから、そんなん気にせんでええやん。ほんまやで。150年位前から四民は平等でっせ。


01/12/2021


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