第44話「強襲」
「うへえ……ぺっぺっ!」
必要だったとは言え、なかなかの仕打ちだ。突如野球選手顔負けのヘッドスライディングを決めさせられた俺は、そうして地面に膝をつきつつ、口の中に入った砂を吐いた。
最近こんなのばっかだなとぼやきたい気持ちにもなりかけたが、目の前のこの光景を見ると、そんな想いはどこかへとぶっ飛んでいった。
「……へへ、やってやったぜ」
正確には俺がやった訳ではないが、それでもその一端、端の端くれくらいは担っているので、俺としても爽快感は禁じ得ない。
訳のわからない瘴気とやらで発狂寸前まで追いやられたり、地面を死ぬほどぶち転がされたり、あいつには散々苦汁をなめさせられて来たのだ。少しくらいこういう思いを持ってもバチは当たるまい。
ともあれ、即席のタッグではあったが、ついにこうして黒竜に一発でかいのをぶち込むことができた。
あの巨体が吹っ飛ぶ様は、本当に爽快の一言だった。さすがの黒竜もあの不意打ちには対応できなかったようで、ただ彼女の魔法によって地面に叩きつけられ、そのまま空中に離脱することもできずに目の前の森を大きく抉る結果となっている。まずは一手先んじた。と、そう言ってしまってもいいだろう。
「……しかしまあ、これで終われば苦労はしないわな」
これでもまだ俺達が不利なことは明白。そもそもかなりのビハインド状態から始まっているので、このまま一気呵成に大量得点! ぐらいでようやく帳尻が合う状態なのだ。正直全く油断はできない。
それをわかっているのか、隣に立つ彼女、ティアも、吹っ飛んでいった黒竜の方角から目を離さない。
青い瞳は、いつものように少し眠そうに細められている。こんな状況でも全く普段通りの彼女には、正直舌を巻く思いだ。
しかしこれが彼女なのだ。俺が今最も尊敬し、推している女の子。彼女の隣に居れることを、本当に誇りに思う。
と、そのまだ幼さの残る横顔を感慨深げに眺めていると、
「おい」
突然そこで、横槍が入った。
「いつまでくっついている。いい加減その手を離せ」
そうしてばすんと俺の頬に体当たりして来たのは、一見ふくろうのような謎の生命体。つるりとした乳白色の体を持つイルカ顔の自称精霊、フージンだった。
ペットボトルの中に閉じ込められていたせいかついさっきまで丸裸だったが、先程ティアから黒いハットと羽織りを受け取り、いつもの姿へと戻っている。
そんなフージンだったが、どうやら俺がこうしてティアと手を繋いでいるのが不満らしい。
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか。手ぇ繋いでないとティアが魔法使えないんだから」
「別に常にそうしていなくてもいいだろう」
「いやお前、この状況見てよくそんなこと言えるな。確かに黒竜はぶっ飛ばした。ついでに取り巻きの賊も巻き込んでやった。けど、あれであいつが終わりだと思うか? いつ必要になるかわからんだろ」
「ぬっ……」
「そもそもお前が使い物にならんからこうなってるんだし、文句言うな」
と、そうぴしゃりと言ってやると、フージンは心底痛そうに「ぐっ!?」と声を上げた。
今ので俺の勝利は確定したが、それでもフージンは不服そうに俺の後頭部を自分のヒレでビシバシ叩く。
うざいのではたき落としてやろうかとおもったが、片手がティアの手で塞がっているので捕まらない。
「おい、ちょ、やめ」
次第にヒートアップして来たのか、フージンはついにヒレを思い切り振り回して俺の顔をはたき始める。
「てめ、このっ!」
「ふん! ふんふん! ふんふんふんっ!」
そのしつこさに俺もヒートアップし、ついには頭突きも混ぜつつ腕をブンブン振り回した。
しかし、それがよくなかった。
運悪く俺とやつの動きとかち合い、俺の頭突きがやつの顔にめり込んでしまう。
結果……俺の口とやつのクチバシが、軽くだが、本当に軽くだが、触れてしまった。
「ぶえええああああっ!? お前! ばかやろうお前くっそ!! ばかやろう!」
「くぁーーーーぺっぺっ!!」
俺が必死で口を拭う横で、やつもカラスの出来損ないのような声を出しながら唾を吐く。
最悪だ。どうしてこうなった。ショートカット女子とか女王様とか俺っ子戦士とか無口系女子とかいろいろ揃ってるのに、何でよりによってこんな訳の分からないやつとこんなイベント起こさにゃならんのだ……。
と、そうして二人でゲホゲホやっていると。
「ふふっ」
ふいに、横から声がした。
耳をくすぐるようなその近さにびっくりして、俺は目を見開きながらそこに目を向けてしまった。
少女らしい丸みを帯びた横顔が目に入る。当然だ。俺の隣にいるのは彼女しかいないのだから。
(ティアが、笑った……?)
