第17話 現場検証
さて舞台は、管轄署から私のアパート周辺と脅迫事件現場に移る。
実況見分再現された一連の流れと内容を、実際の現場で確認するのだ。
ちょっと不安だ。
実際に、脅迫現場となった場所や相手のアパート周辺で検証を行うのだ。
管轄署で仮再現した内容(距離やフェンスの高さ、その時の行動など)に沿って、
もう一度実際の現場で再現する。
「脅迫男が出てきたら怖いんですけど・・・」
超ビビりな私。
「私服とは言え、現役の警察官の私がいるから大丈夫ですよ。」
「応援もすぐ呼べる体制で待機してもらっています」
このHY警部補は、刑事課のいくつかある班の班長らいしく頼もしい。
(ストロベリーナイトの姫川班やアンフェアの雪平班の様な感じ)
TVドラマで主に演じられる階級と役職である。
とりあえず、無事に現場検証は終わった。
管轄署で行った、実況見分とそう大きく異なった点はなかった。
フェンスの高さが実際の方が高かったり、
対自した時の距離が10センチ程違った位。
そう、この10センチの差まで、リアルに検証するのだ。
これで殆どの作業は終わった。
あとは逃げた際のパジャマの回収。(血液付いてる)
靴や怪我した個所の撮影くらいだ
これも部屋で、すぐ終わった。
コレで現場検証は終了となる。
最後に、もう一度管轄署に行かなければならない。
一番、大事な作業が残っているからだ・・・
それはまた次回。
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