(番外編2)ダメージを負うならば
私は借金というものを滅多にしない。もし私がそれをするならば、それは私の経済が切羽詰まった時である。というのも、借金をすると必ず痛手を追うことになるから。いつかは返さなければならないというなら、結果として自分が使えるお金は減る。例え数百円でも、私は借金をしたくないというのが本音である。私にとって借金とはこれ以上ないくらいに重い決断なのだから。
しかし、世の中には信じられない理由で借金をする人がいる。ギャンブルである。パチンコやパチスロ(私はしたことないから分からない。そもそも、今の私は音ゲーくらいしかまともにやっていないし、賭け事に何故熱中できるのかがわからない)などが代表的だろうか。駅前にもパチンコ店が建っているし、ど田舎の寂れたところでも時折見かける。全部ゲーセンにしてしまえばいいのに、とも思うが私には理解出来ない理由で足繁く通う人もいるようで、なくならないのが実情のようだ。一昔前まで(今でも取れる時はするが)は私もクレーンゲームばかりしていたが、中古屋で景品が手に入ると知ってからは、ゲーセンには音ゲーをしに行くだけになった(稀に例外あり)。私から見たら、筐体の前にただ座っているだけで楽しめるなど理解が及ばず、むしろ何故そんなつまらなそうなものに熱中できるのか、とも思ってしまう。こんなことに時間や金を使うなら、まだ家でテレビゲームをしていた方がマシだ。それか読書。どちらもじっとしていなければならない分苦痛だが、パチスロやパチンコよりはマシだと思う。
世の中、パチンコやパチスロにハマっているせいで起こる悲劇があるようで、そういった悲劇を引き起こしている人たちは俗に「パチンカス」と呼ばれている。私としてはよくそこまでハマれるな、とも思う。ハマるといえば、大体ゲームやお絵かき、楽器の演奏や読書などがメインだったからだろうか。ハマるあまりに気軽に借金出来てしまう精神が何より恐ろしい。上にも書いたが、借金というのは諸刃の剣であり切り札、そして伝家の宝刀なのだ。それほどまでに丁重に扱うべきなのに、何故?と疑問の種が。
私自身、あまりにクリエイティブな趣味だからか、こういう人の気持ちが分からない(一応、手を出したものにハマる気持ちは分からないでもない)。もっと楽しそうな趣味にすればいいのに、と思ってしまう。ちなみに、パチンコ店自体はかなりうるさく(入り口からしてすごい)、ゲーセンのような音がしてそこがゲーセンでなかったら、そこはパチンコ店であると分かってしまう程。
賭けには出来れば頼らないし、頼りたくない。確実に手に入るものだけを求めたい。
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