黒竜と対峙する時はちょっとアレになるが、普段の彼女ははっきり言って感情表現が乏しい。いつも眠そうな目をしていて、感情を発露させることはめったにない。
俺がマグナース家に初めて行った時、彼女は意地の悪そうな笑みを俺に見せたことがあったが、それだけだ。こうして素で笑いをこぼしたことなどただの一度もない。
つい今さっきまでいがみ合っていたのを忘れ、俺はフージンと顔を見合わせてしまった。フージンは目をパチクリさせながら、唖然とくちばしを開いていた。たぶん、俺も同じような顔をしてしまっている。
(俺の推しが可愛い……)
そんなに俺らのやり取りが面白かったのだろうか。こんな顔が見れるなら、こうしてフージンとバカみたいなやり取りをするのもやぶさかではない。マジでしんどいけど。本当、マジきついけど。たまにならね……。
そんなことを考えてしまう程の衝撃を受けた俺だが、フージンもやはり同じように考えているのか、複雑そうに額辺りをくにゃりと歪めていた。
(まあ正直、こんな笑顔が見れるなら、何やってもお釣りが来るわな)
守りたい、この笑顔。心中でうんうん頷きつつ、再び俺とフージンは二人してにちゃっとしたキモ笑顔を向け合った。
ティアちゃんの笑顔見守り隊、ここに爆誕。ティアが見てないところでは足をげしげし踏み合ってるかもしれないが、利害は一致しているはずなので、しばらくは会費ゼロでうまく運営されていくでしょう……たぶん。
などと、そんなくそどうでもいいことを考えていた時、彼女の視線がふと俺達の後ろを向く。
するとその瞬間、今まで楽しそうに顔を綻ばせていた彼女の顔が、すんっ、といつものジト目顔に戻ってしまった。
は? 何ぞ敵か? この至福タイムを邪魔する不届き者、必ずや滅する。
と、フージンと二人で肩を怒らせながら振り返ってみると、
「────」
そこには、複雑な表情を浮かべた彼が立っていた。
怪我をしているような気配はないが、やはり先程別れる前と同じように、疲れた表情を隠せずにいる。
「レオナルド……」
横でぷかぷか浮いているフージンが、そう一言こぼした。
その声色には諦観の念のようなものがこもっており、フージンが彼に期待をしていないことがうかがえる。
ちらとティアを見やれば、彼女も同じような表情をしていた。誰が見ても険のあるその青い瞳に、彼は射竦められたように口を噤んでいる。
すぐにでもこの二人の仲立ちを買って出たいところだが、あまり悠長に話していられるような場面ではない。こうして割り込んだはいいものの、俺達には決定的な武器がないのだ。まずはそれを解決するために、彼女に助言を請わなければならない。
と、視線を巡らせた時、ちょうど彼女が小走りでこちらに向かってくるところだった。
彼女、ネイトさんは、俺達とレオナルドさんを交互に見渡しすと、怪訝そうにその琥珀色の瞳をティアに向けた。
「今のは……あんたがやったのかい? ティア」
その問いに、彼女は答えない。しかし否定はせず、黙ってその青い瞳を伏せた。
それを肯定と取ったのか、ネイトさんはふっ、と困ったように息を吐いた。
「呆れたね。あの子の娘だし魔法の才能はあるだろうとは思ってたが、まさかここまでとはね」
眉をひそめつつも、その口元は綻んでいる。その表情はまるで、母親のようだった。子供がどろんこになって遊んでいるのを、複雑そうにしつつも嬉しそうに眺めている……そんな優しげな瞳を、彼女はティアに向けていた。
