楽しめない理由

 連日猛暑が続き、私自身クーラーの効いた部屋の中で過ごしているが、それでも完全に暑さを防ぎ切ることは出来ず、氷枕を抱っこしていることもある。暑くて暑くてどうしようもないから、私自身は田舎に住みたいと思っている。場合によっては死にかけるから、というのもあるが。

 今の彼氏もとい相方は、まるで天使のようにいい人で、Twitterが無ければ一生掛かっても会うことが叶わない人だ。だから、Twitterを始めて良かったと思う。私のわがままにも付き合ってくれるし、私のことを労ってくれる。素直に私を尊敬しているし、私の生活は最早彼無しで成り立つものではなくなっている。

 その一方で、私は元カレのことも気になっている。というか、どストレートに言うと恨んでいると言った方が正しい。彼のせいで私は物凄くプライドを傷つけられたが、ソレ以前から綻びはあった。

 というのも、一緒にいて段々とつまらなくなっていったのだ。私からしてみれば彼は理屈っぽくて、場合によっては物凄く話が弾まなかったし、元カレから見たら私と話していると疲れる(「外国人を相手にしているみたい」だそうな)という。その後、私達は紆余曲折あって別れたが、お互いにpixivでの投稿は続けている。殆ど関わっていないが。

 今の彼氏に会うまでは、私自身一緒にいてもつまらない人間と一緒に出かけるのは普通のことなのだと思っていた。元カレも私が原因で楽しめないと感じていたらしい。

 しかし、その不安は今の彼氏に会ってからおかしなことなのだと気付かされた。相手を尊重せずに他人に責任転嫁をする人間の典型的なセリフだ、とも。確かにそうだ。

 今の彼氏は、私自身伴侶に認定しているし、一緒に10時間以上いてもなんだかんだで楽しい。それに私を常に気遣ってくれる(ただ、尽くす姿勢があまりにも強すぎて心配なところもある)。元カレがいた頃には考えられなかったことだ。

 ちなみに、今の彼氏は私のファン(公私をサポートしてくれるレベル)らしく、私の小説を「面白い」と絶賛してくれるが、その理由は「メガテンみたいだから」という納得出来るものであると同時に、「ついに私のことを理解してくれる人が現れた」とも思った。私のことを尊重しているから出て来る言葉だと思う。

 ちなみに、以前「うっせえわ」と「元カレの小説」どっちがマシかどうかを聞いたことがあるが、曰く「うっせえわ」の方がマシ、だそうな。確かに分かりやすい反面、セリフまみれで真似しやすいのもあって、リズム芸人と同じようなところを感じるが(ちなみに本当に天下の陣内智則のネタでパクられている)。

 

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