第11話 吾輩コロナ問題について考える

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「収まる気配がないな……」

「えぇ……エライことになってますね」

「………どうなるのかね?」

「さぁ?」


ということで、吾輩です。


たぶん、世界中の人がどうにかしなければという問題に直面している昨今。


なんとかしなきゃと、どうにか出来ないかと。


ここまでの混乱っていうのは人生で一度きりでいいと思う次第です。


けど、嵐のようなものでいつかは過ぎ去るだろうと見送るしかない。


パンデミックってのは戦争よりも厄介かもしれません。目に見えないのだから。


ウィルスと戦う免疫細胞達に頑張って頂くしかないのが一般人です。


もはや、首都封鎖だの感染爆発など色んな単語が出来上がる始末。


先行きの見えない経済も落ち込むばかりですね。


まさに世界大恐慌といったところです。


――吾輩たちはナニと戦っているのか?


見えない敵相手に色んなものを奪われる日々です。


特にお金とかお金とか、お金とか。


先行きが見えないのはどうしてなのか?


吾輩が考えるに着地点がどこかということだと思います。


感染が収まるのが着地点か、死者が居なくなったら着地点なのか。


多分、着地点は……『特効薬』の開発。


これが一番でしょうね。ウィルスがいなくなる可能性があるのか分からないけどインフルエンザみたいにご長寿かもしれませんしね。色んな形に変わってくるやつかもしれませんしね。


いま、すべきことは……。


世界中の優秀な人材と機材を惜しみなく使って、薬を作ることか。


これだけがあればみんな安心して過ごせるのでしょうね。


かかっても大丈夫となれば、事情も変わるのでしょうね。


それに、感染力が強いのは治らない期間が長いからかもしれませんしね。


自覚なきウィルス流通というのも恐ろしく見えるけど風邪と変わらない。


ついでに予防接種も出来る様になれば安泰か。



ということで!


世界政府だが、なんだか知らんけど薬が一番さきじゃないのかな?


これが出来るまでは単なる水際対策でしかないし、


このままだと、世界が、地球が、人類が、死ぬ。


ということでお薬作るのに全力投球でいかがですかね?


政治好きなヴァンパイア的にソレが正解なんじゃないかなと思います。


これで世界が平和になる。


お薬ばんざーい。


「眷属さん、どうでしょう?」

「意外といい線ついてるかもしれませんね」


眷属のお墨付きも貰ったことですので、世界の財力と人材を薬に投入でいち早く開発に採択されました。以上で吾輩会議終了いたします。


「旦那に効く頭のお薬もお待ちしております!」

「失言ッ!?」


ということで、パンデミックの解決方法はお薬です。と


低能な吾輩は結論付ける。お薬お待ちしております。


早く……世界が平和になるといいな……。


《つづく》


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る