よもつへぐい
最近同じようなゆめを見る。
夢の始まりはいつも違って、終わりだけいつも一緒。
誰かに食べ物を勧められて、食べようとしたところで目が覚める。
食べ物を勧めてくるのは知らない人で、でもどこか懐かしくて、私は少しも不審がらずに食べ物へとてを伸ばす。
その人は私のことを知っていて、私の名前を呼んでくる。でもそれは私の名前じゃない。今の私の名前じゃないのになぜか妙にしっくりとくるその名前に私は自分が呼ばれていると思う。
嗚呼、今日も目が覚めてしまった。今日で何回目だろう、いまだにあの人の勧めてくる食べ物の味を知らない。
私はいつも目覚めてしまったことを後悔する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます