第37話  当人尋問!!



さて尋問だ!


尋問前に、左右に分かれて机に座る。メインは代理人が座り、質問をする。


原告・被告は質問は出来ない。中央の席に立って、法廷内の全員に宣誓を行う。


「虚偽の発言はしません。尋問時に虚偽発言をすれば罰則金を払います。」


的な用紙が掛かれているので、それを読み上げ、中央の席に座る。




書記官が


「質問中には、一切回答をしないでください。」と最初に注意喚起を行う。


録音を行うので、声が重なると裁判記録として不便だと言う事らしい。




さて先ずは、原告の私が中央の席に座る。


真正面を見ると見上げる角度で裁判官が座っている。


どのくらいの感度で声を拾うのか分からないが、マイクがセットしてある。


出来るだけ法廷内に聞こえる音量で答えようと思った。




さてさて


先ずは、私の代理人から、事件系列などを質問される。


一応ココは事前に軽く打ち合わせしている。




そう裁判と言うのは、再理人と依頼者間で事前に質問内容を確認し合っている。


どんな質問を行うから、こう回答する。 

こう回答した方がイメージが伝わりやすい。


ココはこうアピールして欲しいなど。 




依頼者と代理人は質問内容と回答内容を事前に打ち合わせしている、


私の代理人は用意されていた回答より「生」の回答も欲しいとリクエストされた。




当然。裁判官は打ち合わせをしている事は知っている。





用意され教えられた通り、


教科書通りの機械的に回答するより、多少人間性的な「生」の回答を欲しい。




そんな事で全部の質問内容は教えてくれなかった。


いわゆる、肝心な部分、ポイントになる部分だけを打ち合わせを行った。




もちろん被告側も代理人と打ち合わせをしている訳で、


その打ち合わせを内容の矛盾点や疑問点を指摘し、論理を崩すのが、


互いの代理人の腕の見せ所・経験値・有能さが判明する見せ場だと言っても過言ではない。




では次回 いよいよ 尋問の全文を書き起こしした文章を書きます


文章の内容は、先ほど書いた尋問時の録音のデータ裁判所から貰ったモノだ。




あと裁判の尋問内容は公開されている(傍聴人が見聞するもの公開の一環)


誰でもどの事件を尋問内容を読みたい!

と後日リクエストすれば尋問内容は読むことが出来る。



ちょっと長くなるので、原告側と被告側で分けて書こうと思う。







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