第38話 「当人尋問 弐」 ~原告側と被告代理人そして裁判官~
では反対尋問お願いします
被告代理人野田から質問します えーと(聞き取り不可) 草ですね
はい
ツルを捨てた時に台風でそれが散らかっていたのでそれをまー掃除したという趣旨の事を受けたんですが間違いないですか
はい
では甲18号を示します 18号証ですね これは貴方が書いた陳述書で間違いないでしょうか
はい
えー陳述書の上から2行目ここから少し2、3行目を読んで頂けますか隣のアパートの所から
隣のアパートの敷地にはツルか生えており通行するときに身体が当たる事もありました
もう少しだけいいですか
雨の時には濡れたツルが身体に触れ服が濡れる事を
(聞き取り不可)濡れる事も
事もありました
この様にアパートの蔓が通行の邪魔に邪魔になっていたのでツルを引っ張りました
はいこの様に陳述書に書いてらっしゃるんですけども貴方元々通行の邪魔になるからツルをとったんではないですか 台風の日に散らかっていたから取ったんですか
いやもともと散らかっていたのもあります 特に台風の後は酷かったのでツルを取りました
はいでは乙7号証を示します 乙7号証2ページ撮影方法説明図を示します
はい
これドリームハイツ彼方が住んでいた所ですねどこの蔓ですか
どこが散らかっていたのですか 指してください
ツルは2番になります
この辺り
この辺り 2番だからここです
えーとセピアコートBの目の前の蔓が生えていたわけですね この
はい
それがアナタの体に当たる事があったんですか
ツルとこちらのセピアコート側の C側に通じるフェンス
はい
ココはまあ脅迫された場所なんですけどもココの蔓も身体に当たる事がありました
これは警察官の方にも説明して納得して頂きました
はいでは乙7号証4ページ
はい
示します
これがセピアコートBの目の前の写真を西側から撮った物なんですけども
このシェアフェンスですね シェアフェンスから奥に伸びてますね
はい
ここからツルからでていたんですか
はい
これはあの通路がすごく広いのであのー車も余裕に通ると思うのですがどう通ればツルがあたるのですか
この写真はツルを完全に除去した状態なのでこの状態では身体に当たる事は無いです
ここから少し出たとしてもどこを通ったらつる当たるのですか
この場面ではなく先ほど申した脅迫をされた場所の蔓は体に当たります
ではここからでたツルは当たって無いんですね
も 当たる事はありました
じゃあこの端っこを通ったんですね
はい 車がここに止まる事が有ったので溝口を通って帰る事もありました
はい
貴方がツルをアパートに投げ入れた時に
はい
えー被告が見ていたと
一部見ていました
はいそして一番初めに被告になんて言われたんですか
おいこら何をしているんだ もう少し熊本弁が訛りだとおもいだと思いますけどその様な事を言われました
その他に何を言われましたか
先ほど申した通り 殴るぞ 殺すぞ などの身の危険に迫る言葉をかけられました
はい えー訴状はですね 貴方の記憶に忠実に書いていますか
はい
訴状を示します これ彼方が書いた訴状ですね
はい
ここに殺すぞという言葉はありますか
は 無いですね
どうして書いてないんですか
どうして 別に おいこら殴るぞで伝わると思いました
乙7号証 もう一度 いや甲18号証をもう一度示します
これは貴方の記憶に基ず行って忠実に書いた物に間違いないでしょうか
あ はい
間違いないですか この中に殺すぞという文字はありますか
は無いですね
間違いなく殺すぞと言われたと言う事ですか
はいその様に警察官には伝えました
なぜここに書いてないのですか
え書く必要が その当時私は殺すぞとは言ったけども相手は突くぞと言うような主張をしていると警察官から言われたので殺すぞというのは曖昧な記憶だったのかもしれないという 私は殺すぞという言われたと思っていますが本人が否定した為そこの部分は敢て強調していません