しかしその一種こそばゆい視線をどう受け取ったものやらと、ティアは少し居心地が悪そうに身を捩る。迷惑そうな顔はしていないので、単に気恥ずかしいのかもしれない。ネイトさんとティアの関係は、言う程悪くないように見える。
と、そうしてついニコニコとしながら二人を眺めていると、そこに彼もやって来た。
「お嬢様」
声を掛けられたティアの目が、そこでぎょっと見開かれた。
ボロボロになった衣服と乱れた髪は、普段の彼からは想像もつかない姿だろう。しかし彼女が目を見開いたのは、おそらくそれだけが理由ではない。
見間違いであればよかった。しかし、彼の身体には、あるはずのものが、やはりなかった。
その綺麗な直立姿勢はなおも健在。彼の紳士然とした態度は変わることはなかったが、彼の左前腕は確かに失われてしまっていた。
さすがに彼女も心配なのだろう。見開かれたままのその青い瞳に、彼は苦笑めいた笑みを返しつつ、恭しく腰を折った。
「このような姿で失礼致します。お待ち申し上げておりました。このバーンズ・ガイアス。お嬢様のご無事を信じておりました」
どういう訳か腕から出る血はほとんど止められているようだが、重傷には変わりない。それでも彼は、最敬礼を解かなかった。
「図らずも、お嬢様の美しいお声を拝聴させていただきました。私はこの時を本当に……本当に、お待ち申し上げておりました」
言葉の終わり際が、微かに震えていた。
その後、ゆっくりと上げられた彼の顔を見て、胸が締め付けられた。
目元は笑っている。しかしその口元は微かに歪み、震えていた。
年の功なのか涙は見せない。でもきっと、彼は静かに、笑いながら泣いていた。
(バーンズさん……)
大人の男がするには少々無防備なその表情に、俺達は口を噤みかける。
しかし、そうして弛緩しかける空気を引き締め直すかのように、彼女がはっきりとした声で割って入った。
「ふん、辛気臭いやつだねえ。これだから男ってのは……」
ネイトさんはそう眉をひそめて苦言を呈したが、腰に手を当てながら一呼吸置くと、
「と、言いたいところだが、そう切り捨てるのも酷ってもんか。あたしもまさか喋れるとは思わなかったよ。一体いつから喋れたんだい?」
どうやらネイトさんにもティアの声が聞こえていたらしい。
そうして感慨深そうに琥珀色の瞳に見つめられると、ティアは二人分の視線を受けて今度こそ耐えきれなくなり、完全にそっぽを向いてしまった。
それを困ったように見つめつつ、ネイトさんは言った。
「正直聞きたいことは山程ある……が、そう悠長にもしていられないね。まずはアレをどうにかしないと」
ちらと遠方を見やりつつ、彼女は続けた。
「エレナもあれに巻き込まれたみたいだが、あれで死ぬようなやつじゃない。黒竜もエレナも今すぐ襲って来てもおかしくない。今のうちにアレをどうにかする算段を立てたいところなんだけどね」
と、そこで彼女はなぜか俺のほうに目を向けた。
「どうなんだい? この状況はたぶん、あんたが必死に作ったもんだ。何か考えがあって割り込んで来たんだろう? じゃなきゃ、戦力になるか怪しいあたし達をわざわざ助ける意味なんかないからね」
彼女のその言葉を受け、ティア以外の全員の視線が俺へと集中する。
今すぐ本題に入りたいのはやまやまだが、まずは否定しておかなければならない。
「いやあ、合流しないって選択肢はありませんでしたよ。何せ黒竜がこっちに向かった時、マナもないのに真っ先に走り出した人がいましたからね」
