びっくり過ぎるニュース

(やっとポップンのフルコンボ、調子が戻りました。ご心配をおかけしました、すみません)




 昨日はシュレッダーを借りに(プラス古新聞をもらいに)祖母の家に行ったのだが、そこでネギトロ丼をご馳走になった(ついでにマッサージ椅子も使わせて貰った)。その時にテレビが映し出していたのは驚くべきニュースだった。別に近所がオリンピックの会場になるとか、そういう訳ではなくて(寧ろ何故開催するんだ、という気持ちの方が大きかった)、海を隔てた大陸の国中国での出来事である。

 それによると、中国の河南省にある鄭州市の地下鉄の駅やトンネルが浸水してしまったというのだ。この町は黄河という川のほとりにあるのだが、それ故被害が大きかったのだろう。増水してしまえばひとたまりもなく、最悪家々が押し流されていき溺れ死ぬ人が出るような水害に発展する可能性だってある。が、今回はその「最悪」が別の場所で起こってしまったのだった。

 テレビの映像は、浸水した電車内に閉じ込められた人たちを映し出し、場所によってはどんどん浸水していくあまり逃げ場すらもなくなるということが報じられた。私は当初、この水害の理由を一方的に欠陥工事なのだろう、と思い込んでいたが、調べてみると、ここ数日は記録的な大雨が続いており、日によっては年間降水量に匹敵する量の降水量も記録したのだという。曰く、一千年に一度の暴雨だそうだが、何故こうなったのかは私にも想像はつかないし分からない(環境破壊のツケなのか、今年の天気が全体的におかしいことに関係しているのか……)。

 しかし、こんな大粒の雨が弾丸のように降り注いできたら、欠陥工事以前の問題だよなとも思う。水は石をも切ることができるのだ、コンクリートや金属を切るくらいなら容易いだろう。更に中国では深刻な環境破壊が問題になっていることを考えれば、この雨水が地下鉄を破壊できてしまった理由もある程度納得がいく(雨水が酸性雨など、有害物質が多量に含まれている可能性があるため)。

 環境破壊は人間が生きていくためには必要なことだが、その一方で動植物の住処を奪ってしまうだけでなく、巡り巡って人間にまで返ってきてしまう。木を沢山切ったなら洪水で街一つが壊滅し、工場廃液を海に流せば奇病が蔓延する。経済の発展は確かに大事なことだが、自らの首を絞めては元も子もないのだ。かといって今さら元の生活に戻れる訳ではなく、我々はもう後に引けないところまで来てしまっているのだが。

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