すみません今何を示されていますかね
えーと今甲18号証ですね
陳述書ですね
陳述書です
続いて乙3号証を示します これは貴方が平井さんに送ったメールで間違いないですか
はい
はい 甲3号証の1ページ目のかっこ3
はい
一番の上の(聞き取り不可)下から1.2.3、4行目 ここちょっと私は読みます 携帯 車 テレビ 口座は確認済みとありますが
口座は確認済みと言うのは平井さんの口座 銀行名 支店名 口座判子を確認したと言う意味ですか
いやその時は感情的になっていたのでその様に書きました
では実際は
口座は確認はしていません
確認していないのですね
貴方は過去に法律事務所で働いたことはありますか
無いです
無いですか
では乙3号証を示します
3号証の3ページ目かっこ24 書き出しが3つあってその最後ですね
はい
ここ読んでもらって良いですか
ここですか
ここ
私がもしかしたら、法に関わる職業または過去に関わった経験がある人間だとは考えませんでしたか
これはどういった意味でこういったメール送ったんですか
いやそういう風に考えなかったのかという質問です
貴方は実際に法律事務所に勤めた事はないんですよね
ないです
特に法律事務所に勤めた事があるとは書いていません
ではもう一度甲18号証 陳述書を示します
これは貴方が書いた陳述書で間違いないでしょうか
はい
ではえー陳述書の2ページ 甲18号証 陳述書2ページたて5の2段落目ここですねここです
はい
そこから少し読んでもらって頂いて大丈夫ですか
平井氏にメールを送っても返信すらしてもらえませんでした
どこまで
この2段目まで
また4月3日には少額訴訟の手続きをした旨を平井氏に伝えて4月18日に の裁判期日に会う事も約束しました
ここまで
しかし4月18日には誰も現れませんでした 私は少額訴訟で早期に安価に終わらせようと考えていましたが4月18日の5日前に通常裁判になりました こうした平井氏の何も約束を守らず不誠実な態度に私も怒りを抑えられずメールを送ってしまいました
はい つまりあの4月18日に裁判期日があってこれに平井さんも来ると言う約束があって
はい
ただ それぶ平井さんが来なかったと言う訳でメールがエスカレートしてしまったと言う事ですね
はい
乙3号証を示します これは貴方が先ほど示しましたけど平井さんに送ったメールで間違いないですか
はい
この日付を読んでください
1月30日 2月20日 2月22日 2月25日 2月27日 28日 3月4日 3月11日 3月14日
同じ3月14日 3月24日
はい(聞き取り不可)これで質問終わります。
先ほどえーと突くぞという言葉については警察の方から言われたという様な発言がありましたけど
はい
これはどういう趣旨かもうちょっと教えて頂いていいですか
私が殴るぞ 殺すぞと言う事を言われたと言う事を担当警察官に申しました
しかし担当警察官は相手は殺しぞとは言っていないと突くぞの間違いではないかと言う事を言われました
私は殴るぞ 殺すぞの印象が強いと言いました 以上です
(聞き取り不可)
ちょちょっと待ってもらって良いですか
と言う事は警察官の方が被告の方が突くぞ言ったと言う事を貴方に言われたんですか
はい
そういう趣旨ですか だからそう言ったんじゃないかと警察官が言ったと
殺すぞではなく突くぞ
と被告が言っているから警察に行ってるからあなたに聞いたのは殺すぞじゃなくて突くぞと聞いたんではないかと
言う風に言われたと言う事ですか
はい 身に危険が迫る台詞だと言うには変わりないと言われました
復代理人の村上からお尋ねします
貴方は突くぞ言われた記憶はないんですか
私は突くぞという記憶はありません どちらかと言うと殺すぞの印象の方が強かったです
それは警察官の方にも伝えてます
殺すぞというのが一番怖い言葉
いや殴るぞの方が怖かったです
それはどういった 殺すよりも殴られる事の方が怖かった