と、俺はすぐ横の彼女のほうにちらと視線を送る。
その視線の意味に気づくと、ネイトさんは意外そうにひょいと眉を上げた。
「へえ……」
ネイトさんだけでなく、他の二人も同じような反応を見せた。
マグナース家のかすがいを目指す俺としては、これだけはどうしても言っておきたかったのだ。
しかし余計なことは言うなとばかりに、ティアが思いっきり俺の手を強く握った。
「んぐっ!? ま、まあそういうことなんで、助けに来るのはもう確定、でした!」
悲報。ティア氏、力強過ぎ。骨がゴリゴリする程握られ、それを相殺するために仕方なく俺も強く握ろうとするが、全然俺の力が足りない。
え、待って。マジで力強い。このままだと俺の手潰れるんだが。実は関取かなんかなの?
ティアさんマジでもう無理、無理だから……と、彼女に小声で耳打ちするとほんの少しだけ力が緩められたが、それでもグリグリと捏ねるように握られる。
これはもう甘んじて受けるしかないなと諦め、俺は再びネイトさんのほうへと向いた。
「それに、俺達だけじゃどうにもならなくて。皆の知恵を借りたいなと思いまして」
「知恵? どういうことだい?」
そう問われ、俺は近くでふよふよ飛んでいたフージンの頬を人差し指で突いた。
「うぬっ!? 貴様何を……!」
「こいつを使えるようにして欲しいんですよ!」
俺としてはなかなか認め難いが、この状況を打破するための要はやはりこいつだ。
その俺の言葉に、ネイトさんは琥珀色の目を訝しげに細めて言った。
「よくわからないね。説明してごらん」
どうやらこの辺りのことは彼女には伝わっていないらしい。やはりまずは一度情報を共有しておく必要がある。
「ティア……いいよな?」
そう聞くと、またも素直な肯定ではなかったが、彼女は微かに頷きを返してくれた。
思わず苦笑が漏れてしまったが、彼女に頷きを返し、俺は再びマグナース家の面々へと顔を向けた。
黒竜がこちらに向かったせいであまり時間が取れなかったので、正直俺達もほとんど状況整理しただけの状態だ。しかし、おかげで問題点ははっきりとしている。
状況が切迫してるのを考慮し、俺はいくつかの重要な情報だけを話した。
一番何とかしたいフージンの能力についてと、ティアの魔法についてだ。
まずフージンの能力だが、これは当初の懸念通りで、フージンの力は瘴気があると使えなくなることで確定だった。やつが言うには、
「マナは人間よりも瘴気の影響を受けやすい。黒竜が放つ多少の瘴気でも汚染されてしまう」
とのことで、フージンはそのせいでマナをティアに送ることができなくなってしまうらしい。
汚染されたマナを送ると人体に悪影響が出る……というのは、先日黒竜の瘴気をモロに食らった俺からしても納得ができる説明だ。あんなものを送ったらティアがやばい。無理にでも送る、という案が出る余地はなかった。
後は、ティアの魔法についてをかいつまんで話した。
外法魔術、フージンとの関係、そして俺達が持つ残りのマナ量について。
すべて話し終わると、ネイトさんとバーンズさんは、俺達に難しい顔を向けた。それに対し、レオナルドさんは肩を落としたままの薄い反応だ。
彼はまだ、この状況について戸惑いのほうが強いように見える。そりゃそうだ。ずっと喋れないと思っていた娘が急に言葉を発し、しかも黒竜をぶん殴るようなめちゃくちゃな武闘派になって帰って来たのだ。動揺しないほうがおかしい。
ひとまず彼のことは置いておくしかないと判断し、俺は話を続けた。
