お姉さんにはなれないけれど
私が持っている服は少なくとも殆どが「大人っぽく」見えるような服である。スカートなども、お姉さんが穿くようなものばかりで、大体がシンプルなモノで統一されているように思える。夏服にしても、そこまで露出度が高いものはない(私がチビだからというのもあるが)。
(まだ大学時代)以前、私が駅前の銀行でお金をおろそうと立ち寄った時のこと。そこで異様な数の鞄を身に付けているおばさんが、私の前に並んでいた。鞄の隙間を覗いてみると、下着を穿いていないという衝撃的な事実が発覚したのだ。警察に通報しようかとも思ったが、銀行に立ち寄るだけだろうと思い、素通りした。
そんな前置きはさておき、今の世の中には様々な服や靴が溢れている。シースルーの服や下着にしか見えないようなドレスすらあるし、露出度だけでいえば後ろガラ空きなどもはや大人しめのファッションになりつつある。大半の人にとっては違うのだろうが、メガテンをご存知の人ならば背中開きドレスがどれだけ普通なのかお分かりだろう。
このドレスは昔(1920年代)から着られていたようであるが、元々は日焼けを見せる為のもので、同時に新しい時代の象徴でもあった(肌を見せることを躊躇う女性が多かった為)。
画像をGoogle先生で検索してみれば分かるが、背中開きドレスの中には際どいところまで切れ込みが入っているものもある。こうした事情があるからだろうか、夜のパーティやフォーマルな場面(レッドカーペットの上。グラミー賞授賞式など)以外では着られない服である(学校などでは着てきてはいけないということ。学校などだと場違いな気もするが)。
今の人はそうでもないだろうが、昔の女の人は肌を見せるのは「はしたない」とされていた。まあ、ミニスカートにニーハイの組み合わせですら「絶対領域」とか言っていやらしい目で見る男の人がいるので、女の人達は前から分かっていたのだろうが。膝丈スカートですら際どい扱いだったので、今の基準だと厳格過ぎて萎えそうになる。
漫画やアニメのキャラクターの服も、結構際どくなっているケースが多いような気がする。朝に放送しているアニメですらそんな感じなのか、と思うくらいには少年漫画の女キャラクターの中には露出度が高い人がたまにいる。少女漫画やクラシカルなドレス(お人形さんみたいなやつ)を支持している私としては納得いかないレベルで。
「子ども向けでソレやる⁈」と思ってしまうが、実のところどうなのだろうか。いや、マジで。
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