記憶に残っている範囲内で私の中の身近なソレを漁ってみると、少なくとも小学生くらいの時からエンタの神様を毎週(友達と会話するレベルで)見ていたことを思い出す。陣内智則が大好きだったし、その他にも色々なお笑い芸人が出ていた記憶がある。父はつまらないとこぼしていたが(確かに「どーうでーもいーいでーすよ」の人とかはあんまり面白いとは感じなかった)、陣内智則だけは今でも見続けている(本人がYouTubeでチャンネルを開設した、というのもある)。

　彼のコントはかなり面白い。昔のも面白かったが、リメイクされた方もまた違った味がある。リカちゃん人形のようにして時代に合わせて変化しているのだ(まさか「うっせえわ」のパクリを入れてくるとは……。アレ単体でもネタとして成り立つとは思うのだが)。

　一番面白いのは何か、と聞かれたら「全部」と答えるしかないくらいにはどのコントも面白い。魔女のような高笑いが止まらないレベルで笑ってしまう。最悪思い出し笑いをしてもおかしくないそれらは、微妙なところで工夫を凝らしてあるのだ。

　時事ネタや最新の流行以外にも、著作権法に引っかからないように音楽が微妙に変わっているのだ。意外と細かい配慮、してるんだなと思った。

　ところで、陣内智則といえばたまーに出てくる下ネタ、主にウンコである。でんじゃらすじーさん(話によってはコンベアに乗って流れてくることがある)やデジモン(ピンクのやつ)と比べたらまだソフトだが、ウンコの回数は意外と多い。ウンコの心電図やらウンコの花火やら、挙げ句の果てにクッキングナビでは「ウンコ色」という表現が遂に使われてしまった。下品だが、その分パンチが効いていていいと思う。

　映像や音を使ったネタというのも楽しくて仕方がない。斬新だし、たまに新鮮な驚きを与えてくれる。ちなみに映像そのものは「原田」という人が製作しているらしい。

　まあ、なんやかんやあって老若男女から愛される陣内智則だが、最近LINEスタンプを発売したらしい。私もよく「鼻毛ワッサー(ありがとう)」スタンプを使っているが、使い勝手のいいスタンプは何故だろうか、あまりない。ズッ友やらそりゃないぜ明智、くらいならまだしも。極限までネタに走ったモノすらあり、やはり使えない場合がある。中には使うのを躊躇いそうなモノもある。

　またエンタの神様で陣内智則が来てくれる日が来るといいな、と思いつつ明日の動画が楽しみで仕方ない私なのであった。