第2話 吾輩は心が弱いから悩む
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「毎度の文句ですね」
「……」
「いや、ほらね。ご新規さんにも分かるようにさ」
「……」
「なんか……ごめん」
眷属に謝るバンパイア物語。ということで、吾輩です。
デットエンドを書くか、こっちを書くか悩んだ挙句にこっちを取りました。
心が弱い吾輩です。
書けるのだけれどいつも通り悩む次第です。デットエンドというのはですね、吾輩がずっと書いてる二百万文字近い物語なんですよ。もうひたすらそれだけを書いてるのですよ。昨年は90マン文字も書いたんですよ。単行本なら九冊分。
すごくね、吾輩?
「旦那、なんかいつもと文体が違う」
「ご新規さんも見てるかもと思うと、どうもね。ほら、丁寧な対応っていうかさ」
(こやつ……怖気づいておる)
下らん自画自賛は置いといて。大分マシにはなった来たものですが、どうも足りてない感が未だに抜けない。やっぱり、いきなり星が入る作品にはならないものでどうしたものかと。意外と読んでくれている人も増えつつあるので自信はちょびっともらっているのですが、最初の導入部分をもっとド派手にバーンみたいな。
「チョウ分かりづらいっす」
「分かってよ……ずっと一緒にやってきたじゃん」
眷属のセバスチャンと二人三脚なのがこの物語。意外と主に対して辛辣。
ちょくちょくデットエンドの話が出るのは吾輩が作者だからだ。これは致し方ないことで、思考を書く物語だからこそいらん情報というか作者の悩み全開でお送りしているものです。
当初は結構ゴミに近い作品だったものを何度も何度も改稿しながら更新してここまできたデットエンド。改稿の数は片手の指ぐらいしているのは間違いない。直しては進んでを繰り返して少しずつフォローが増えて星が増えてと地道にやってきた。
それでも、まだ勢いが足りないというか不足している部分が多い。
最初の方の書き方とか戦闘シーンの描写とか。段々とワンエピソードが長くなってきているのは良い傾向なのだけれど、それをうまく序盤にいかせないものかと悩んでこっちを書くことにした。
デットエンドのコンセプトは後々面白くなっていく。
異世界転生の最初の大喜利大会ではなく、段々と後半にいけばいくほど面白いものになるよう書こうと思っているのだが、まぁダメよね。
ストーリに於いて序盤の重要性はデカい。おまけに後半もまだまだ荒い。
一章も二章も。誤字も多いし……。
作者の独り言多すぎと思った、アナタ正解です。思考ですから。
「旦那をキモいと思った、アナタ。正常です」
「……ひどい」
やりたいことは固まっているけど表現力の無さ。それは何度も改稿して直していくしかない。色んな別作品を書くわけでもなく一つの物語を丁寧に仕上げる方針ですから。デットエンドを書いてればオールジャンルの練習になるから。なんでもありの世界感なんで。
それにしてもいきなりドバっと七日ぐらいにフォローが増えたけど、そこからパタリだ。ニコニコの宣伝かなと思う。年二回ぐらい不可解なタイミングで増える。星を貰えたあとは増えやすいとかあるけど。
「旦那は改稿で悩んでるんですか?」
「もっと一・二章を面白くできるはずなんだけど……ポテンシャルが出せていない気がする」
「下手くそですからね」
「だから頑張ってんだろ!」
ここで気合を入れなきゃいけない絶対的理由もあるのだ。おっさしの通り章の最後にピークを持ってくる方式。必ず終わりが一番盛り上がるようにと意識している。一章よりも二章。二章よりも三章と。
そこで四章が一番大きなピークになる。これは間違いない。ここを読んでもらって感想こなかったらデットエンドも……ヤバイかもぐらいのピーク。
というか、後半は書くことが多すぎてどうなるかわからんぐらい登場人物出しまくるのだから。そこが一番のピークなのだ。デットエンドの一度目のドピークといっていいだろう。
三章のお受験編を楽々超えるはずだとは思うのだが……。
いかんせん長い物語。正直こんなに文字数がいくとも思っていなかった物語。まだここかと思いつつも書き続けているわけで、そんなわけで悩むのですよ。
二章がちょっとお粗末なんだよな……と吾輩はいまだに引きづる。
おまけに一章の最初とピークも、どうにかできそうな気がする。
ご新規さんに読ませる努力をかかすのは良くない。既存の読者にはちゃんと配慮してストーリーが逸脱しないものにするけど。どちらかというと表現とかシーンの見せ方の部分なんです。
『もっと面白くできるはず!』
と思ってしまう。もうちょいで星が百に届くし。
四章の今のエピソードが終わったら、一旦改稿に入るか。そうだな。今のエピソードが終わったら、そうだな。そうするべきだよな。そうしよう。
「旦那、考えがまとまりました?」
「まとまった」
「また改稿地獄っすね」
「望むところよ! そうやって段々とステップアップしてきたんだから!」
こうやって、悩んだりしたことを書くのもこのエッセイ。
ということで、吾輩は眠る。おやすみ。
《つづく》
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