第12話 ウサギちゃん………バイバイ。
午後になってから子供達は朝よりも増え
小さい子どもから大きな子供がいた。
子ども❓えっ❓中学生5人組❓マジかー
小さな子供達を避けて中学生の5人組が
ウサギちゃん、いや…俺のまわりにいる
前、左右、後、なにするつもりなのか、
わからないからイヤな雰囲気。
後から押され続け前からは蹴り左右は、
両手を押さえつける?イタズラをする。
着ぐるみを着ていると状況がわからない
焦っていた。子供達がウサギちゃんを、
イジメたらアカン、かわいそう~って言う
その声にキャンペーンガールは気づいて、
すぐ来て助けてくれた。注意されたその、
中学生5人組は帰って行ってくれたので、
安心していたら、ウサギちゃ~ん…………
ウサギちゃ~んって言いながら笑顔で、
かけよってきたのは昨日の女の子だった。
昨日と違い腰をおろして中腰になりそして
ハグをした。抱っこ、抱っことおねだり。
お姫様抱っこをすると、あの言葉がきた
にんじん食べたの!大きくうなずいていた
ウンウン、そしたら女の子は笑顔で一言。
おなかいっぱいになった❓
思わず着ぐるみの中の俺が笑みを浮かべて
声を出して(なったよ。おなかいっぱいに)
小声でも声を出した事に気づいたのは
キャンペーンガール。そして怒られた
(キャンペーンガール)
ダメですよ声を出したら。
ウサギは話せません。喋れません。
無言でジェスチャーだけでふれあって
遊んで下さい。
分かりましたの返事も子供達とおなじ
ウンウンと頷いた。
もうすぐ仕事が終わる。着ぐるみの
仕事しなくてすむ。もう2度としない。
そんな事、考えていたらお母さんが、
この子を呼ぶ声。女の子を立たせると
女の子はウサギちゃんに
お母さんのところへ行く前に聞いてきた
(女の子)
ねぇウサギちゃん明日も来るよね……
それを聞いていたキャンペーンガールが
女の子に……
(キャンペーンガール)
ウサギちゃんは遠いところにいくの
だから明日から、もう、これなくなったの
(女の子) 悲しそうな顔をして中腰のままの
俺に向かってウサギちゃんに向かって……
どっかいったらアカン明日もきて、きてと
キャンペーンガールも俺も黙る事しか、
できずにいたら、お母さんが女の子に、
じゃ、今度、会いに行こうねって………
女の子は、ウンウンと頷きながら帰って
いや、ウサギちゃんが逃げるように、、
店内の奥に隠れたのだ。切なすぎて。
忘れられない、幼稚園の女の子との時間
忘れられない、着ぐるみのウサギちゃん
忘れられない、忘れるものか人参のこと
稼がなきゃ、やってやる、
多少のイヤな仕事でも、最後まで…………
帰れない、稼がないと、稼がなきゃ
帰れない、お金を稼ぐために。 masapro_onestory @majikore_nextrealize_masapro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。帰れない、お金を稼ぐために。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
あー坊たん/野苺スケスケ
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 6話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます