第28話「秘密の部屋」
特報。デブ氏、痩せる。
あの事件の翌日。俺は腹をさすりつつ、いつものようにマグナース邸の廊下を歩いていた。
「体は軽くていいんだけど……やっぱりちょっと慣れんなあ」
何だろう。体と地面の接着率が低い気がする。今までドスドス歩いてたから、地に足がつかない感じがしてちょっと気持ち悪い。起きてすぐ事件! って感じだったからというのもあるかもだが、俺ちょっと鈍感過ぎませんかねえ。気づけよこんな違和感だらけの体……。
痩せたんなら痩せたでいいじゃないかと思う俺ももちろんいるのだが、いかんせん得体が知れなさ過ぎて恐怖の方が勝っている。マジでどうなってんだよこれ。謎過ぎる。
何でティアが俺の看病なんかする気になったのか疑問だったが、急にこんなんなったらさすがのティアも心配するわな。デブが一日にして痩せるとか珍事過ぎるし。ただの好奇心だった可能性もあるけど……。
まあ特に今のところ不都合はないし、これに関してはぶっちゃけあまり問題がない。真に問題なのは、先日発生してしまったもう一つの方である。
(あんなに怒るとは思ってなかったな……)
雇い主であるレオナルドさんを怒らせてしまったこと。これがマジで痛い。何せ自由度が下がりまくった。黒竜が領地にいると知った今、もう下手にティアを外に出すことができなくなってしまった。
どうやら彼にとって、ティアを黒竜の前に連れて行くという行為は地雷だったようである。あの時のレオナルドさん、マジで怖かった……。親子だからかキレ方もちょっと似てましたね……。
とりあえず今回のことでわかったのは、黒竜があの親子にとっての地雷であることだ。親子二人であれだけ激烈な感情を見せるというのはちょっと普通じゃない。過去に何があったのだろうか。
(……ちょっと調べてみた方がよさそうだな)
何となくでここまで来てしまったが、この家には何か根深い病巣のようなものが巣食っているように思えてならない。
しかし余程のことがあったのか、本人達はそれを語るのを避けているように見える。彼らから直接聞き出すことは難しいかもしれない。
(ダメ元で街で聞いてみようかなあ。リヒトさんとか何か知らないかな)
いろいろやることが多い。あれ以降部屋にこもるようになってしまったティアとも話したいし、レオナルドさんにももっとちゃんと謝りたい。あとエクレアの失踪理由についても調べたいし……。
そうしてタスクを並べていくと、自分の時間のなさが改めて恨めしく思えてくる。
俺はため息をこぼしつつ、すっかり細くなった首にぶら下がったそれを握り締めた。
エクレアからもらった、残りの天命がわかるというこの翡翠っぽい石の首飾り。その起動方法がわからなかったのだが、ネイトさんに聞いたところ、なんとあっさり動かすことができたのである。
「……もっかい見てみるか」
どうやらこれ、自分の体からマナを送ると起動できるらしい。ネイトさんからやり方を教わったので、試しにもう一回やってみる。
まず、自分の体に血液のように流れるマナを認識する。そしてその流れを首飾りの石に送り込むイメージをする。
マナを認識するのには苦労したが、目を瞑ると向こうの世界に居た時にはなかった感覚があることに気づき、それに気づいてしまえばあとは簡単だった。
じんわりと、何か温かいものが手のひらから漏れ出ていく。すると、石の中央部分にぼんやりと光る文字が浮かび上がった。
(……やっぱりか)
出て来たのは、昨日やった時から1減った、『8』という数字だった。
単位が月なのか年なのかはわからないのだが、30日という寿命宣告を受けた俺である。そこは8日と考えるのが妥当であろう。そもそも1日経ったらちゃんと1減ってるし、ほぼ間違いない。
