第3話 春日井新団地(イ)

 春日井新団地の造形は物珍しい。

 先日の夕方だ。名古屋居住区から移動してきた俺が見たのは光の支柱に支えられたコロッセオだった。春日井新団地をぐるりと囲う障壁の上にある探照灯が光の柱を外の地上へ――廃墟の街並みへ突き立てている。

 見上げるような検問ゲートを抜けると、なかに並ぶ高層団地は蟻塚のような形状だった。蟻塚は上から下までチューブ状の渡り廊下で繋がっている。居住者はどの階層にいても、障壁で行われる対NPC防衛戦へ短時間で参加できる構造になっているようだ。もっとも新団地の障壁を警備しているのは皇国軍だ。NPC強襲警報が鳴ったところで俺がチューブ状の渡り廊下を走る必要はないだろう。

 何千人が暮らすことになるのだろうか。

 ちょっとした街並みをまるっと収容できそうな要塞団地の運営は、まだ正式には始まっていない。コンクリートで塗り固められた敷地は極端に広く、少しの会話でも反響する。それがふっと途切れるたび無機的な静寂が身に染みた。

 検問ゲートの内側だけは賑やかだ。もう飲食の屋台が皇国兵相手に商売をやっていた。もっとも、蟻塚団地の一階には組合が運営しているらしい大きな食堂があるから必ずしも屋台を使う必要はない。しかし、食堂で酒は出ないし、食堂に隣接する購買はまだスペースがあるだけでがらんどうだ。この敷地にいるひとはまだ少ないのだが、選択肢がない状態なので屋台は繁盛しているようだった。

 もっとも、今日の俺は屋台でなく食堂でカレーライスを食った。選択肢にカレーライスがあれば俺は迷わずそれを選択する。辛いものが好きだからだ。辛いものが苦手なリサもカレーは大好きだ。カレーは辛いものが嫌いなひとでも好んで食べる不思議な食べ物なのだ。リサはついさっきまで俺の横でお子様向けカレーライスをモグモグしていた。今はもういない。蟻塚の上層にある貸し部屋でテレビでも見ているのだろう。リサはおいしいもので腹を満たしたら、ベッドに寝転がってテレビを見るのが日常だ。この生活サイクルで一切迷いがない。あいつは性格の根っこからぐうたらなのだ。

 俺のほうはと言えばだ。

 自分の王将の前で金に成った内山さんの桂馬を見たところで、

「ああ、これはもう駄目だ。参りました――」

 俺は頭を下げて降参した。

 夕食のあと俺は食堂に残って内山さんを相手に賭け将棋をしていたのだ。

 お互いに賭けた金額は五千円硬貨一枚だった。

「黒神ィ、次は飛車角両落ちで相手をしてやるか、コノヤロー?」

 内山さんは将棋盤から満面の笑顔を上げると五千円硬貨を手元へ引き寄せた。

「島村さん、話が違うじゃないか?」

 俺は島村さんへ苦い笑顔を向けた。

 内山さんの横の席だ。

 俺が一方的に負けた将棋を眺めていた島村さんが、

「いやあ、黒神さん、ここ数年、俺は賭け将棋で団長に一度も負けたことがないけどなあ?」

「団にいる古参のなかじゃ、団長が一番、将棋弱いぜ?」

「ま、団長はいいカモだよな」

 そう言ったのは深沢さんという厳ついおっさんの双子兄弟だ。テーブルはこの他にも内山狩人団にいる高年齢組が盤面を挟んで賭け将棋に興じていた。内山さんが将棋好きなので、時間が空くと金を賭けて将棋をやるのが習慣になったらしい。

「だがな、黒神さん、当の団長の将棋は下手の横好きだから、いい小遣い稼ぎになるぞ?」

 俺は島村さんから事前にそう聞いていた。それで、その気になった俺は内山さんに挑戦をしてみたのだが、結果は前述の通り惨敗もいいところだったよ。本当に軽くヒネられた。内山狩人団が結成されたのは汚染後すぐらしい。ここで賭け将棋をやっているオッサンどもは、たいていが設立時からのメンバーだと聞いた。それがここまでお互いの懐をムシる目的で将棋の腕前を日々研鑽をしてきたわけだから、俺のようなズブ素人が太刀打ちできるわけがないのだ。

