第28話 FUEL特別企画③ ピンキーダイナマイト以心伝心!プライベート情報ダダ漏れにせよ!大カルトクイズ大会

 10月中旬、ピンキーダイナマイトのメンバーはまたまた市内某撮影スタジオで、今回もDVD収録やME TUBEで配信企画という事で、3度前回と同じ撮影隊とカツオ君に協力を仰ぎ、大カルトクイズ大会を開催する準備をしていた。今回の集まったFUELの数は過去最多の50名となっていた。HP上で募集した所、2万近くの申し込みがあったという。HP上で先立って1000問のピンキーカルトクイズ問題を解いて貰い、その中から優秀な成績の上位50名が今回の参加者になった。ピンキーメンバーも見守る中で大カルト大会は始まった。


 カツオ君「全国1億3000万人のピンキーダイナマイトファンの皆様今晩は!!私司会のカツオ君で~す」

 FUEL「やんややんやいいぞぉ~」

 カツオ君「今回は先立って行われましたピンキーメンバーのカルトクイズペーパーテストにおきまして優秀者上位50人のFUELに集まって貰いました。そして、今回のカルトクイズの問題になっている当人達をお呼びしましょう。ピンキーダイナマイトの皆さんで~す」

 6人「本日は宜しくお願いします!」

 カツオ君「それでは本日はどういう所に注目したいかをメンバーに聞いていきたいと思います。まずは明日香ちゃんどうでしょう?そうそうたる顔ぶれが揃いましたが」

 明日香「そうですねぇ~。まず私の事を知りたいという心意気高く買うわね、貴方達!!」

 カツオ君「今日はいつも以上に女帝キャラ炸裂ですね。沙也香ちゃんはどうですか?」

 沙也香「今回この企画の為に色々知られたくない事もいっぱい調査されましたので、どうか早く終わって欲しいと思います」

 カツオ君「恥ずかしい事が沢山出てくるんでしょうか。それではささもっちゃんは如何でしょう?」

 ささもっちゃん「私が単5乾電池5000個で動いてるって知られる日が来るとは恥ずかしい~」

 カツオ君「……。単1乾電池じゃあ駄目なんですね。分かりました。そしたら次は友子ちゃんどうですか?」

 友子「友子の秘密はお花を愛でる趣味がある事で~す♡」

 カツオ君「……。そうですか、ホントの事を今度はお願いしますね。そして、まゆみちゃんどう?」

 まゆみ「こんばんは。皆さん私の事を今日は当てて下さいね♡」

 カツオ君「コレは可愛い。ミルキーはどんな趣味とかあるのか知りたいですねぇ~。そして最後は奈緒ちゃんで~す。奈緒ちゃんはいっぱい謎が有りそうだから楽しみですが」

 奈緒「ありがと、カツオ君、50人のFUELの皆、それにご覧のみなさ~ん、奈緒の秘密は知りたいか〜」

 FUEL「知りた〜い」

 奈緒「コーヒーはお酢を入れる派で~す」

 FUEL「難しそうだなぁ~」 

 それぞれ自己紹介が終わったので次に第1回戦になった。


 カツオ君「それでは参りましょう!ピンキーダイナマイト以心伝心!プライベート情報ダダ漏れにせよ!大カルトクイズ大会!!」

 一同「ドンドンパフパフ」

 カツオ君「と言う訳で第1回戦なんですが最初はこのクイズだぁ~!ピンキーダイナマイト私物当てクイズ~!!」

 FUEL「うぉぉぉ!!」

 カツオ君「このクイズはピンキーメンバーの私物を見たり、匂いを嗅いだりして本人の物を当てるクイズになっています。今回の為にメンバーの皆様には匂いのする私物をお貸し頂きました。ご提供有難う御座います。え~と因みにですね、今回は答えを紛らわす為に女性スタッフの1人、ハーゴン高下さんの私物も混ぜてありますので、引き当てるのは難しいと思いますよぉ~。それぞれお持ちのフリップに1から7までのメンバープラスおばちゃんのスタッフの名前をお書き下さいね。分かったかなぁ~?」