しかし俺は一応あれから残りの日数について数えて来たのだが、それと計算が合わないのが解せない。あと2週間はあるはずなのだが、何か寿命を縮めてしまう要因でもあるのだろうか。早急に解明しておきたいが、これについては現状わからないことが多過ぎてどうにもならない。
(タイムリミットありで、さらにそのリミットが短縮されるとかマジで無理ゲーなんですが……)
と、またため息をつきそうになったが、そうして萎えていても始まらない。
まずはあれから部屋にこもってしまったティアのことである。俺の寿命が伸びるとしたら、俺が彼女の導師として本当の意味で認められることでしかあり得ないのだ。何はともあれ、最優先は彼女だ。
しかし、とうの彼女はあれから沈黙を保っている。いや、常に沈黙はしているのだが、少し様子がおかしいのだ。
あの日から、彼女は部屋からまともに出てこないのである。食事もレオナルドさんと取らず、部屋で食べているらしい。
そして何より不気味なのは、これだけ俺が無防備に廊下を歩いていても、なぜか罠が全く発動しないことだ。これは一体どういうことなのか。
(……まあ何にせよ、会わないことには始まらんな)
ってことで、また俺はいつものごとく、彼女の部屋の前に立った。
こんこんと、ノックを一度。返事はない。想定内。少し待ってからもう一度ノックをし、俺は中に声を掛けた。
「あのー、ティ……お嬢様? 少しお話をしたいんですけど、いらっしゃいますか?」
返事はやはりない。これも想定内。
「お嬢様~? 開けますよ~?」
一応再び声を掛けてから、俺はゆっくりとそのドアを開いた。
「…………」
警戒していたが、攻撃の類はなかった。と言うより、部屋には誰もいなかった。しばらく空けているのか、部屋の空気も冷えている。
「……これか?」
俺は部屋の奥へと進み、そのドアの前に立った。
不思議な文様の入った金属っぽいドアだ。ネイトさんによると、どうもティアは何かあるとこの中にこもる癖があるらしい。
特殊な魔法の作用でティア以外の人間には開けられないらしく、彼女が一旦この中に入ってしまうと自分から出て来るまで待つしかないようだ。
しかし俺には悠長なことをしてる暇はない。いち早く彼女に接触せんと、またその扉をノックしてみる。硬質でよく響く音が鳴ったが、またしても返事はない。
このままでは無為に時間が過ぎていく。どうにかして開かんかなあとドアノブに手を伸ばしてみる。すると、
「あれ?」
レバーが下がり、ガチャ、と音がした。なぜか普通に開いてしまった。
何で? 閉め忘れ……ではないよな。普通にちゃんと閉まってたし。
この中はレオナルドさん達も見たことがないらしい。もとは亡くなった母親が使っていた場所で、それをティアが引き継いだもののようだ。
その経緯からすると正直入るのは少し憚られるのだが、今はとにかく時間が惜しい。それにそういう場所は使う人間の深い部分が垣間見えるところでもある。これはティアという人間を知るには絶好の機会だろう。
とは言え、それだけ見られたくないところでもあるはずだ。俺も親に自分の部屋に入られたら結構いやだし。女の子ならなおさらだろう。
ただ、ここで入らなければティアと会うことはできない。しかし入るとそれはそれで怒るかもしれない。ううむ、困った。
(……とりあえず中だけでも見てみるか)
と、そう思ってその扉を開いた瞬間、俺は目を見開いてしまった。
家の中にあるドアなのだから、当然家の中に繋がるドアなのだと当たり前のように思っていたのだが、違ったのだ。
ドアの先は、なぜか洞窟のような通路に繋がっていた。
奥は薄暗くてよく見えないが、ティアが俺に気づかないということはかなり広いんじゃないだろうか。漏れ出てくる冷たい空気からすると、完全に別空間に繋がっているようにも思える。こうなると異世界らしく、迷宮みたいになっていたりする可能性すらある。
(まあそれならそれで好都合……か?)
