誤植マン参上‼︎
人間生きていれば誰でも失敗はするものだが、一番目立つのは良くも悪くも誤植だと思う。大抵、この手の失敗は個人の趣味や商業誌などでは許されないものだが(自力で直せる場合を除いて)、場合によっては笑えてしまう誤植が存在する。偶然の神様の悪戯なのか、あるいはただのうっかりなのかは分からずとも。生きていれば我々は必ず誤植と対面することになる。それが人生というものだ。日本語以外にも、英語などだって。
大抵の書籍やゲーム作品にはチェック係というのがいるので、酷い誤植は勿論のこと些細な誤植でさえ発生しづらいのが普通だが、稀に頭の悪い誤植やネタになるような誤植というものが出てくる。その極め付けともいえるのが今も伝説になっている、ゲーメストの誤植ではないだろうか。あの雑誌の誤植はネット上でたまに目にするのだが、見たところ笑ってしまう程酷かった(思い出し笑いが出来るレベル)。アーケードゲームを攻略する為の雑誌だというのに、大量の誤植があっては本末転倒である。きっとこの雑誌は誤植の神様である誤植マンに気に入られ、終生誤植まみれになる呪いでもかけられたのだろう(曰く、誤植がない号はなく最終的には製作陣がネタにするようにまでなった)。しかし、流行りのプリクラやクレーンゲームなどの記事を載せず、それが理由で部数は低迷していき、最後には廃刊してしまった(発行元の倒産も原因ではある)。しかし、そのインパクトだらけの誤植は廃刊して尚も愛され続け、今も沢山の人の思い出に残り続けている。あなたの青春の一ページにもこんな風に笑いが溢れる日があったのではないだろうか。
しかし、世の中において誤植というものは本来愛されるものではない。というより、避けるべきものとして認識されている。誤植が原因で読みづらかったり、読み手が間違った情報を受け取ってしまうからだ。世の中の誤植の大多数はコレで占められており、中には看過できないものもある。誤植マンの呪いである。
大体注意力散漫な人間や、疲れている人間にとりつき誤植を乱発させる誤植マン。いくら完璧な文章を作っても、大体にしてそれを無に帰してしまう。気づかれないうちに誤植は出来上がっているので、人によっては首を傾げるだろう。時間がない時も誤植マンは現れることがあるので注意。
姿を現すことは決してないのだが、出来上がった文章を見れば一目瞭然で、誤植マンの足跡が一目でわかる。ハモグリガのように知らず知らずのうちに影響を及ぼしているからだ(というか、誰か誤植マンのビジュアルを描いて欲しい)。
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