 カモ狩りにきた筈の俺はそのカモに返り討ちを食らった形だな――。

 俺は渋い顔だと思うのだが、

「だが、お前らのカモ扱いも今日で終わりだ。俺より将棋が弱い黒神がいるからよゥ、おい、コノヤロー!」

 内山さんは本当に嬉しそうだった。

「いや、内山さん、俺はもうこれでやめとく。このままやっていると財布の中身を全部ムシられそうだからね――」

 俺が席を立つと、

「おいおい、一回負けただけでもう逃げるのか、黒神、コノヤロー!」

 内山さんはやっぱり怒鳴った。

「うん、逃げるよ、逃げる逃げる。何とでも言ってくれ」

 俺は回れ右だ。将棋は頭脳と頭脳に蓄積された譜面――経験が物を言うゲームだから、長くやっている玄人にズブの素人が勝てる要素なんてない。連戦をするのは金をドブに捨てるのに等しい。


 内山さの怒声を背に受けつつ、小走りで広い食堂をあとにして、

「はあ、欲を出して慣れないことをするものじゃないよなあ――」

 俺が廊下で溜息を吐いたところで、近くのエレベーターの扉が「ティン」と音を鳴らして開いた。到着した箱から降りてきたのは三久保と八反田、それに斎藤君と橋本だ。俺は首を傾げた。こいつらは全員ちょっとした余所行きの恰好をしているようだけど――。

「――おっ、黒神さん、ここにいたのか」

 黒い革ジャン姿の三久保が笑った。

「揃ってめかし込んで、屋台へ酒を飲みにでも行くのか?」

 俺は訊いた。本当ならだ。内山さんの懐から賭け将棋で抜いた金を使って屋台で一杯やろうか。俺はそんなことを考えていたのだがその作戦は失敗に終わった。

「いや、黒神さん。今から行くのはくるわっスよ!」

 大声で言った八反田はパーカーをチンピラっぽく着こなしている。

「廓って――皇国軍の慰安婦施設のこと? この新団地の敷地にあれが――あの派手な皇国軍専用の売春宿があるのか?」

 俺が訊くと、

「そうだ、黒神、あるんだ、ククッ――」

 暗く笑いながら応えたのは、ライダージャケットを着込んだ斎藤君で、

「黒神、俺たちにも期間限定で廓が開放されているぞ!」

 熱く吠えたのは、カジュアルなスーツ姿の橋本だ。

「ああ、本来なら春日井新団地にある廓を利用する筈の皇国軍が、今は春日三山要塞に上ってるからか?」

 俺は視線を上へ送った。飾り気はほとんどないが天井は高い。これは蛍光灯を取り換えるにも手間がかかりそうな高さだ――。

「そうそう、今は廓の姐さんら随分と暇にしているらしいぜ――あ、良かったら、黒神さんも一緒に来るか?」

 三久保が俺の脇を抜けながら誘ってくれた。

「うーん、でもなあ、皇国軍の慰安施設にいる女はかなり値段がお高いんでないの――」

 俺は苦笑いかつ腰が引けていた。リサと俺と二人で組合の仕事をしていた頃に比べると、今の稼ぎは全然減っている。団でお宿を調達してくれるから生活に困るということもないのだけど、暇なら毎晩でも外へ飲みに行って女の子と遊ぶ、みたいな贅沢はもうできない。

「でも、黒神さん。こういう機会でないと、皇国軍が飼っているお姐さんに相手してもらう機会はないっスよ!」

 八反田は鼻息が荒かった。

「お前ら、早く行くぞ――」

「善は急げだ!」

 斎藤君と橋本が関へ歩いていった。

「まあ、実は俺もだ。皇国軍の廓の様子を一度くらいは見ておきたいなあと思っていてだね――」

 俺も下卑た笑顔を見せたのだが、

「――ああ、リサ、お前もいたの?」

 そこにリサがいた。

 横に太い橋本の影に隠れていた。

 隠れていやがったのだ。

「!?」

 何だかリサは髪の毛が逆立つほど殺気立っていたが、それを無視した俺は三久保たちを追った。


 §


 俺たちが歩いて来たのは要塞団地中央の区画だ。

 街路灯とビルディングを左右に並べた中央の大通りは並木もあった。木から下がった小さな白いプレートを見ると『ソメイヨシノ』と書かれている。植えられているのは全部桜らしい。もうじきに桜の季節なのだが植えたばかりの木は育っていないので、花はまだちょっとしか咲かないだろう。大通りには同じ方向へ向かって歩く男たちがいた。内山狩人団の団員だ。お互い顔を見ても交わす言葉数は少ない。「おっとお前も行くのか?」と、遠慮がちに視線だけを交わしていた。

「へえ、ここらは大農工場の歓楽エリアとよく似た構造だな――」

 俺は道脇の並んだ店の入っていない建物を見上げた。看板どころか、ひとの気配すらもない。新品でがらんどうのビルディングだけが並ぶ通りだ。人間の営みに使う殻だけが陳列された長い通りは街路灯で明るい照明が確保されている分、割り増しで奇妙な空間に見えた。