もしそうなら、ティアには悪いけどちょっといろいろ調べさせてもらって、彼女にはバレないように退散することができるかもしれない。そもそも会ってもまたまともに話ができない可能性もあるし、そっちの方が彼女に関する情報を集められるような気はする。
「ふうむ……」
そのプランでいくか。見つかったらしょうがない。間違って迷い込んだ感じで謝り倒そう。
少し考え、俺は一旦自分の部屋に戻った。
迷宮と言えばマッピングである。紙とペンが必要だ。
幸い俺は大量の魔鋼紙を持っているので紙には困らない。ペンはバーンズさんに言って貸してもらった。あとはちょっとした保存食と水をネイトさんからいただき、それらを全て町で買ったショルダーバッグに入れた。
「うっし」
準備は万端である。そうしてまたあの扉の前に立った俺は、そのドアノブに手を掛けた。
「お邪魔しまー……す」
一応中に向かって声を掛けてみたが、彼女からの返答はやはりない。
よし。やっぱり結構広いっぽいぞ。これならイケる。
意を決して一歩踏み出し中に入ると、薄暗い通路にぽっと光が灯った。
見れば、真っ直ぐ伸びた通路の左右に、松明のように何かの石が設置されている。俺が歩を進める度に、その石が俺を先に誘うように淡い光を放っていく。
こりゃすげえなと異世界の技術を見直しつつ歩いて行くと、早速分かれ道に出くわした。
真っ直ぐ行く道と、その左右に伸びる道が何個か。一応マッピングしておく。
「……あれ?」
しかしその一つ一つを確認してみると、それぞれが小部屋のようなものに通じていて、特に迷路のようになっていたりはしなかった。ちょっとした居住スペースになっている感じの部屋や物置などの部屋ばかりだ。
「ただの隠れ家……みたいな感じかね」
と、思わずそう呟いてしまった時、かすかに耳が話し声のようなものを捉えた。入り口から真っすぐ伸びる道の先からだ。
見つからないように警戒しつつ、継続して声がする方を辿っていくと、
(おお?)
今までの部屋とは違い、かなり生活感のある部屋に着いた。
相変わらず壁面は洞窟ではあるが、そこそこ木材が打ちつけられているのでちゃんとした部屋感がある。円形の部屋の中央に大きな丸テーブルが据えられていて、その周囲に本棚が並べられている。書斎のような感じの部屋のようだ。
テーブルの上にはいくつかの物や本が積まれ、他にもいろんなものが雑多に広げられている。
これを調べれば何かわかるかもしれないが、先に彼女を見つけておかないと怖いと思い周囲を見回す。するとすぐに、その部屋からさらにどこかへと伸びる通路があるのを見つけた。
忍者ムーブでこそこそしつつそこを進む。すると20メートル程行ったところに半開きのドアがあり、そこでついに俺ははっきりとした話し声をとらえた。
「その辺にしておいたらどうかなお嬢」
淡い光が漏れるそのドアの隙間から中をうかがい見ると、ちょうどあいつ、フージンがティアに話し掛けているところだった。
「殺すには至らなかったが、ワタシ達の力は黒竜に届いた。まずはそれでいいじゃないか」
まだ距離はそこそこあるはずだが、やつの声ははっきりと俺のところにまで届いた。
全容は見えないのでわからないが、そこはかなり広い部屋だった。円形のドーム状のような形だろうか。天井は高く、今までの部屋のように圧迫感はない。壁もただの土壁じゃなく滑らかな石壁のようになっているので、そのせいで声がよく通るのかもしれない。
気になるのは、その円周に沿うようにして置かれている丸太でできた何かだ。
ティアはいつもよりかなりラフな格好で、その丸太群の一つに背中を預けていた。
運動でもしていたのか、彼女は肩で息をしながらボードに何かを書きつけると、それをフージンに向けた。
「……まあ、気持ちはわかるよ。しかしなあお嬢。実際あの黒竜を殺すのは難しいぞ。瘴気があそこまで周囲のマナに影響するとはワタシも思っていなかった。あれさえなければワタシ達の魔法はやつを殺せていた可能性はある。が、どうあがいてもやつの周囲には瘴気がある。はっきり言ってワタシ達との相性は最悪だよ」
さすがに距離が遠くてティアのボードの内容はわからないが、フージンの口ぶりから推測するに、どうも彼女は先日の一件に不満があるらしい。
少しふてくされた表情の彼女に、フージンは説教モードにでも入っているのか、なおも続ける。
「そんなことよりもワタシは、君のあいつに対しての態度の軟化が気になるんだがね。屋敷の罠も解除しているようだし、一体どういう風の吹き回しなんだい?」
(お?)
