信ずるべきは

 日本人の大部分が無宗教である(母も宗教というと悪いイメージがあるらしい)が、そう思うのも無理はないだろう。少し前までは(2000年代前半)オウム真理教がニュースで話題になっていたこともあり、大体の人は宗教に対して悪いイメージを持っているのではないだろうか。しかし、季節のイベントはいつも宗教と隣り合わせで、絡んでいないものを探す方が難しいだろう。クリスマスやハロウィンも元はキリスト教のイベントなのだから。正月やらなんやらも神道のイベントである。マイナーなイベントに涅槃会や花まつりというのもあるので、探してみると面白いかもしれない。

 私は四年間仏教系の大学に通っていたのもあり、仏教のことは人並みに知っているし理解しているつもりである。意外と知れば知るほど楽しい世界がそこにはあるのだが、年頃の女性が仏教というのは案外珍しがられる。キリスト教は華やかな西洋の文化には合っているが、中身を知れば知るほど馬鹿馬鹿しいと思えてくる(知っていることを応用しづらいというのもある)。仏教にはそれがないから好きだ(本格的に寺で修行するつもりはない)。しかしながら、世間では宗教というとキリスト教がイメージされるからか、世の中にはキリスト教めいたものが沢山ある。分かりやすいから、というのもあるのだろうが

「信じる者は救われる」というのもあるのかもしれない。私はなまじ理解力が高すぎる(裏の裏まで理解してしまうことがある)のもあり、仏教の方が楽なのかもしれない。

 一人で遊んでいる時、本を読んでいる時、自転車に乗っている時。悟りというのは様々なところに転がっているのだ。仏教モチーフの作品もよく探せばあるし、意外と(敬遠されがちだが)仏教の世界は奥深いのだ。

 この世は苦しみに満ちた世界ではあるが、その一方で楽しいことも確かにある。人生の中には捨てる神あれば拾う神あり。信じるだけでなく、私は自分が辿ってきた道を進みつつ、己の理想を現実にしたい。少しずつだが、それは叶いつつある。身近なところから、ネットの世界に至るまで誰かが見ていて、私が歩き続ける限りきっと叶う夢だから。それが今、私が信じていること。

(尺が珍しく余ったのでおまけ。キリスト教文化は確かに良いんだけど、いわゆる鬼滅の刃的なものなんだよね。単純明快だから多くの人が飛び付くような。そこが気に入らない部分でもあるし、従わなければ殺すとかw論理的かつ一方通行とかマジ読んでて苦痛。メガテニストなら誰もが思うよね。やっぱりメガテンが一番だわって思うんだ。何が正しいかは自分で決められるからさ)

 

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