前借りの落とし穴
私は(自分が幸運になる為の呪いとして)幼い頃からいつもお茶を飲んでいるのだが、周りを見渡してみると「いかなる時でも(特別な日はジュース)お茶派」の私は珍しいようで(というより、水派やコーラ派、モンエナ派に分かれている)、私の後輩はおろか弟でさえモンエナを飲んでいることがあるのだ(部屋の中を見た時、缶があった)。飲む理由は後輩曰く、「体力ないとキツいから」のようで、事実音ゲーをこれで乗り切っていた。これだけ体力があるのは私としては羨ましいくらいだが、後輩は私のことを羨ましいと言う。当たり前のことを羨ましいと思うのはどうかと思うが。
モンスターエナジー、略してモンエナについて今日恐ろしいことを聞かされた。なんでも、モンエナは「エネルギーを前借りしている」と言うのだ。だからエナジードリンクとして売れているのだ、と。前借りというのはかなり恐ろしいもので、例えるならばクレジットカード。最初こそ美味しい思いができるものの、使えば使うほど反動が大きくなってしまう。最終的に自己破産というケースも珍しくはないことを考えると、エナジードリンクも同じようなものなのだろうか。ちなみにモンエナの味は炭酸の後に甘さが来るらしいが、飲もうとは思えない。
逆に胃に優しい飲み物はお茶。私の大好物だが、納得はできる。牛乳はお腹がゴロゴロいう時があるし、ジュースだって糖分の問題がある。酒は肝臓を痛めるし、消去法で水かお茶という人はいるのかもしれない。甘酒という選択肢もあるが常飲する人は稀だろう。カルピスという選択肢を選んだ方がベターといえる。
とはいえ、子ども舌の私には飲めるものが自然と限られてくるのが痛いところ。酒にも弱いので、飲み会ではソフトドリンク以外頼めないのだ(カクテルを半杯しか飲めなかったし)。ちなみに、節約したい時はお冷しか頼まない。水だけはどこでもセルフサービスだから。
薬と一緒に飲むのも必ずお茶と決まっている。いつもお茶ばかり飲んでいるから仕方ない。一番いいのは水なのだが(酒で飲む人をよく知っているが、できればやりたくない)。ましてやモンエナなど論外だろう。
お茶はゆっくりするためのものだというが、全くといっていいくらいにゆっくり出来ない。頻繁にトイレに行く羽目になるからだ。そういう意味ではモンエナの方がマシかもしれないが、一度ついた癖は中々治らないのと怖がりが祟って踏み出せないのが現状である。この時ばかりは無鉄砲な若者が羨ましいと思う。
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