バンパイア物語4「奇跡なんか…最初っから起きるわけねえだろ…自分でムリヤリ起こさなきゃ自然に奇跡なんか起きるわけねえっつってんだッ!」

ハギわら

第1話 吾輩は2020年の吾輩だ

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる


「旦那、お目覚めですか?」

「ついに来てしまったか……ここまで」

「えぇ、ここまで来ましたね」


ということで、バンパイア物語4が始まります。


まず初見の皆さんにひとこと申します。


過去のバンパイア物語は見ないでください。書き方がヒドイとかのレベルではないのです。ソイツは過去の吾輩であるのですが、もはや、今の吾輩とは似ても似つかないようなやつ。


なので、簡単に吾輩と旦那と呼んでくるコウモリについてのご紹介。


まず、吾輩だ。特徴は髪が立っており八重歯が二本ほど生えている。身長は190cm・体重は秘密だ。自称スリムである。


人々は吾輩をこう呼ぶ――【バンパイア】と。


実際は人間なのだが、マントしか外出着を持っていないことと風貌からそう言われる。あと畜生な持病があってな太陽に当たるとアレルギー反応で火傷する。日中に出ようものなら全身やけどで死ぬだろう。


このせいで人間扱いされない可哀そうな人間が吾輩である。


名前はアインツさんだ。本当の名前は長すぎて割愛する。略してアインツさんだ。ウルゴーンさんではないぞ。あれはバンパイアじゃなくてアンデットだからな!


そして、コウモリだ。吾輩の眷属である。


名はセバスチャン。小奴も正式な名前が相当長い。だから略だ。執事的なポジションをするコウモリだ。なぜコウモリと話せるのかは吾輩も分からない。だが吾輩はボッチをこじらせすぎてコウモリたちとおしゃべりができる様になったのだ。


あまりツッコまれると泣いてしまう可能性がある。吾輩の取り扱い注意だ。


このバンパイア物語は吾輩をバンパイアと名付けたやつに物申すために活動をする目的だったのだが、いまだに誰がソイツだか分からない。だから全世界に繋がるネットで拡散しているのだ。


しかし、読まれない。だから、物申しようがない。


読者さんはいい人ばかりだ。そんな悪いクソヤロウはいない。吾輩を応援してハートを投げつけたり星をぶつけたりしてくれる方たちだ。吾輩は読者を愛するよ。


現金なやつだからな。


人はたまに《コウモリ野郎》と吾輩をいう。


コロコロ考え方が変わるのだ。その場その場で書いてる。おまけに一発書きを原則としている故に誤字脱字が半端ない。大迫選手よりもトリッキーなトラップならぬタイプミスをする。


もしかしたら、ここまでで既に過ちを犯しているのかもしれない。


「旦那……話が長いっす」

「自己紹介は重要だと思うから、力入れんと!」


通常千文字程度なのだが、フォーということでちょっと気合を入れている。


こう見えて実はカクヨムに三年いる。四年か?


忘れた。細かいことはいい。そういう人間だ、吾輩は。


これはそんな吾輩の苦悩と葛藤と思考を語る物語である。たまにおふざけが入るのはアタマが弱い証拠だ。君は着いてこれるかな、吾輩の知能に?



かなり低いから気を付けろッ!


大御所である地井武男のちい散歩を略して、おちんぽとか言っちゃうからな!



しかし、そんな吾輩も二つだけまじめに取り組んでいることがある。


世界平和と物語だ。この二つだけはこのエッセイを通して頑張っている。どれだけ書いても書いても書き足りない。だから半永久機関ともいえる。吾輩の人生の全部がここに詰まっていると言っても過言ではない。


これはWeb小説という世界で生きる夜しか活動できないバンパイアの物語。


それが――バンパイア物語。


さて、とりあえず一話などこれぐらいでいいだろう。最初から飛ばし過ぎると疲れるからな。これぐらいで勘弁してやろうではなく勘弁してくれ。眠いんだ。


「旦那……これでいいのですか?」

「思い付きで書いてるにしては上出来だろう?」

「……貴方っていう人はいつもそうです」

「何が?」

「行き当たりばったり」


吾輩は眠ることにした。おやすみ。



《つづく》

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