殺すぞと言われたことは記憶にあるんですか
あります
だけど訴状には書いていないと言う事ですね
そうですね まあー
それはいいですけど
はい
携帯電話を
はい
貸して下さいと言う前には
はい
その時にも殺すぞとか言ってたんですか 被告が
はい
見つかったらどうなると思いましたか
えーもちろん殴られるぞ 殴られるまたは被害を加えられる または何か心身になにか危害を加えられると思いました
怖くてアパートに入ったのですか
違います
その場から 相手がアパートの前に居たので
ごめんなさい あ 貴方が住んでいるアパートの前に居たと どいてくださいとか言える(聞き取り不可)
その様な余裕ありませんでした こちらは身に迫る危険があったので 逃げる事を優先しました
その逃げなきゃいけないのになぜその光景 逃げなきゃいけないのに携帯電を貸して下さいと自分から声をかけたんですか
はい
結果的に見つかってしまった訳ですよね
見つかりました
殺されたり殴られましたか
いや その時は近寄って 隠れていたのでまあ近寄ってくる気配はあったのでその場から逃げました
手を出しませんでしたか
私は手を出して携帯をとりあえず貸して下さいと言う事は言いました
手を出したら貴方の位置が相手側から知られてしまいませんか
相手の位置 私の位置はもう相手から殆ど知られている状態だったので手を出しても別に問題は無いかと思いました
物陰に隠れているというのは相手も知っていたので
まー殺されたり殴られるかもしれないけどじゃあ携帯を貸して下さいと言う事は言ったんですね
携帯を貸して下さいと言ったのは仲間を呼ばれる危険性もあったのでそう頼みました
でも電話する素振りはなかったんでしょ
そこは無かった
アパートに ご自身のですね
はい
アパートに帰る時は警察官が護衛をしていた訳ではないんですか
2回目はアパート周辺にパトカーで護衛してもらいました
周辺と言っても相手は目の前に居たわけですよね
違います
相手は2回目の時には相手は部屋に戻っていたと思います
そこの停める停めないは警察官の判断になります 私がそこに停めて下さいと言った訳ではありません
じゃあ警察官の方としてはそのパトカーから停めた先は一人で帰ってねという事だったのですか
私 警察官が引き留めるので 警察官が玄関で事情を聴いたりして引き留めるのでその間に部屋に戻ってくださいと その時に近隣住民の方がざわざわざわついて出て来ました
その殴るぞとか 殴るぞとかを近隣住民の人が聞いていた方がいるのですか
はい
それはどこのだれか知ってますか
それは個人情報の為に教えられないと警察官から言われました
じゃあ知らない訳ですね
私は知りません
逃げる途中に足を怪我したことはありますか
あります 手の甲も怪我しました
甲3号証を示します
甲3号証の写真7および8を示します
この写真第7号8号に写っている貴方のえーと右足の小指の怪我と言う事で良いですか
はい
この時に履いてた いやこの写真に写っている靴なんですけども
はい
これは事件当日に履いてた靴なんですか
はいこれ1足しか持っていません
今日はいている靴は
新しく買い直しました
この靴にはですね
はい
小指の当たり傷と言うのはありますか
外側にはありません
(聞き取り不可)
あの貴方が先ほど大量にメールを送ったとおっしゃいましたよね
はい
その送り始めた頃には彼方は引っ越しを終えていなかったのでありませんか
おえていません
じゃあ彼方居場所を知られている訳ですよね
はい
被告にね あの殺されるかもしれない殴られるかもしれないという人に対して
そういうメールを送って怖くありませんでしたか
私は事件が合った後 護身用の武器を通販で購入しました 家の方に控えておくようにと警察官にアドバイスを受けていたのでとりあえず家の中では危険性は少ないと考えていました
じゃあ彼方家の中にずっといるのですか
基本家に居ます