 FUEL「は~い」

 明日香「見るのは良いとしてもクンクン匂いを嗅がれるのは聞いてないわよ」

 ささもっちゃん「ささもっちゃん動物性蛋白質が好きぃ~」

 友子「それは臭そうだよね」

 ささもっちゃん「臭くないだ~い」

 沙也香「また変な企画だぁ~」

 まゆみ「まあまあ落ち込まないで先輩」

 奈緒「存分にクンクンしてねぇ~♡」

 FUEL「クンクンクウ~ン!」

 カツオ君「それでは参りましょう。私物当てクイズよ~いスタート!!」


 スタートと同時に50人のFUELは私物の入ったカゴ①~⑦番までを必死で匂いを嗅いでいた。


 カツオ君「⑦番どうですか~分かりますか?」

 品川「⑦番のこの靴下半端なく臭いです。うぇ~」

 田岡「⑦番のブラジャーオバハンの匂いしかしません。でもメンバーだったらどうしようって思って動けません」

 カツオ君「それは嫌だね。御愁傷。⑥番はどうでしょう?」

 篠田「すっごい良い匂いなんかお姉さんの香り♡」

 竹内「何だかローズの香りのする靴ですね気高い人って感じです」

 カツオ君「あ、そう年上チームの誰かかな。⑤番どう?」

 佐久間「このパジャマはミルクの香りがする。優しい匂い♡」

 カツオ君「ミルクと言えばねぇ、あの人。④番はどうですか?」

 財前「スッキリとした香り。甘すぎないスポーティーな香りですね」

 カツオ君「という事はあの人かな~。③番どうよ?」

 岩倉「何かイケない幼児の匂いがする~靴が小さくて可愛いですぅ~」

 カツオ君「何か犯罪の匂いがしてしまうんですが、②番はいかがかしら?」

 武田「なんか柑橘系の匂い、今時の子の匂いですJKって主張してくる」

 カツオ君「そうですか。最後は①番は人が多いですがどうですか?」

 旭「何か凄くHな香りがするんですよね。それと置いてくれている私物が下着が多いので絶対あの人なんじゃって思って離れられませんよ。にひひひ」

 カツオ君「そんなに良い?これ何かパンティじゃないですか。クンクン。あ~堪りません」


 ___ピィ~


 カツオ君「おっとここで終了の笛が鳴ってしまいましたね。それでは回答をお考えください」


 50人のFUELは一斉に回答をフリップに書きだした。


 カツオ君「それでは正解発表で~す。①は奈緒ちゃん」

 奈緒「私でしたよいっぱいクンクン出来たかな?」

 FUEL「うぉぉぉぉ!!奈緒ちゃんだった。やっぱりなぁ~死んじゃう~」

 カツオ君「②番友子ちゃん」

 FUEL「うぉぉぉぉ!!友子ちゃんだ!当たった」

 カツオ君「③番ささもっちゃん」

 FUEL「うぉぉぉぉ!!ささもっちゃんだった!うれしい」

 カツオ君「④番沙也香ちゃん」

 FUEL「きゃ~!やっぱり沙也ちゃんのよ♡」

 カツオ君「⑤番まゆみちゃん」

 FUEL「ミルキー当たったよぉ~」

 カツオ君「⑥番明日香ちゃん」

 FUEL「うぉぉぉぉ!!明日香ちゃん良い匂いだったよ!」

 カツオ君「そして⑦番はハーゴン」

 FUEL「ううう、思い出したくない」


 しばらくすると、第1問目の正解者が決まったのだった。


 カツオ君「正解者の方が出た模様です。正解者は何と20人いた模様です」


 そして、正解者の人達が1人1人名前を呼ばれていったのだった。20人は1チーム5人の4チームに分かれた。


 カツオ君「それでは第2回戦のクイズ行きたいと思いますよ。次のクイズはチーム対抗戦になります。1チーム5人が4チーム出来ると思います。次はピンキーダイナマイトクイズのお時間です。私の言う問いに早押しで答えて貰います。それでは参りましょう。第1問目は、ピンキーダイナマイトはどういう体つきを指す?」