俺の話か? 確かにそれは俺も気になっている。ナイスな質問だ珍獣!
しかし問われた彼女に動きはない。丸太に背を預けながら、ただ俯いている。
「何やら看病めいたこともしていたようだし、まさかとは思うが、やつに絆されたんじゃあるまいな? 確かに体を張ったのは認めるが、君がそこまでする程の貢献とは思えない。一体やつの何が君の琴線に触れたと言うんだい?」
フージンがそうして彼女を矢継ぎ早に問い詰めると、押し黙っていた彼女が僅かに動きを見せた。
丸太から背を離し、ゆらりと立つ。しかしフージンに向かうことはなく、ただ俯き気味に地面を見つめる。小脇に抱えた筆談用ボードに何かを書く気配もない。
「お嬢……?」
さすがに様子がおかしいと思ったのか、フージンが少し心配そうな声を上げる。
しかし次の瞬間、やつの顔は驚愕の色に塗れる。
彼女の小さな口が、ぽそりと動いた。
「──わからない」
それは本当に、つぶやくような一言だった。
しかし柔らかいソプラノの声が部屋に響き、それが確かに俺の耳をくすぐった。
その甘やかな刺激に俺は慌てて口を抑え、二人から完全に影になるように身体を隠した。
(あ、危ね……っ!)
彼女が魔法詠唱以外で話した声を初めて聞いた。
それだけだ。ただそれだけ。なのに、本当にそれだけで心が震えてしまった。
再び彼女達の方をうかがい見れば、やはり珍しいことだったのだろう。フージンもくちばしをぽかんとあけ、呆気にとられていた。
その顔を見ると、ようやく自分が何をしたのかを理解したのか、彼女はハッと口元を抑える。
そしてそれをごまかすように、突然フージンに背を向けて走り出した。
「あ、お嬢!」
彼女はその呼び掛けには答えず、丸太群の上を忍者のように走る。
まばらに生えた木のように立った丸太の間を華麗なステップで縫い、さらには数メートルはある丸太でできた柵を余裕で飛び越える。
エレナと同等とまでは言わないが、なかなかいい動きだ。
どうやらここは彼女のトレーニング場所らしい。フージンが何やらティアに叫ぶが、彼女はそれを完全に黙殺。アスレチックトレーニングを止める気配はない。
ちょっと大きな動きをしてしまったのでバレたのではと思ったが、フージンは呆れたように腰の辺りにヒレを置いているだけで、こちらに気づいた様子はない。どうやら大丈夫だったらしい。
ほっと息を吐きつつ、俺は自分の胸に手を置いた。
(喜んで……いいんだよな)
まだドキドキが収まらない。
実の親をはじめ、絆が深そうなフージンとの会話でも徹底して喋らない。そんな彼女の素の言葉を引き出したのが、他ならぬ俺に関することだった。その事実が俺の心に強烈な歓喜を湧き上がらせてやまない。
俺の評価が実際にどうなのかはわからないが、それでも嬉しい。あらゆることから逃げ出した俺にとって、こうして誰かの中に自分の存在を刻むことができたのは、本当に初めてのことなのだ。
フージンがつついてくれればもう少し話を聞けたかもしれないが、彼女のトレーニングはまだ続きそうだ。見つかる可能性もあるし、これくらいで退散しておくのがいいだろう。
未だ歓喜に浮足立つ体を戒めつつ、俺は先程の部屋に戻った。
今のうちに少しこの部屋をあらためさせてもらおう。彼女の問題に迫れる何かがあるかもしれない。
