受ける影響 吐き出す影響

私達は生まれた時から外の人と関わっている。そのせいだろうか、誰も彼もが流行りものの影響を受けている気がするのだ。ソレは口コミだったり、テレビの映像だったり、或いはネットの口コミだったり。ソレらを基準に何かを選んでいるケースも少なくはない。「友達とお揃い」などもそんな感じだろうと思う。

 世界をまだ知らなかった頃(今より幼く、知っているモノが少なかった頃)のこと。私にとっては母の言うことが絶対だったし、周りの子が持っているようなものを欲しがることがあった。しかし、友達(と呼べるかどうかは微妙だが)と遊び、沢山(にしては少ない方だが)の人と関わったことで世界というものをある程度知った。その中には私の才能(と呼べるかは微妙だが)を見出してくれた人もいる。だからだろうか、最低でも文章を書くことだけは自身がついた。

 この時から自分で選び取ることが増えていったように思う。「アレいいな」「コレいいな」の繰り返しが、私の好きなものを形作り、同時に巷の流行とはどんどん離れていった。友達はただでさえ少ないのに、一人また一人と減っていき(半分は自分が望んだとはいえ)、昔の友達はもう殆どいない。中途半端には作りたくないとはいえ、寂しい気はする。

 家の中も外も誘惑が沢山あって、影響は受けて当然。寧ろ影響を受けない方が難しいだろう。中には全く響かないものや受けたくないものもあるが、私が見ているものは大体好きなものばかりだ。興味を持ったものはどこまでも追いかける。そうせずにはいられないから。

 選び取る基準は「知っている」「少しでも馴染む」かどうか。だから知らない(興味を持てない)作品は選ばないし、買うこともない。

 皆、流行に乗ることが出来てすごいなと思う。私には到底出来ないことだから。ジョジョの名言を少しばかり知っていて、鬼滅の刃を無限列車編から見始めた私から見たら皆が雲の上の人である。今もまだまどマギとメガテン、ポップンにデジモン、東方ばかり追いかけている人は私くらいのものではないだろうか。無論、並行して雑学や気になったニュースも追いかけているが。

 今はメガテンのコミュニティに顔を出し、楽しく過ごしている。メガテンとは相性がいいからというのもあるかもしれない。本来なら来ること自体なかったのかもしれないから、この場所は大切にしたい(たまに出てくる少年漫画のセリフはついていけないこともあるが)。いつも明るい話ばかりだと、精神的にもしんどくなるし。

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