外出する事は
基本病院以外は外出することはありません
あるでしょ
ゼロではありません
実際に殺すぞ殴るぞという方にメールを送ったとしてなにかされました
なにいってるんだこの野郎とかおいこら 殺すぞ殴るぞとかメールで返ってきたことはありますか
それはないです
以上です
すみません
はいどうぞ
原告代理人から質問します
乙3号証を示します
乙3号証の一番初めのメール1月30日ですよね
はい
この時既に引っ越ししるんじゃないんですか
あ そうだ
1月30日
(微笑)
じゃこう聞きましょう 引っ越ししたのは何時ですか
平成30年11月26日です
ですよね だから引っ越しは住んでいる訳ですよね
はい 発言してもらっていいですか
引っ越しは住んでいるわけですよね
引っ越しは住んでいます
はい終わります
勘違いしてました
そこはいいですか
結構ですね
そこはいいんですね
(聞き取り不可)
一応確認しますけどもすみません復代理人村上ですけども
じゃあメールを送っても大丈夫だったというのも護身具を買っていたという理由もそこも訂正ですか
訂正と言うのは
いえそのつまりり引っ越しを終えていたから怖くなかった
あーそうですね ただメールを送る前にも購入はしていました
警察官からは外に持ち歩かない様にろは注意はされました 持つのは自由だと。
じゃあ護身具を買ったから怖くないからメールを送ったと言う風におっしゃったでしょ先ほど
その様な はい 勘違いでしたかな 引っ越しを終わったあとにメールをおくっていたと
引っ越しをおわっていて居場所が分からなかったから大丈夫と思って送ったと言う事ですか
はい
えー貴方は護身用の武器を買って殆ど出る訳は無い訳ですよね 病院以外はね
はい
であれば引っ越しをする理由はあったんですか
もちろんありました
どういった理由からですか
部屋が知られている可能性も有り脅迫現場は生活圏内にあるためゴミ出しとか買い物とかではその脅迫現場を通る事があります その時毎回恐怖を感じる事に怯え引っ越しをしました
裁判官登場!!!
先ほど警察が2回目の時にうんぬんとおっしゃいましたね
警察は2回貴方の家の近くにきたんですか
いや1回です
2回目の時に発言が
いや2回目と言うのは2回目 逃走したと言う事ですね
あー
1回目は近所の周辺を逃走して待ち伏せをくらっていたと
先ほど原告代理人が聞かれた甲19号証2の時という趣旨で2回目
はいそうです
貴方は被告から被告から殺すぞとか言われて怖かったですか
怖かったです 非常に怖かったです
非常に怖かった そうであればあの携帯を借りるというのはすごい勇気だと思いますがそこはどうおもいますか
そこはとりあえず仲間を呼ばれることが一番不安だったので仲間を呼ばれてその周辺で待機されるのが一番不安だったのでそこは勇気をもって携帯を私の方に預ける様に頼みました
それより先にすべきことは貴方は家に走って帰る事ではないのですか
家の 家の部屋番号がバレかるとその後に何がおこるか分からないので部屋に戻る事は出来ませんでした ちょうど被告相手は部屋の前にいた たまたまでは有るかもしれませんが部屋の前に居たので帰る事は出来ませんでした
被告が呼ぼうとしたときには警察に走って逃げればよかったのではないですか
えーと物陰に隠れている時ですか
いやいや 貴方がその呼ばれるのが誰かが被告が呼ぶのが怖かったとおっしゃのでもしそうしようとしたときには警察に方に走れば良かったんじゃないですか
ですで2回目逃走をしています
最初の時に携帯を借りたんでは
では無いです
ではない
2回目の時に
2回目に家の方に帰る時に周辺で待ち伏せをされていたんでその様な行動になりました
2回目の時に携帯を貸してくれと言った訳ですよね
はい
よろしいですか
はい終わります ご苦労様でした
つづく
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