3ー19 第三章の登場人物と補遺
<第三章の主な登場人物>
粟口龍馬(あわぐちりょうま)=リューマ・アグティ:
主人公。会社から帰宅途中で勇者召喚に巻き込まれた社会人一年生
ホブランドを管理するアルノス幼女神が召喚場所への転移を抑止し、加護をつけてホブランドの地上に送ってくれた。
アルノス:
ホブランドを管理する女神ながら地上に直接干渉する力は持たない。
リューマの巻き込まれ召喚を解消し、創造魔法、錬金術、言語能力、インベントリなどの能力を付与し、女神の加護を与えて安全な場所に転移させてくれた幼女神。
シレーヌ・バイフェルン
リューマがホブランドで初めて出会った人たちの一人
ジェスタ国近衛騎士、女性、分隊長
ハンナ
フレゴルドの商業ギルド不動産担当職員
アリス・エーベンリッヒ
幽霊屋敷の主
ハイル・エーベンリッヒ
アリスの父親、自殺している
クラリス
アリスのメイドをしていた女
グレマン・オイゲン=テッドリー・カッソラー
詐欺師
ナンシー
フレゴルドにあるアルノス教会のシスター長
タマラ・ブランディング
フレゴルドの武具商人、ドワーフ女性
キャスリン・オマール
元フレゴルド代官夫人、寡婦
ギャラン
オマール邸の執事
バレットご夫妻
フレゴルドで屋根修理を頼んだご夫妻
トレバロン
フレゴルドでリューマが雇った執事、借金奴隷、人族
商家の元執事、義理堅い性格で社交性に富む
ラーナ
フレゴルドでリューマが雇ったメイド、借金奴隷、狐族の獣人、
奴隷に落ちる前は獣王国の伯爵家のメイドでメイド長の補佐をしていた
イオライア
フレゴルドでリューマが雇ったメイド、借金奴隷、エルフ族
奴隷に落ちる前はキャバレリ国商家の娘さん、家事、料理に通じ、商才もある
バンター・ヘンデル
第二王女コレットが住む離宮の執事、王都での礼儀作法の師匠
カール・ツィンメルマン、サマンサ・ツィンメルマン
王都での舞踏会の師匠ご夫妻
フィレリア・デンゼル
王都での舞踏稽古の相手役、貴族の令嬢?
オルレーヌ・バイフェルン
ジェスタ国の伯爵、ジェスタ王国東部に領地を有する、シレーヌ嬢の父
シレーヌ嬢は同人物の次女(長女は死亡している)
アルフレッド・ヴァン・フルスロット・ベンジャミン
ジェスタ国国王、コレットの父親
ウェイド・ベルク・フォイッスラー
ジェスタ国宰相
ハイラル王子
隣国エシュラック王国の王子
バーロン・ヴァン・ディーモット
エシュラック王国の元老院四席参事
ネッド・ティフ・クライスラー
エシュラック王国の近衛騎士団副隊長
カイル・スヴォン・レーベル
エシュラック王国の王宮魔法師団三席魔法師
ケスラー・ヴァン・フルスロット・ベンジャミン
ジェスタ国第一王子
ザイル・ヴァン・フルスロット・ベンジャミン
ジェスタ国第二王子
ヘルダ・ヴァン・フルスロット・ベンジャミン
ジェスタ国第一王女
ワーナー・ヴィン・デヴィアン伯爵
エシュラック王国王子歓迎晩さん会の出席者
グリッド・フォン・エーレンデル公爵
エシュラック王国王子歓迎晩さん会の出席者
ゾーイ・フルト・ローゼンブルク侯爵
エシュラック王国王子歓迎晩さん会の出席者
サミュエル・バーンズ
近衛騎士団副隊長、ジェスタ国でリューマを除くと最もレベルが高い人物(レベル42)
シャルル・デラ・ジェスタ王
建国王と敬われている人物
流浪の騎士、サレフィス随一の土豪の一人娘カレンと婚姻、周辺を平定してジェスタの礎を築いた人物
ベルム歴587年の晩春月28日バッカジオ平原の会戦でシャルル王がエルモシアとゾラックス連合軍を僅かな兵力で打ち破った
マクレガー・コルドレン:
コルドレン子爵の嫡男(次男)、シレーヌ嬢の元婚約者、素行が悪いために破談にされた男
マーサ:
ワイオブール離宮の女官長
クリスフェル・ノルム(ヴァン・デザイア・ベンジャミン):
ジェスタ国王太后、ワイオブール離宮の主
フェレーヌ・ヴァイオス(ヴァン・クリエル・ベンジャミン):
王族、前王の妹、ヴァイオス辺境伯の元へ嫁いだが嫡男が生まれず、側室の子が辺境伯を継いだ際に王都へ戻った妃殿下
ジェルベーヌ・ファルセット(ヴァン・シェード・ベンジャミン):
先々代の王太后、クリスフェル王太后の祖母
黒瑠璃の宝冠の在処を伝えぬままに逝去したことに悔いが残り、魂魄となって離宮に残っていた。
イサベル:
