第3話 吾輩……脳が燃える様にアチィ

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「風邪かな……脳がアチィ……」

「バカは風邪ひかない」


どうも吾輩です。


一日に二話も更新したもんだから脳が死にかけております。というか、最近の更新ペースは過去に匹敵しつつもある。書きたくてしょうがないって感じで気が付くと書き始めている。


っていうか……長かった……。


ずっと、こういう形をやりたかったんだ。


二百万文字に近くてやっと書きたいものが書けるとかイカレてるとしか言いようがない。誰がそんな後ろまで読んでくれんねん。まぁ素敵なレビュー頂いて最高最高と称えられましたが……ありがとうッ!


「ストーリとキャラだけですね……表現力が足りてない証拠です」

「ほわッ!」


それにしても表現とは如何に難しい。想像したものをちゃんと伝えるってのが難しい。言葉が出て来ればいいのに出てこない。こういう時なんて……いうのとか。なんて書くのかとか。


一人で盛り上がっているのじゃないかと……不安に襲われますよね。


「というか、旦那……これは最終回なんですか?」

「違うよ」

「総動員じゃないっすか、これをどうするんです?」

「全部書くよ」

「最終回が盛り上がるんでしょ? ここでこんなに盛り上げて大丈夫なんすか?」

「知らん……」

「えっ……?」


 それが答えだった。本当に吾輩が分かっていない。


「思い付きで書き始めてしまったのだ……手が勝手に動いた結果は……知らん」

「……思い付き!?」


眷属がビックリするのも無理もないこと。当初の計画に一切ここでの集団戦闘など盛り込んでいないのだから。四章の最後にある集団戦闘。それとは別の集団戦闘をいまぶちこんでしまっているわけです。内容はもう考え切ってあるんだけどね!


「吾輩は帳尻が合うようには考えている」

「これピークじゃないっすか!! あとから盛り上がるのはどうするんですか!」

「馬鹿者ッ! 四章の最後の方が盛り上がるに決まってんだろッ!」

「……マジっすか」

「大丈夫だ……ただ書くのが長くなるだけだ」

「改稿は……?」

「これが終わるまでがワンエピソードだ。お布団ちゃんとの再会からこの戦いの終わりまでがワンエピソード」

「……」(大丈夫か……コイツ!?)


いきなり始まった最終回のような展開。神々の登場とかね!


まぁ面白くなるのであればなんでもいい。面白ければいいだろう。どうせPV鉛筆の先っぽぐらいだし。けど、フォロワーが増えていってるんだよな。どこから見つけてくるのでしょうか、あの人達は?


ぜひ、尋問してみたい(。-`ω-)。かつ丼食わせたい。


大分面白い展開だと思ってるのだが……読者さんに伝わってないとどうなのだろう。自分がサイコーに面白いのに伝わらないなんていうのは表現力の問題だ。何か足りてない部分が多いのだろう。


というか、それが表現力だ。


表現して伝えるからこそ価値がある。


頑張れ、吾輩……負けるな、吾輩! 神が吾輩を見ているに違いないッ!!


ということで吾輩は眠る。



《つづく》


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