 FUEL2「スレンダーボディー」

 カツオ君「残念。スレンダーではない」

 明日香「私はスレンダーだけどね」

 沙也香「要らん事言うな」

 FUEL4「セクシーでグラマラスな体ですか?」

 カツオ君「ピンポーン。正解でいいでしょう。正解はセクシーさとグラマラスを体現した究極のフェチラッテボディだそうです」

 奈緒「すいません。私の見解で~す」

 カツオ君「第2問はこちら。メンバーの中で性に関して、興味がありHな順に並べなさい。こちらは早押しではありませんのでフリップに順番をお書きください」

 FUEL1「奈緒ちゃん、明日香ちゃん、まゆみちゃん、ささもっちゃん、友子ちゃん、沙也香ちゃん」

 FUEL2「奈緒ちゃん、明日香ちゃん、友子ちゃん、ささもっちゃん、まゆみちゃん、沙也香ちゃん」

 FUEL3「奈緒ちゃん、明日香ちゃん、まゆみちゃん、ささもっちゃん、友子ちゃん、沙也香ちゃん」

 FUEL4「奈緒ちゃん、まゆみちゃん、明日香ちゃん、友子ちゃん、ささもっちゃん、沙也香ちゃん」


 カツオ君「正解はFUEL4の選んだ順で~す」


 FUEL4「うぉぉぉ!やったぁ~!!」

 明日香「私はそんなに上じゃないわよ。失礼ね」

 沙也香「全員最下位にしてるぅ~。私って大人じゃないんだなぁ~」

 ささもっちゃん「なんで友子先輩より下なんですか、納得いかないですぅ~」

 友子「それはこっちのセリフよ。私は2位ぐらいにはいるから」

 まゆみ「私は沙也香先輩の上辺りですよ」

 ささもっちゃん&友子「嘘つくな!変態。いつもバストアップマッサージしてるの知ってるぞ」

 まゆみ「それは言わないで内緒なんですよ、とほほ」

 奈緒「やった~堂々の1位だぁ~」

 一同「当たり前だよ」


 このクイズは立て続けに正解チームが早くも出てしまったので第3回戦となった。


 カツオ君「先程はFUEL4が圧勝してしまいました。残ったFUELは5人となりました。そしていよいよ最終戦となって参りました。最後はメンバー厳選ピンキーダイナマイト超ウルトラ早押しクイズ!!それでは第1問目です。友子ちゃん問題。友子ちゃんが今一番大切にしているおもしろい物とは何でしょうか?」


 財前「ジョニーズのポスター」

 友子「違います。友子ジョニーズ嫌い!」

 旭「お父さんにプレゼントされた髙いスノーボードセット」

 友子「ブー。お父さんスノボやるなっていうもん」

 小早川「ぬいぐるみのおやじさんシリーズかな」

 友子「正解~!!おやじさんシリーズ集めてるの♡」

 カツオ君「小早川さん1ポイントリードですよ。他の方も頑張って。それでは第2問、ささもっちゃんクイズです。ささもっちゃんは義兄弟の契りを交わしているそうですが、誰と躱しているでしょう?」