先々代の王妃
マレーヌ:
クリスフェル・ノルム王太后の御傍付女官の一人
オルレーヌ・バイフェルン:
シレーヌの父、伯爵、43歳
ミシェル・バイフェルン:
シレーヌの母、38歳
ミレーユ・バイフェルン
シレーヌの妹、第二子 14才
カール・バイフェルン
シレーヌの弟、嫡男、第三子、12歳
アネット・バイフェルン
シレーヌの妹、第四子、10歳
コーデリア
王都の冒険者ギルドの職員
サブマスの補佐役
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員
ガイゾル:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Aランク、火属性魔法持ち
ゼンダー:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Bランク、火属性魔法と雷属性魔法持ち
ミーリャ:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Aランク、結界魔法属性
マルコス:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Cランク、火属性魔法
ジーナ:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Bランク、火属性魔法と空間属性魔法持ち
クルーシア:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Cランク、火属性魔法と結界魔法持ち
ロジャー:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、Cランク、火属性魔法持ち
ラスカル:
黒飛蝗の対応で集まったギルド会員、ロジャーの弟、Cランク、火属性魔法持ち
キャラハン:
王都冒険者ギルドのサブマス、元Aランク、火属性魔法と土属性魔法持ち
リック
王都冒険者ギルドのギルドマスター、元Sランク、風属性と火属性魔法持ち
エカテリーナ・アーマレイド:
アーマレイド不動産の従業員、アーマレイド准男爵の娘、既婚者
元ダンケルガー辺境伯
奸計により無実の罪(反逆罪)を着せられた辺境伯が、無罪になったものの収監中の怪我や病のために罪を着せた相手に怨嗟を残しつつ悶死、怨霊となって屋敷に残り、50年以上も幽霊屋敷となっている。
ブランディット伯爵
養女にしか性的興味を示さない変態貴族、40年以上前に使用人共々呪い殺されている。
死亡当時の館がそのまま怨念の籠った幽霊屋敷となっている。
エルマー・ラインハルト:
元子爵、ダンケルガー辺境伯を貶めた張本人。
ダンケルガー伯爵の領地をかすめ取り、辺境伯の妻をも強奪した。
ダンケルガー辺境伯の無罪が確定するようになるといち早く逃亡した。
20年ほど前に王都に舞い戻り、ファルク・アシュロンという偽名で骨とう品店を営んでいる。
カリラナ・フルト・マクレナン
マクレナン侯爵当主、ウェイド宰相の計らいでリューマの後見役となる。
所謂、寄り親であるが、同時に寄り子であるリューマはマクレナン侯爵の派閥と見做されることになる。
マクレナン侯爵は主流である国王派の一派閥。
<第三章の補遺>
家宰:
家宰とは、あくまで家の中の雑務を統括する執事の長(若しくは侍従長)であって、室町時代にあったような主人に代わって軍事や政治まで司るような権能は持ち合わせていない。
通常大きな邸宅を構える貴族や大商人は、家宰とメイド長を雇い、その下に複数の執事、庭師、馬丁、料理人、メイドなどの使用人を雇っている。
メイド長はメイドを統括し、家宰を補佐する人物であり、使用人ではナンバー2の立場にある。
ワイオブール離宮:
王太后が住む離宮。百年以上も前に建立された宮殿で、建設当時は専ら他国外交使節団の受け入れなどに使われていた。
50年ほど前に別の場所に迎賓館が建立されたことから王族の離宮として使われるようになり、主として寡婦となった王族の住まいとして利用されるようになった。
黒瑠璃の宝冠:
三代王妃ベリーヌがアレシボ皇国から輿入れした際の嫁入り道具の一つ。
歴代の王妃はアレシボ皇国との親交の際には必ず身に着けたという由来がある。
