第5話 アンドロメダ銀河にて

目的その二、ワープ航法にてアンドロメダ銀河に着いてから、通常の低速の水素ロケット航法に切り替えて地球に似た光星を持つ惑星を千年をかけても探す任務である。


目的その三、第二の地球を見つけたならばDNA再生機械にて人を再生して、保育器にてその成長を見守ること。


目的その四、幼児に教育し人として独り立ち出来るまで見守ること。


目的その五、その第二の地球にておのがロボットの機能停止するまで宇宙船を守り努力する。それまで自分を長持ちする努力する。


以上の五つをロボットのガットに、プログラムしました。


遂に富士山研究所より宇宙船ラッキー号はロボットガットと機材を積んで、高野健博士により両サイドにロケットを有する宇宙船は打ち上げられた。


途中キラー攻撃衛星により宇宙船はミサイル攻撃を受けて危なかったが逆にキラー衛星を撃ち落としその難を逃れた。


「ガット様宇宙船コンピューターです、後方からニダ国の戦闘宇宙船が、この日本の宇宙船を追って来ます!」


「振り切れぬのか、ワープ航法準備急げ!」


「あっミサイルを発射しました!」


後方より追尾ミサイルが、此方の方に二発飛んで来ますこのままでは当たりますょ。


「よしワープだ!」


ロボットなので、苛々してませんでした。


「ガット様、今ワープしました!」

(キイイ-ン!)


宇宙船は一瞬にして、まぶしい光に包まれたと思ったら急に掻き消すようにその場から消え去ったのです。


本当に危機一発で、ミサイルを振り切ったそれにしても日本とみると、かの国は俄然闘志が湧くらしい何故でしょうかねぇ。


ラッキー号は天の川銀河太陽系の地球より、アンドロメダ銀河へとワープ航法にて旅だったのである。


目指すは恒星から適度の距離を持つ、ゴルディロックスゾーン(水が液体の状態でいられる温度)が生命に維持は必要条件なのです。逸れは別名ハビタブル・ゾーンとも言われます。


ワープ航法については昨今のテレビや映画などまたSF小説にても説明されていますので読者は知っているモノとしてこの小説では説明を差し控えたいと思う。


アンドロメダ銀河内の太陽を持つ地球ににた惑星を目指しての旅だったのである、勿論再生人類の為薬品類も積んでいました。


人類に適した光星を持つ惑星はいつ見つけるかメドがなかったのである、百年かかるか千年かかるかさっぱり判らぬ長い旅だったがロボットだからこそ出来る事でした。


ワープ航法にてアンドロメダ銀河に到着して、通常の水素燃料推進航法に切り替え低速で飛んでいる、怖いのは隕石である小さい物ならば宇宙船に備えているバリヤ-で対応出来るが、見た目小さいと思っても意外に大きい物も有り判断し難いのである一メートル級でも宇宙船は吹っ飛ぶ危険がある。


「ラッキー号のメインコンピューター応答せよ、私は乗務員のロボットガットである!」


「はいラッキー号のメインコンピューターです。何か御用ですかガットさま?」


ガットはイメージ画面に映し出した、女の姿のコンピューターに向かって質問した。


「コンピューターよ、入力した条件にあった地球に似た惑星はまだ発見出来ぬのか?」


すると画像の女のコンピューターが、ロボットのガットに向かって答えました。


「あのう一件見つけました、この近く三十万キロメートル先に有ります地球とほぼ同じ大きさです其処に向かっていますが、ガットさま着いたらその惑星に着陸しますか?」

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