俺は再びあのとっ散らかった丸テーブルの前に立ち、何かめぼしいものはないかとそこを見回した。
「ううむ……」
内訳的には本が多いが、バラバラになった紙や何かよくわからないものもいっぱい広がっている。改めて見ると、なかなかな乱雑っぷりに苦笑が漏れる。整理整頓が苦手なのか、もしくは物事に夢中になってしまうタイプなのか。まあ何にせよ、こういうところも彼女の一端だろう。
とりあえずよくわからない雑貨的なものは置いておいて、本の方に着手する。
しかし本は数が多い。さすがにこれに全部目を通している余裕はないので、最近読んだものっぽいものをピックアップしてみる。
手始めに、まさにさっきまで読んでました、みたいに開かれたままの本を手にとってみた。
「ん、これはもしかして……絵本か? えーっとなになに……“かぜのたびびと”?」
見開きいっぱいに絵がでかでかと書かれていて、文字は少ない。典型的な子供向けの絵本だ。
少し紙に焼けが見られるものの、装丁はとても綺麗で、街の教会にあった本と比べてみても高級感のある一品である。
「ほほう……」
ちゃんと全て魔鋼紙でできていて、かつページ数が少ないので、あっさり最初から最後まで読めてしまった。
まあ、なんだろな。子供にやんわりと死生観みたいなものを考えさせると言うか、植え付けるというか、そんな感じの話だな。こういうのは向こうの世界でもあった気がする。
彼女のお気に入りの本なんだろうか。意外と言えば意外だが、これで何かわかるかと言うと微妙だ。もっと何か、彼女の内面に繋がりそうなものはないだろうか。
と、そう思って他の本に手を伸ばそうとした時、
(げっ!?)
さっきの部屋の方から、だいぶ近い距離の話し声が聞こえた。おいおい早過ぎるだろ! まだ全然調べてないのに!
慌てた俺はつい本をそのままカバンに入れてしまおうとするが、寸前で思いとどまった。いやだめだろそれは。さすがに盗むのはまずい。
と、慌てふためきながら急いで本を戻そうとした時、そこで俺に電流走る。
そう言えば、カバンの中にはあれがある。あれを使えば……。
カバンを漁り、それを取り出した。
マッピングしようと思って持って来た、魔鋼紙の束だ。これを使ってめぼしいものを速攻でコピーして、それを後で調べれば、何の本だったかくらいはわかるんじゃないだろうか。
迫る足音を背にしながらも、俺はその辺のコピーできそうなものを片っ端から魔鋼紙に写す。そしてそれをカバンに入れ、すぐさま忍び足ダッシュでその場を離れた。
(……よし!)
つかつかと早足しつつ後ろを伺うが、二人が俺に気づいた様子はない。
盗人みたいなやり方で気が引けるが、俺にはもう時間がない。ことが終わってもし俺が生きていたら、ちゃんと謝ろう。
抜き足差し足で音を立てないように、かつできるだけ急いで。全身の筋肉を駆使し、そうした矛盾した動きを体に強いた結果、何とか二人にバレずに屋敷に戻ることができた。
なるべく本も元の位置に戻しておいたし、たぶんバレてない……はず。
ともあれ、これだけの危険を犯したかいはあったのではないだろうか。ここはおそらく彼女の中枢、この魔鋼紙を調べれば彼女の本質に大きく近づけるに違いない。
早速明日あたり、街に行って解析してみることとしよう。
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