 品川「水泳大会の時の山崎さん(FUEL)」

 ささもっちゃん「それもいいけど」

 岩倉「はい。ME TUBERのヨードラン保君」

 ささもっちゃん「誰やねんっていいますですぅ~」

 旭「遠藤商店のおばあちゃんかな。仲良いってSNSで見たし」

 ささもっちゃん「正解でし。素晴らしいでし。遠藤おばあちゃんは変なお菓子をいつもくれるので義兄弟なのですぅ~」

 明日香「義兄弟ではないでしょうが」

 カツオ君「小早川、旭さん1ポイントリードの状態で次は、明日香ちゃん問題です。第3問、明日香ちゃんのお父さんは何をしている人でしょうか?」

 財前「炭火焼肉店イタリヤ」

 明日香「ふざけないでよ」

 品川「純喫茶小野妹子」

 明日香「ちゃんとやる気あるのってコラ!奈緒ちゃんカンペで変な答え教えないで!」

 奈緒「ごめん、この後控える桃尻ヒントまでやる事なくてさ」

 旭「板金加工の会社!」

 明日香「正解よ。良かったまともな人が居て。どうしようかと思ったわよ」

 カツオ君「旭さん2ポイント小早川さん1ポイントリードの状態から次は沙也香ちゃん問題。第4問沙也香ちゃんが密かに愛用しているシャンプーの銘柄は?」

 財前「エナジー系でゴシゴシ洗え!エナジードリンクシャンプー、ドライ」

 沙也香「ドライって何それ?パサパサじゃん」

 品川「油汚れにはコレ!ダイエット系シャンプー、ごっそり」

 沙也香「失礼ね!!食器洗いか?太ってないし、毛が抜けそうだし嫌よ。……。奈緒ちゃんね」

 奈緒「御免なさい、暇だから」

 小早川「貴方は今日から髪質美人!香り高い美しさの、エレガンツ」

 沙也香「正解だよ。でもなぁ~知られたくなかったなぁ~」

 まゆみ「えっ、沙也香先輩もエレガンツ使ってるんですか?意外です」

 明日香「あんたも使ってんの?エレガンツ」

 沙也香「別にいいじゃないっ!!何か問題あるの、もう」

 明日香&まゆみ「そんな怒らなくたって」

 カツオ君「これで小早川、旭両名が2ポイントリードです。第5問はまゆみちゃん問題です。まゆみちゃんと言えばマッコウクジラですが、まゆみちゃんが一番嫌いな生物と言えば何?」

 品川「ハゲタカ」

 まゆみ「どうしてです?」

 品川「剥げてるくせに会釈を人にしないからです」

 まゆみ「不正解です」

 財前「殿様ガエル」

 まゆみ「何でですか?」

 財前「太ってるくせにお砂糖0でとか言いそうだからです」

 岩倉「ジャンボタニシ」

 まゆみ「嫌いですけど、どうしてですか?」

 岩倉「ジャンボになってあいつは変わったからです」

 まゆみ「……。奈緒先輩。いい加減にして下さい」

 奈緒「まゆみちゃん、怒らないで。暇なのぉ~」

 まゆみ「大丈夫です!次が出番ですから。ってもたれないでぇ~」

 カツオ君「残念ながら正解者無しという事で、正解はまゆみちゃん何だったんでしょうか?」

 まゆみ「ジョウログモです」

 FUEL(普通じゃん)

 カツオ君「それではいよいよ最後の問題です。第6問は奈緒ちゃんの問題。奈緒ちゃんが今日履いているパンティを具体的に答えて下さい。さぁ、お考えください」

 品川「赤のスケスケ紐パン」

 奈緒「持ってるけど今日は特別なの♡」

 岩倉「赤のふんどし」

 奈緒「いいけどね、発想を変えよう」

 明日香「何よこの問題!下らないわね」

 小早川「違うぜ皆!それはこれだN○K限定パンティ」

 奈緒「関西ローカルの限定が良いかな。考えすぎ」

 ささもっちゃん「小早川出来るな!」

 小早川「フッ!!」

 旭「なめるなよ、俺は介護用オムツだ」

 奈緒「ごめん。今日は履いてないの♡」

 旭「くそっ!!今日は違うか」

 財前「まさかの履いてないってのは」

 奈緒「怒るよ、もう♡」

 カツオ君「鰹だし汁パンティ!!」

 奈緒「……。カツオ君それは嫌」


 カツオ君「正解者なし~という事でしたが、正解は奈緒ちゃんどういうパンティですか?」


 奈緒「それはコレだよ、ハイ見て♡」


 奈緒はスカートを捲って自分のパンティを見せてあげたのだった。


 FUEL「おやじのダルダル白ブリーフ!!そう来たか」

 カツオ君「恐れ入りましたぁ~」

 5人「もう嫌!」


 こうして、優勝者は誰も選ばれずに、第1回大カルトクイズは幕を下ろしたのだった。

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