ど底辺の棲家

 最近ずっと思うことがある。私は観光事務局に(一応)勤務している、のだが事務というよりは半分記者めいた仕事をしているように感じる。それはまだいい。ネットに記事をうpしても、ニコ動のように「うぽつ」とは来ず、弾幕コメントも来ない(後者は当然と言えば当然だが)。わがままかもしれないが、「うぽつ」くらいは来て欲しいと思っている。最近はようつべばかり見ているというのもあり、「うぽつ」という言葉を見ることはあまりないが。

 さて、インターネットといえば大体ホームページとSNS、動画に画像などだが、その中でも暇人の巣窟と言われる場所がある。それはYoutubeのコメント欄で、動画によっては荒らしがいるとされる。一般的にチャンネル登録者数が万単位の場合に起こりやすいようで、私も何度かチラッと見かけた。

 大体にして、そこで繰り広げられているのは無駄な争いであり、意味も益もない。やれ学歴がどうだの、感想がどうだの、自分がどうだの。何気に自分の脳内でも起こり得るようだが、私の場合はレスバトルならぬ、スレバトルすら起こらない。認識していないだけかもしれないが、脳内で2ちゃんねるを開いても起こった試しはない。

 レスバトル中に炎上することもありえない訳ではないのか、それとも単に楽しいだけなのかは分からないが、野次馬も加わってちょっとしたお祭り騒ぎになる。そんなことするより音ゲーしてた方がマシな気がするのだが(脳内順位で上位は創作、音ゲー、散歩。下位はサバゲー、レスバ)。まあ、電脳内での喧嘩のような感じだろう。

 何故こんなことが起きるのか、どうも暇人は大体無職であり、尚且つ自慢出来る才能を持っていないというのがあるようだ。ニートのテンプレは大体ゲームかネットが趣味ということが多い。もっと行動的になればいいのに。その結果、ニート同士でバトルが始まるのだが、正直なところ動画を楽しみたい我々にとっては迷惑である。そこにコテハンが加われば、恐ろしいことになる。特定班は厄介だから、場合によっては人生が壊れてしまうだろう。争い合うことになんの意味があるのか分からないが。

 実は私自身、ネットでは割と気兼ねしている(と思う)。人の悪口は滅多に書かない(今までに2回書いているが)し、ファンを失いたくないこともあり人には気遣う。争いには加わらないし(創作や昼寝が出来なくなる。音ゲーや散歩にも行けなくなる)。それ故に目立たないのだが。このネット上、目立つには悪事を重ねる以外方法はないのだろうか?

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