「どうでしょう? フージンとティアが言うには、ネイトさんが何か知ってるかもっていう話だったんですけど」
その問いに、しかしネイトさんは眉をひそめて返す。
「外法魔術については少しは知ってるつもりだが、精霊術に関してはほとんど何も知らないね。瘴気の影響がでかいってのも初耳だ」
ネイトさんは戒言で縛られる前、ティアの母と同じく宮廷魔術師の一人として活躍していたらしい。しかしそんな彼女でも、精霊に関する知識はないようだ。
バーンズさんに視線を送ってみても反応は芳しくない。彼も知らないようだ。
「フージンは使えない。加えてティアのマナはタツキのその指輪に残されてるだけ……か。さっきみたいなのは後どれぐらい撃てるんだい?」
と、ネイトさんがティアに水を向けると、彼女はめんどくさそうにしながらも答えた。
ただし口では喋らず、指でピースサインを出すのみだった。二回、ということらしい。
また喋るところが聞けるかと思っていたのだろう。ネイトさんは俺に怪訝な視線を送るが、そんな目で見られても困る。
「いやなんか、魔法撃つ時以外はなるべく喋らないほうがいいみたいで……」
なぜなのかはわからない。話してくれる気はあるらしいが、話すといろいろ長くなってしまうから今は無理、とのことだった。
まあ今喋らないのは、やっぱりまだ気恥ずかしいからっていうのが強いだけなんだろうとは思うけど……。
これ以上余計なことは言うまい。そう思ってごにょごにょ言ってごまかすと、ネイトさんは残念そうにしながらも納得してくれた。
「ふうん……つまりは外法魔術を使う上での縛りみたいなものか。なるほどね。何となくわかったよ」
さすがは元宮廷魔術師。今のやり取りだけで伝わったらしい。
「しかしああやって一発撃ったってことは、残りのマナを全部つぎ込んで撃ってもあいつは倒せないってことなんだろう? 残念ながらあたしは聞いての通りだし、ちょっとまずいね」
そこで、ネイトさんはレオナルドさんのほうに目を向けた。
「あんたはどうなんだい。何か知ってることはないのかい?」
彼女はそう聞いたが、彼は俯くばかりだ。
それを見て、ネイトさんは腰に手を当てつつ盛大なため息を吐いた。
「あんたね。別にないならないでかまわないけど、少しは娘の顔を見てやったらどうなんだい。あれだけ心配してた娘の声がようやく聞けたんだ。何か掛ける言葉くらいあるだろうが」
怒っている。あのネイトさんが。
セクハラ大王なのが玉に瑕だが、普段はいたって温厚な彼女だ。こうして怒りを露にするのは珍しい。
レオナルドさんは苦い顔をしながら地面を見る。
長い沈黙の後に、彼はようやく重そうに口を開いた。
「…………私は、」
と、ちょうどその時。
突然、隣の彼女が強張った声を上げた。
「かぜ、まもれ!」
彼女にしてはひどく切迫した声だった。
彼女が右腕を前に突き出すと、突如間近に爆風が生じる。
(何だ!?)
激しい風の中、とっさに顔を覆っていた腕の隙間から正面を見て、俺はぎょっとした。
さっきまで目の前にあったはずの森の景色がない。代わりに、どす黒い何かが視界一杯に広がっていた。
(これは……)
一瞬何だかわからなかった。しかしその激しい黒い流れを見ていて、俺は既視感に襲われた。
俺はこれと全く同じ景色を見たことがある。
先日の、ギルドで受けた依頼の任務先だ。
「……黒竜の、黒炎!」
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