「!」

 頷いたのは俺の横を歩くリサだ。

 ついてくるなと何度も言っただろうが。

 俺の言うことなんて右から左だ。

 いつもこいつはそうだ。

 まあ、俺はもう諦めている――。

「――ああ、黒神さん。そう言われるとそっくりだよな」

 三久保が言った。

「へえ、大農工場のなかってこんな――新団地みたいな感じなんスか?」

 これは八反田だ。三久保と八反田は周辺を見回しながら歩いているが、斎藤君と橋本は真正面を向いてずっと無言だ。この二人は何か極限まで集中力を高めているような感じだった。

「八反田は――内山狩人団は大農工場で仕事をしたことがないか?」

 俺が訊くと、

仁侠連ヤクザの三下をやっていた俺が、内山狩人団へ入団したのは――今の団長に拾われたのは、今から四年前っすけど――」

 八反田が前置きをして、

「その間、ウチの団が大農工場の仕事を請けたことが一度もないっスねえ。あそこの仕事はかなり気が滅入るって聞いたっスよ?」

「それ、前に俺が八反田へ言った話のことか?」

 三久保が苦く笑った。

「そっス、そっス。三久保さんから色々聞いてるっス」

 八反田が何度も頷いた。

「確かに大農工場の仕事は好きでするものでない。どうしても仕事に困ったら大農工場関係で働くしかなくなるんだろうけどね――」

 俺が呟くように言うと、リサは眉を寄せて頷いた。

「そこまで大農工場の仕事は悪いことばかりなんスか?」

 八反田の聞いてきた。

「勤め先の場所によりけりなんだろうけどな」

 俺は言った。

「あそこは――大農工場は娑婆しゃばと違って色々と面倒な規則があるんだ。俺だって組合がやっている大農工場の仕事にそこまで詳しいわけじゃないけど、とりあえず大豊コーポレーション系列の大農工場を職場にするのはお勧めできないな――」

 俺の言葉に頷いた三久保が、

「そうそう、大農工場内の休日はすごく退屈でさあ。娑婆とは勝手が違うからな――」

「!」

 リサが俺の手を引いて仰け反った。

 当然、俺の上半身はカックンと後ろへ引っ張られる。

「おっ、例の廓が見えてきたね――」

 俺は錨のようになったリサを無視して言った。大通りの突き当りに鎮座したその建物は、暖系色のスポットライトを浴びた国会議事堂のように見えた。表で慰安婦が来る客を出迎えている。肌の露出が多い服装の彼女たちは美人揃いでサービス精神も旺盛だ。

「おお、ここにある廓は森の大農工場にあったのよりもずっと規模が大きい――」

 三久保が呻くように言った。

「あの大きな建物のなかに女の子がぎっしり詰まってるんスか。こりゃまたすごいっスね――」

 八反田は目を丸くしている。

「ゆ、遊郭だな――」

「ユ、ユーカクだ!」

 斎藤君と橋本が足を速めた。

「斎藤さんも橋本さんも、難しい言葉を知ってるっスねえ。何スかそのユーカクって!」

 八反田がシャカシャカ歩きだした二人の背を小走りに追った。

 三久保も苦笑いでもそのあとを追った。

 俺だってそれを追うつもりだったのだが、

「!?」

「――ゲッフン」

 リサの肘鉄が俺の脇腹にぶっ刺さった。

「!?」

 カッと俺を強く睨みつけるリサだ。

 脇腹を押さえて斜めになったところを十分見せつけながら、

「何だ、リサ?」

 俺は呻いて唸った。毎度毎度こんな調子だとあばら骨が疲労骨折しちゃうだろ。リサよ、暴力は気軽に行使しては駄目なのだぞ。アニメや漫画やテレビドラマや映画と現実は違うのだ。暴力を使って自分の主張を表現しても余計な恨みを買うだけで、そこにある問題の解決に結びつかないからな。暴力の本質は破壊行為だから、つまりは物事に対して非建設的ということになるわけであって――。

 俺は視線を使って訴えてみたのだが、

「!?」

 キシャアッとリサは食いしばった歯の間から漏れ出る鋭い呼気で応じた。

 どう見てもこれは闘気を練り上げておられるご様子だよな――。

「ああ、俺は今から女を金で買うつもりだけど、それでリサは何か迷惑をするか?」

 俺はその熱を冷ますような声で言った。

 深く頷いたリサはその場で重心を落とした。

 いや、俺の話のどこに納得をして頷いたんだよ、こいつ――。

「ああいや、リサ。まずは、俺の話をよく聞いてくれ――」

 俺は右の手の平を見せてけん制して、

「――あー、えへん。ぶっちゃけだ。男女間のお付き合いだ結婚だというものはだな。たいていの女に『デートをするなら彼氏にお金をいっぱい出してもらおう、結婚するなら旦那に死ぬまで養ってもらおう、キャピキャピ』っていうズルい意識が必ずあるものだろ。健全なお付き合いとやらだって結局のところ、男のほうが多く対価を払うことになるわけだ。要するに金だよ金。男女関係というものはだな、常に金銭と労働のやり取りの上で成り立っているのだ。夢見るお年頃には残酷だろうね。しかし、これが世間の現実なんだよ。だから、お店にいる女の子へお金を払って、その場限りのお遊びをするのだって、突き詰めると似たようなものだ。これのどこが不道徳だと――」

