第12話 吾輩コツコツとコツコツする。
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「コツコツ」
「………………」
「大事なコツコツ」
「………………コツ」
「コツ!」
ということで、吾輩です。
まだ生きてます。コロナとかもうチョウ恐い。
なんなんでしょうね……あのウィルス。強すぎる噂しか聞きません。
まぁ、けど凡人が何を気にしても無駄だと知っております。吾輩が恐がっても何も出来ず、吾輩が騒いでもなにも起きず、吾輩が動いても何も起こらずです。
要は、コロナとの縁はなかったということで。
コロナさん………………さようなら。
そんな恐怖の生活で出来ることは引きこもること。これが最強ですね。
おまけに引きこもるとまぁイイ感じですよ。
小説が進みますね!
ある意味、最高の環境ではなかろうでしょうか?
出歩くな、人に会うな、動くなという、三拍子。
要は自宅で楽しく如何に過ごせるかがストレスのはけ口でございます。
ということは、書くしかないじゃない!
と言っても、書ける時間があるとあるで、
意外とだらけてしまうもので………………
無い時の方が根詰めてた感がありますよね。
そんな中でフルーツバスケット二期でいいお話がありました(。-`ω-)。
本物の山のような洗い物があったとして、目の前にして考えると途方に暮れて不安に潰されてしまう。いつ終わるのだろうとか、これをやることは出来るのだろうかと、見えない未来に泣きそうになる。
そういう時は考えずに洗濯を始めればいい。
一つ、一つ、ゆっくりと――。
そうすれば、いつか山が無くなって綺麗な空が見えるよ。
これだなと思いました。不安に感じてしまうのもしょうがないのだけれど、
何も変わらないのだから、動き出そう。
ただ、ちょっとずつでも動いていれば終わりが見えてくる。
ずっと先の未来を見るのではなく、
今日を、今を、この瞬間を――
動いていることに意味がある。
そうすれば、いつか見えるのだよと。
コロナの件もそう。
いまは何も見えないけど、一日一日何かが進んでいる。
だから、大丈夫。ずっと続くことなんて、ありえないのだから。
変えようと進んでいれば、何かしら変わるのだから。
だから、今を生きよう。
「旦那の改稿も進んでますしね♪」
「あとちょっとで二章も終わるぞー!」
「あとは三章ですね♪」
「コツコツだな♪」
ということで、吾輩は眠りにつく。
《つづく》
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