蓬莱ステーションでエッチ!


「さて、蓬莱ステーションを案内しましょう、マレーネさん、用意出来たのでしょう?」

「とりあえず一万名分は」


「行きましょう、宇賀一族の街を見せてあげます、代価はまけませんからね、悪いけどスピンクス、お留守番していてね」

 クリームヒルトも、皆と一緒に蓬莱ステーションに転移しました。


 最大五万名を収容できる蓬莱ステーション、小さいながら色々な設備が完備しています。

 今のところ現地勢力に探知できぬように、ステルス仕様になっています。

 人工太陽照明、植物生産工場、人造肉製造工場などなど……学校もあればプールも一応あります。


 全て稼動可能な状態だそうです。

 管理ロボットが、管理してくれていましたので、いつでも稼動出来るのです。

 ただ植物生産工場などはしばらく時間がかかるでしょうが、食料製造工場は、原材料を調達する事が出来れば、すぐに稼動できるそうです。


「まぁ、標準設計ですので、時間をいただければ、オプション対応も出来るでしょう……あとは何処かに蓬莱との出入口を作るだけですが……」


「それなら、何処かのビルでも買いましょう、宇賀ビルでも作れば良いでしょう」

「そういえば駅前のビル、一棟売りじゃなかったの?」

「あれを買って商業ビルにすればいいでしょう」


「駅前のビルですか……たしかに売りに出ていますね……もう完成していますね……そうですね……買いますか」

「でも……私たちは力が弱くて……九尾のようなものが……」

「ビルには防御を張りますので、変なものは入って来ませんよ、大丈夫です」

「それに貴女たちにチョッカイを出さないように、警告でもしときますから」


 その夜、蓬莱ステーションではエッチな出来事が……

 結果、宇賀真琴(うがまこと)さんと稲田真白さんが側女となりました。

 どさくさで、ヴァランティーヌも念願の側女になりました。


 マチちゃん、シズちゃん、ミチちゃんの三名は采女さんに……一応中学を卒業するまでは……采女さんでとのことなのです。


 そんなことなど気にしない姉様たちが、会話をしています。

 クリームヒルトは、大きな耳を立ててしまいました。


「でも美子、えらく今回は抵抗しましたね、どうして」

 と、茜姉様が聞いています。

「だって……この惑星蓬莱は自ら努力してもらわなくては……テラよりも救いがないような、テレビ等見ていると、助けがいが無いように思えますし……」


「助ける値打ちが乏しいと?」

「オフ・コース」

 と、美子姉様が言ったので、茜姉様が大笑いしていました。


 中学部の放課後、仲良し四人組が、おしゃべりに夢中です。

 各自の左薬指には、お揃いのピンクゴールドにダイヤモンドがはまっています。


「昨日はすごかったわ……私、恥ずかしい話だけど、下着がベチョベチョに……」

「私……あの後、興奮して……おトイレで……」

「そういえば、マチちゃん、お昼休み、長いおトイレだったけど……まさか……」

 真っ赤になったマチちゃんです。


「もうすぐ女になるのよね……」

「中学卒業までまだ長いわ……」


「クリちゃん……私たち……もうすぐ、なっちゃっうのね……クリちゃん、先輩ね……よく教えてね♪」

「あんなこと、時々するの?」

「それが私たちの義務よ」

「……」


「イヤなの?」

「違うの……毎日はしてもらえないかなと……時々しか、してもらえないと思うと……」


「仕方ないのよ……美子姉様の女って、それはもうたくさんいるし……皆さん、信じられないほどお綺麗なの……」


「でもね、ハウスキーパーのサリー様が、公平に順番を決めてくださるわ、だからいつかは必ず回ってくるわ、でも皆、夜の順番を共有するのよ」

「共有?」


「必ず一人に一晩回ってくるでしょう?それを誰かの番に、例えば私たち四人でご奉仕をすると、四倍早く回ってくるということ」

「ねぇ、私たちの番は四人で共有しない?ただその場合、互いのあの時の姿も、共有することになるけれど……」


 シズちゃんが、

「私はそれでもいいわ、もうすぐ美子様の女になるのですもの、私、チョーカーを付けたくて仕方ないぐらいよ」

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