第21話 全国ニュース初出演
二宅アナ「おはよう御座います。今日は8月20日ですが、重部アナ。今日のエンタメ最初の話題はなんでしょう?」
重部アナ「はい。今日最初の話題はこちらスポーツ新聞各紙が1面トップで扱っております。この話題。ピンキーダイナマイト初の自主製作映画トレーラーME TUBEにて公開されたという話題です」
高品アナ「ピンキーダイナマイトと言うと今世間で話題沸騰中のアイドルグループですよね~」
二宅アナ「そうでしたねぇ。7月にお伝えしたのは確かME TUBEにPVをUP LOADして話題になったんでしたよねぇ?重部アナ」
重部アナ「そうです。うちでもこの事は大々的に取り上げたので、視聴者の皆さんも記憶に新しいと思いますが、今回は何と自主製作映画ですよ。二宅さん」
二宅アナ「それはどんなタイトルや内容なのか気になるなぁ~」
高品アナ「気になりますね」
重部アナ「そんな2人の為にどんな内容かこちらのフリップにまとめてみましたのでご覧下さい。まずタイトルは、こちら。フェチっ子戦隊ピンキーダイナマイト~エレクトコンプライアンスマンの野望を阻止せよ~です」
二宅アナ「フェチっ子?変わってますねぇ~エレクトコンプライアンスマンとは敵ですかねぇ~」
高品アナ「女の子達が戦隊モノを作ったなんて珍しいですよねぇ~。内容は紹介トレーラーを見させて貰いましたが、なんというか女性が見ると凄く恥ずかしくも面白い内容の様ですね。ふふふ」
重部アナ「私も拝見しましたがちょっとHだけど馬鹿馬鹿しいノリに仕上がってるなぁ~と思いましたね。この作品は彼女達自身で作り、監督は村上奈緒となっていますが、この奈緒ちゃんという子が台本をどうやら作ったらしいんですよ」
二宅アナ「村上奈緒ちゃんというと6人のメンバーの中でも一際目立つ存在の女の子でしたよね」
重部アナ「PVや映画トレーラーは再生回数2億回ですからねぇ~。別企画の街頭アンケートでも何故か巷で話題になってましたし、雑誌やTVの好きな芸能人ランキングでなんとぶっちぎりで現在1位ですし、この子の影響力は海外まで届いているとか」
高品アナ「そうですね。そんな彼女が戦隊モノを作りたいと言ったんでしょうか?」
重部アナ「どうやらそのようです。変わった趣味を色々持ってる子でして、我々も取材をしたいんですがなかなかコンタクトを取れないんですよ。しかしですねぇ、今回、実は我々の番組だけに彼女達の独占メッセージを頂く事が出来たのでどうぞご覧下さい」
明日香「二宅さん、高品さん、重部さん、そして全国の視聴者の皆さんせ~の」
一同「おはよう御座います!!私達はピンキーダイナマイトで~す!!」
沙也香「今回めざしTVさんの方にメッセージをお願いされたという事で、喋ってる私達は初めて全国でOAされる訳ですが、それぞれ自己紹介して行きますか?じゃまずはリーダーの明日香から」
明日香「こんにちは、私がリーダーの明日香です。最近はすっかり女帝キャラも落ち着いてきて萌え系に為りつつありますが」
友子「そんなことはな~い!」
ささもっちゃん「断固反対ですぅ!!」
奈緒「中距離弾道ミサイル撃つぞ。明日香」
明日香「なんなのよ、もう女帝明日香よ。全ては私の物よ!宜しく!!」
沙也香「下らないTVにはローリングソバット!格闘技やってます沙也香です」
まゆみ「おぉ~かっこいいですぅ~」
友子「父親は地方議員当選しました。トレンドなら私にお任せ!だるまと羊かんが大好き友子で~す」
まゆみ「ほんとはタピオカミルクティーでしょ?」
友子「うるさいわね。この方がウケるからいいのいいの」
ささもっちゃん「よ~し!自己紹介するぞぉ~!!全世界大人気ささもっちゃんで~す。ささもっちゃんのファンは世界津々浦々にいるぅ~。多分バミューダトライアングルにもいるぅ~」
友子「さすがにそこには居ないんじゃぐふふふ。ってか自己紹介になってないし」
ささもっちゃん「いるぅ~絶対に赤道上にもいるぅ~」
まゆみ「皆さん初めまして。マッコウクジラの変な顔が大好きなまゆみです。宜しくお願いします。」
友子「おじさんも好きでしょ」
まゆみ「別ににおじさんだけが好きな訳じゃなくてですね、老若男女問わずアイドルとはそもそも……」
ささもっちゃん「長いわ」
奈緒「どもどもども。私がご存じ、天の川銀河系のエンターテイメントクーデターの奈緒でぇ~す。最近の夢は全国に私の考えた名のHなコンビニを造る事で~す。よろしく~」
5人「それは駄目~」
ささもっちゃん「因みにどんなコンビニの名ですか?」
奈緒「潮吹き奈緒ちゃん♡」
5人「絶対駄目~」
奈緒「クジラのマークだよ、クジラ健全なヤツだからね。じゃあ最後にみんなで言おうか。せ~の」
一同「映画フェチっ子戦隊ピンキーダイナマイト~エレクトコンプライアンスマンの野望を阻止せよ~はDVD化されますので是非お買い求め下さいね。じゃあね~」
重部アナ「という事なんですが……。凄いですね、これは」
二宅アナ「一瞬固まりましたよ私は。でもクジラですからねクジラ」
高品アナ「まぁ、朝の番組ですからね。配慮して下さってねぇ~」
重部アナ「最後に宣伝してくれた映画はDVDになってHP上で販売される様ですのでファンの方はね、是非見て観ては如何でしょうか。さて次のトピックスですが……」
今回は前回以上の反響で、その他の民放各局でも大々的に取り上げられる事になったピンキーダイナマイトであった。
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