第21話 医療費が高すぎて漫才みたい
先日、子供の調子が悪くてそれも休日だっつからERに連れて行った。(ER=Emergency Room. emergencyは緊急、非常事態の意味です。昔、アメリカのドラマが流行りませんでした? こちらでは24時間だけど、日本でいう夜間休日診療みたいなもんかしらん)その請求書が2ヶ月ほどでちょこちょこ届き始めた。
アメリカはどんな職場でも大抵は完全な分業制度みたいで、病院でもそう。
まず来たのはレントゲンとインフルエンザの検査代の請求書。レントゲンが100ドルくらいで、インフルエンザが50ドルくらい。
その後来たのが医師の診察代に950ドルくらい。それぞれ別の部署に支払われるようです。
それにしても。日本円でだいたい合計10万円超やで? は? ってなるわな日本人なら!笑 アメリカやなあ。
ちなみに、うちの場合は、入ってる保険会社の指定する病院なら窓口での自己負担無しで受診できる。だから、この10万円超の支払いは保険会社の負担です。
日本で予め入ってきた保険で、めちゃめちゃ保険料高くて泣きながら払ってるけど、入っててよかった!
昔、社会の授業で習ったけども、アメリカは日本のような国民皆保険のような制度はない。個人的に任意で入る。会社勤めしてたら会社で保険料持ってくれたりすることもあるようです。
あと、オバマケア。低所得者向けのお安くてカバー率の高い(所得に応じて変わるらしい)割といい保険みたい。
保険も様々で、受診時の自己負担率が違ったり、病院によったらその保険では取り扱いが無かったり(償還払いできることもあるけど)、受診できる科が限られてたり、本当にいろいろ。
でも、何かしら入ってないと、場合によっては受診料だけで破産するかも。というかするみたい。ガンとかなったらほんま大変みたい。
ちなみに、今回の請求書は保険会社に請求した。んだけど、なんと保険会社では既に処理した後だとの返答。つまり、二重請求。実は、残念ながらよくある。
いつも行く小児科も、必要のない請求書がよく届く。
初めは「窓口負担ないはずなのに? 」と旦那と混乱してたけど、要はこういうこと。
管理が適当なのか、あわよくばとか思ってるかは不明。
ついでに書くと、聞いた話では、怪我して流血して慌ててERへ駆け込んでるのに、受付の第一声が「クレジットカード持ってる? 」だったそう。
恐ろしい国。日本の技術と精神は医療に向いていると心底思った。
とはいえ、日本の医療系職の給料もっと上げて良いんちゃう? 医者も歯医者も歯科衛生士もアメリカの方がよっぽど稼いでるで。こっちの歯医者は特に薮医者の噂が絶えんのにおかしいなあ。なんて思うわけ。
他は知らんけど、日本の歯科衛生士の待遇はクソすぎて無理。わたし歯科衛生士やけど、日本での復職はないな。仕事の内容と給料が見合ってない。
日本の医者や歯医者は、特に大学病院勤務だと当直明けから更に日勤に入ることも良くあるみたい。
アメリカだとどうしてるのかしらないけど、これではしんどいよなあ。ちゃんと交代してないとこちらだと本気の暴動が起きそうやけど。
09/13/2019
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