第4話 右手の結婚指輪

 コロンビア出身の友人・アンドリューが先週結婚した。

 指輪なんてしてなかったのにしてたから気にはなったけど、右手だからペアリングかなー?くらいに思ってたから聞かなかった。

 が、しかし。アンドリューの方から「先週結婚したんだ」と教えてくれた。「え? ほんま?」と聞き返したら、指輪を見せて「ほら、これ」と。

 結婚指輪なのに何で右? そう思ったから聞いたけど、一回目は通じなかった。

 わたしはアンドリューに「なぜ右に指輪をしているのか」と聞いたはずなのに、彼は「この指輪ゴールドやねん」ときた。うーん、おかしいな。「君のは?」と聞かれたから「プラチナやで」と返事。その後もう一度聞き直して、二回目でようやく通じた。

 アンドリュー曰く「式の時に奥さんが右手に指輪をはめたから」と。「え? 結婚指輪左手やん? 」と思って確認したけど、奥さんの指輪も右手らしい。

 そこまで聞いて思い出した。世界には右手にする国と左手にする国があると。すると、はやりコロンビアでは右手にするのが普通らしかった。なるほど、なら納得。お互いに「逆やろ」と思ってるからこそ話が噛み合わなかったのかも。世界は広いなーっと。


2019.8.30

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