番外編 あまりの杜撰さに

(本来なら今日はお休みの筈でしたが、いてもたってもいられずに書くことにしました。次回はシリアルキラーをお送りします)



 最近、とある県にて保育園の送迎バス(それ以前に保育園にバスがあったことに驚きだが)の中で熱中症で死亡した男の子がいたというニュースが報じられた。記事を見るに明るい普通の男の子で、鬼滅の刃が好きだったそうだ。熱中症の直接の原因はチェックのし忘れ。この一言に尽きる。保育園の先生たちも出欠のチェックをしなかった上(その為、勝手に欠席したと勘違いしたらしい)、運転手が気づかずにバスの鍵を閉めてしまったことで起こった悲劇だった。運転手は逮捕されたようだが、起こった悲劇は覆せないし、男の子が戻ってくることは二度とない。後味の悪さが伝わってくる、嫌な事件だった。

 バスの中に放置された男の子はどんなに苦しかったことだろう。炎天下の中の車は、小さな乗用車だったとしてもかなり暑くなるもので、数分放置しただけでも随分と暑くなってしまう。脱水症状を味わった挙句に衰弱死した可能性が大いに考えられる(他の可能性も考えられるが……)。小さな子の命を預かる大切な仕事だというのに、ここまでチェックが杜撰だと世のお母さん方が安心して子どもを預けられなくなるのではないだろうか(ウチの近くではそういった事件は聞かないが)。

 これ以外でも度々(当然別の)保育園では様々な事件が起こっている。ちゃんとした保育園に私は少しの間だけ通っていた時期があるから言えるのだが、普通なら「遅刻」の概念があるし(逆に言えば出欠チェックがある)、お祈り(キリスト教系のみ)があるし、何より送迎バスなんてなかった(母に送り迎えをしてもらっていたので)。というか、何故同じバスを使わないのか意味がわからない。

 働くお母さん方の為にも、預けられる子ども達やその家族の為にも、今後二度とこんなことが起こらないようにして欲しい。同じ子どもは一人もいないのだから。例え皆同じに見えたのだとしても。

(お休みを撤回して勢いで書いたからまた尺が余っちまったぜ。これ以外にもチェックって大事な局面が結構あるよな。検品とか、編集とか。些細なミスでもチェックで防げることは結構あるんだ。この保育園、バスの中に監視カメラ設置した方がいいと思うんだけど、さすがにそれはやり過ぎかな?どうかな。もしくはチェックの頻度を増やすとかね。今回のニュースは特に考えさせられたと思ってるよ)

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