我慢する理由(日本人は我慢が美徳⁈)

 人間誰しもが何かしら、どこかしらで我慢をしている(強いられている?)。殊更日本人はその傾向が強いように感じられるのだ。寧ろ我慢をして頑張ることが美徳ということもあり、幼い頃から我慢を強いられているケースも多々あるし、少しくらい風邪をひいても軽ければ気兼ねしてまで出勤ということさえある。だからだろうか、これはあくまで私の意見に過ぎないが、虐待されている子供(下手をすれば虐待している親も)がSOSを出さないのもコレが原因なのかもしれない。

 私は昔から我慢が苦手で(必要以上に耐え凌ごうとすると……)、すぐにへばってしまう程弱かった。加えて、逃げ癖もあるので出来る出来ないの差は常人より遥かに激しい。しかし、我慢が苦手なことで良かったことも多少はある(実を言うと演技も苦手。だから、今の上司には本当のことしか言ってない。顔色も誤魔化せないし、感情は全部顔に出る。最悪、泣き喚く)。すぐにでもSOSが出せること、思い立ったらすぐに行動に移せることである。裏目に出ることもあるが、大体後悔はしない。

 母からすれば我慢嫌いはかなり鼻につくようで(結婚前にブラック企業で働いていたというのもある)、場合によっては(短時間勤務というのもあり)、はっきり「頑張ってきなさい」と言われることもある。別に平時ならいいし、寧ろ励みになるのだがコレを具合が悪い時にするのはやめて欲しい。特に辛いのは生理の時。薬を飲んでまで耐え凌ぐのが当たり前のようだった(ちなみに母曰く、かつての同期は瞼を真っ赤にしながら出勤していたという)。

 どう考えてもおかしいだろう。時代のせい(昭和は特に)もあるのだろうが、私は我慢しなくていいくらい優しい職場にいるからそう感じるのだろうか。ただでさえ弱い奴に対して余りにも冷酷過ぎやしないか。もう精神論が罷り通る時代ではないのだ。沢山の病質が科学を通じて解明され、一般人の耳に届くようになっている。それでも世間はまだ我慢を強いるのだろうか。強いられるもの程苦痛なことはないのに。

 どうか我慢を強いるような環境を作らないで欲しい。そしてあなた方も我慢をしないで欲しい。私から言えるのはこれくらいである。

(あー、また尺が余っちまった。尺余りっつーと、大体チャージマン研!が思い浮かぶんだけど、このアニメ、尺余りのパターンが三つくらいあるんだよね。前半で稼ぐ、中盤で稼ぐ、後半で稼ぐの三パターン。ちなみに割と多いのは後半かな?まあ、いいや)

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