第17話 おっさんもすなる誕生日パーティ

 日本で誕生日会やるのって、子供かせいぜい若い子達だろう、というのが日本社会の通説と思うけど、アメリカはそうじゃない。

 オッサンであろうとオバハンであろうと、仲間内で集まって誕生日パーティーする。毎年ではなくても、40とか50とかキリの良い年にやる傾向。

 売られている誕生日カードにも、キリのいい年齢用のが普通の誕生日用とは別に置いてある。

 もちろん誕生日でなくてもパーティーする。それも結構頻繁に。

 馴染みの店とか、個人のお家とか、本当にしょっちゅうやってはります。あと、特にラテンの皆さんのパーティーにはダンスは欠かせないらしい。


 つい最近外食した時に見かけた誕生日会は、オッサンどころかおじいさんに片足突っ込んだ感じの方が主役でした。

 Happy birthday!とかかれたバルーンとか、年齢をでかでかと書いたバルーンを浮かべて仲間内でワイワイやってるオッサンたち、楽しそうやったなあ。いくつになってもそうやって祝い合って楽しめるっていいなあ。

 ちなみに、誕生日会の主役は子供なら「Birthday boy」もしくは「Birthday girl」と呼びます。大人は何て言うんやろ?そういえば知らない。


 H&Mが日本に上陸した時に、結構派手な服があるなと思ってた。結婚披露宴に行くような大人しいドレスとはちょっと違う、でもすごくかわいくておしゃれなドレス。

 けど、「こんなのいつ着るんやろ? 」と思ってた。その疑問がフロリダに来て解決。パーティで着ればいいのよ。だって本当にパーティー多いもん。

 我が家ですらだいたい2月に1回は何らかのパーティに呼ばれてるから、現地の方は本当にしょっちゅうやってるんちゃうかな?

 日本だと結婚式の二次会くらいしか出番がなさそうな服でも、ここにいるとパーティーに呼ばれる度に要る。それに、「少々派手かな」と日本人の感覚で思っても、こっちの人はもっと派手なの着て来るから全く浮かない。むしろ、日本から持ってきた服は色彩が淡くてぼやけてるかも。


 何か理由をつけて宴会したいのはどこの国の人も同じということか。それがパーティーになるか宴会になるか。規模とかその相手の関係性と目的が、ちょっと変わるくらいの差なのかもしれない。


09/05/2019

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