 両手を広げて持論を展開している最中、

「――!?」

 くっわっと表情に血の色を巡らせたリサが、初動で音速の壁を突破しそうな正拳突きを放った。むろん、この聖なる拳が着弾したのは俺のみぞおちだ。

「げっふぅ――」

 当然、俺は腹を抱えて膝から崩れ落ちる。

 毎度のことだ。

 これはもう常に腹へ分厚い雑誌でも仕込んでおくべきなのか――。

「くっそ、リサ、こいつ――」

 呻き声と一緒にリサを見上げると、

「!」

 まなじりを裂いたリサは片足を高々と振り上げて、それを俺への返答にしていた。今日のリサはキュロットスカート姿だから、どんなショーツなのかは確認できない。残念だ。

 いや、そうじゃない。

 こんな大技をまともに食らったら俺の額は二つに割れてしまうだろ――。

 俺は大気を縦に割る大天使様の踵落としをゴロゴロと転がって避けて、

「おい、お前ら、俺もすぐ行くから、ちょっとだけ待ってくれ!」

 うきうきそわそわと廓へ向かう四人組は振り返りもしやがらねえ。おひとり様で女の子を売る専門のお店へ入ると、『某は如何にも女に不自由をしておりますゆえ――』そんな看板を首から下げているようで気恥ずかしいだろうが。

 だから、もうちょっと待っていてください。

 今すぐリサを帰らせますので――。

「こら、リサ、引っ張るな。ええい、くっそ、放せ放せ!」

 俺の腰にタックルを決めたリサともみ合いながら、それを無理に引きずって歩いていると、

「あっ――!」

 俺は立ち止まった。

 腰のあたりからリサが硬直した俺を見上げている。

「――わかった、リサ。すぐ帰るぞ」

 俺はリサを小脇に抱えて、その場で回れ右をした。

「――?」

 リサはひどく怪訝な顔だ。

「いやいや、俺はリサちゃんパンチで猛烈に反省したから帰るだけだよ」

 うそぶいた俺は元来た道を戻った。

「?」

 リサが後ろを振り向こうとしたので、

「ああ、見なくていい。これでリサの文句はないだろ?」

 俺はその頭をガッシと鷲掴みにして天使の顔を前へ向けた。

 グキッといきそうな勢いだ。

 リサが少しくらい首を痛めたって今はかまうことはない。

 これは非常事態だからね――。

「!?」

 カッと俺を睨むリサだが暴れなかった。俺のお楽しみを奪う目的はもう達成したのだろうし、実際、今の俺はそんな気分でなくなっている。

 頷いて見せた俺は、

「俺は反省をしたからもう女を金で買わない。それだけのことだ。さっさと蟻塚へ帰ろうぜ。ああ、そうだ、たまには屋台で夜食を買って帰るか?」

「?」

 リサが首を捻った。

「何だ、いらないのか?」

 俺が訊くと、

「!」

 リサは顔を左右に振ったあと俺をじっと見つめた。

「ああ、リサの好きなものでいいよ。りんご飴でも、チョコバナナでも、綿菓子わたがしでも、好きなもの買えばいい。俺が買ってやる――」

 俺は廓から十分距離を取ったあとリサを下ろした。怪訝な顔のままリサは俺の横をトコトコ歩いている。俺は視線を前へ向けていた。皇国軍の廓の前だ。俺はそこで来客を出迎えている二人の少女を見た。青と黄色の褐色の肩が見えるような和装姿の美少女だった。

 見間違いであってほしいなと俺は思っている。

 でもあれはきっと聖空と愛空だ。

 カルロスの姪っ子の二人だ。

 どんな経緯か知らない。

 知りたくもない。

 天竜自治区にいた聖空と愛空は大農工場でなくて皇国軍に接収されたらしい。

 あの姉妹は本当に器量よしだった――。

 俺は喉元にせり上がってきた冷たい溜息を無理に呑み込んだ。リサは横目で沈黙した俺を眺めながら首を捻っていたが、屋台で買った今川焼を頬張ると、そこでようやく表情をゆるめて見せた。

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