現地語:オード・レ・ランコシェスタ
黒飛蝗による災害を蝗害と呼称する
食料不足等の理由で変異を起こし、体色が赤黒くなり、猛烈に繁殖し、えさを求めて飛びながら移動する。
雑食で食えるものは何でも食べる
体長20センチから40センチにもなるイナゴの魔物
通常は薄緑の体色、雑食
マッケンジー不動産:
まっとうな貴族の屋敷を扱う不動産屋だが、値が高い。
番頭の対応が悪い。
アーマレイド不動産:
曰く因縁のある貴族の屋敷を扱う不動産屋だが、普通の屋敷も扱ってはいる。
ラングレイ魔石・宝飾店:
王都にある貴族や大商人を相手にして魔石や貴金属を売る高級宝飾店
紅綬褒章:
王家に多大の貢献を為した国民に与える最高位の褒章
(王家に多大の貢献を為した外国人に与える最高位の紫綬褒章もある。)
シャルル宝冠殊勲大褒章
戦勲等により王国に多大の貢献を為した武人等に与える最高位の褒章
王都における貴族の屋敷の慣行標準
公爵・侯爵クラス 10万ベード以上
辺境伯クラス 8万ベード以上
伯爵クラス 6万ベード以上
子爵クラス 4万ベード以上
男爵クラス(領地持ち) 2万ベード以上
男爵クラス(領地なしの法衣貴族) 1万ベード以上
准男爵 不要
注-1)商業ギルドで扱う不動産は子爵以下の場合のみ
通常貴族用の不動産は専門の業者で扱っている
現状で王都の不動産取り扱いは、マッケンジー不動産とアーマレイド不動産。
どちらも当主は准男爵の爵位を与えられている。
注-2)貴族街の税金
広さ千ベードにつき年間金貨一枚が地租税となる
但し、不動産屋については空き屋敷についての減免措置があり、年間金貨一枚の納税で済む。
カラミガランダ:
故ボーヴォアール子爵の領地、リューマ伯爵の領地の一部となる
ランドフルト:
王領直轄地であったが、リューマ伯爵に下賜された。
ベルゼルト地方:
王国西方にある未開地
エベレット子爵領、クライスラー男爵領が隣接しているほか、その二領と未開地に挟まれた狭い領域に王家直轄のエステルンド砦がある。
リューマ伯爵には、このエステルンド砦を起点としてベルゼルト地方の開発が特に許された。
この未開地を抜けると海岸部に出られるが、海岸が切り立って続いているために、他国も海からは寄り付かない場所となっている。
ホブランドでの時間:
モントリアランド古王国では概ね二時間を一刻とする一日十二刻の時間制度があった。
凡そ100年前にその制度が変わり、一日20時間の時刻制度になっている。
従ってホブランドでの午後10時は即午前10時になる。
午前は10時から逆順で減って行き、南中時の午前0時即ち午後0時を境に順次数が増えて行くのがこの世界の時刻の数え方である。
それぞれ午前の時間を「アラ」、午後の時間を「ワブ」と呼ばれている。
午前の三の時を言うには「アラ三の時」若しくは「朝三の時」、午後の三の時を言うには「ワブ三の時」若しくは「昼三の時」と言いまわすこともある。
この「時」は教会の鐘の音で伝えられる。
ホブランドの一時(いっとき)は地球時間で1時間11分ほどで、1日は元の世界の23時間40分ほどとなる。
日本時間換算 (リューマの時計の表示)
アラ9の時 午前1時12分 (9:00)
アラ8の時 午前2時24分 (8:00)
アラ7の時 午前3時36分 (7:00)
アラ6の時 午前4時48分 (6:00)
アラ5の時 午前6時 (5:00)
アラ4の時 午前7時12分 (4:00)
アラ3の時 午前8時24分 (3:00)
アラ2の時 午前9時36分 (2:00)
アラ1の時 午前 10時 48分 (1:00)
正午 12時 (0:00)
ワブ1の時 午後1時12分 (1:00)
ワブ2の時 午後2時24分 (2:00)
ワブ3の時 午後3時36分 (3:00)
ワブ4の時 午後4時48分 (4:00)
ワブ5の時 午後6時 (5:00)
ワブ6の時 午後7時12分 (6:00)
ワブ7の時 午後8時24分 (7:00)
ワブ8の時 午後9時36分 (8:00)
ワブ9の時 午後 10時 48分 (9:00)
ワブ10の時 午後12時[午前0時](10:00)
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