この苦しみは誰もが通る道
女性には生理という子供を産む為の準備期間があるのだが、はっきりいって苦痛としか言いようがない。最低でも頭は痛くなるし、酷い場合だと吐く人すらいるようなレベルである。児童館の人曰く「体質」らしいが、その奥にもっと重大な病気が隠れている可能性も否めない。かかりつけ医に診てもらっても、痛み止めを処方されるだけで根本的な解決には至らないようだった(面倒くさいので市販薬で対処している)。ちなみに、生理痛予防の運動もあるのだがやり方を忘れて久しい。
男性には生理痛という目に見える変化がないのもあり、理解を得られにくい上、生理用品を買いに行く時に男性だとレジに行きづらいのだという(昨日買いに行ったが、特に何も考えていなかったのでそのまますぐに終わった)。確かに、私が前に生理用品を買いに行った時は女の店員さんが応対してくれたが、覚えていないだけだろうか。
生理痛以外にも下腹部が気持ち悪くなったことは何度もあるし、トイレに駆け込んでみたらその結果が恐ろしいことになっていたり、夜用ナプキンを付けていても、翌日の朝粗相をしていたりということもあった。赤い海がシーツとズボンに広がっているのだ、不気味なことこの上ない。
生理中は機嫌が悪くなりやすいし、血の巡りも悪くなる(お風呂に入ると元気が戻る)ので、脚が痛くなる。地味にこの状態だと仕事に支障が出てしまうことも多く、ノルマが終わらなくなりそうなこともあった。だからといって仕事(バイトだが)を休む訳にはいかない。肉体労働と違い、事務仕事だからある程度のリスクヘッジをしているのだ(こういうことになるからこの仕事を選んだともいう。余談だが、一般的な事務には付き物のお茶汲みやコピー取りはしたことがない)。それに、漸く拾って貰ったのだから恩には報いなければならない。それ故、生理は最大限抑えなければいけないのだ。
学校では生理痛が原因で何度もベッドで横になっていたことがある(細かな調整がしづらいのがデメリットか。布団が一枚しかなかったから仕方ないのだが)。悪化したこともあった。
生理中、一番辛いことは音ゲーが出来ないことだ。大好きな音ゲーでフルコンボすることが出来ないのは悔しい(スマホの音ゲーをダウンロードしたので多少改善。それでも苦しいのは変わらない)し、絵や小説を書くことも出来なくなってしまう。自分の世界を心の中に閉じ込めたままなのは苦しいし、吐き出してしまいたいのに。何故阻まれなければならないのだろう。
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