「風邪」
「息がしづらい。」
誰もいない部屋でぼやいた。
鼻をすすると、鼻が焼けるように痛む・・・このままベットで寝ていれば明日には回復するだろうか。
時刻を確認する。リミットは刻々と迫っている。
独り身は自身の身の回りのこと、これをすべて一人で行う。当然だ。しかし、正月休みでだらけた。とにかく親の脛をかじりまくった。
成人しているいい大人にも拘らず、お年玉までもらった。
それが許されなかったのだろう・・・。
普段の生活に体が追いつかなかった。
体調管理も仕事の内、その通りだろう。しかし、実際に体調を崩してしまった。そんな時、自責の念にとらわれてしまっては、余計に体調が悪くなる。
病は気からというだろう( ^ω^)・・・
『ピィピィ』
脇に挟んだ体温計を視る・・・『36.7』
体感では高熱だ、しかし、驚くほどの微熱だった。ただ、鼻の不快感は高まる体温を遙かに超えている……
テーブルの無造作に置かれたスマートフォンをとった…
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