こんなキャラはアリなのか
昨今、アニメやゲーム、漫画など所謂二次元のキャラクターというのは「属性」というものが盛り込まれているという。最低一つは何かしらあるようだが、私は生まれてこの方全く気にしたことがなかった。というのも、私が作ったキャラクターは(ほぼ全員女の子)は、先に外見を決めてから中身を作っているからだ。ちなみに、(一見さんに説明しておくと)このキャラクターメイキングには大体法則があるものの、一度も見抜かれたことは無く(一応説明すれば納得はされた)、私のオリジナリティが如何に凄まじいかを物語っている(細か過ぎて分からず、お手上げな人の方が多い)。それだけ型にはまらない自由な発想が得意なのか、と言われれば実際はそうでもない。あくまでもそう見えるだけであり、私自身は知らないことも多いので知っている範囲内で部分的に表現しているに過ぎない。寧ろこんな寄せ集めがバレないのは何故なのかと問いたくなる。
その(お気に入りの)寄せ集めの極地ともいえるようなキャラクターを数年前に作ったのだが、コレがまた好評だった。イメージでこそあるが、声優さんはいとこの鶴の一声で悠木碧さんに決まり(元は元ネタに近いイメージの声だった)、かわいらしい外見も相まって出来としては大成功といえるだろう。しかし、彼女は長い時を経て外見(とはいっても髪型だけ)や名前が変わってしまった。それどころか、当初は「ボクっ娘」という設定すらなかったような記憶がある。ついでに二次創作限定だったが、いつの間にかオリジナルキャラになってしまった。そして、本格的に音ゲーを始めた暁には、彼女が悲劇のヒロインとなっていたことに私は気づかなかった。
彼女の元ネタとなったのは、母が読んでいたとある漫画(もしくはアニメ)のキャラ(性別も同じ)だった。イメージとしては目が(ピジョンルビーのように)赤いところを除けば、殆ど色も同じで更には言動も似せていたのだが、衣装のバリエーション(大体スカートかワンピース)を増やし、髪型を諸事情でツインテールにするとネットで「かわいい」と反響が起こるようになった(このツインテールにも意味はあるのだが……。何故か誰も気づかない)。しかし、目つきは鋭く(美しいからこそ怖いというイメージ。でもかわいいと好評)、元は裕福な家のお嬢様ということもあり、エレガントでかわいらしい格好が多い。持っているものもぬいぐるみやら本やら、バッグやらといった大人しめのものが殆どで、寧ろ平和なキャラだと思うかもしれない。しかし、そこに狂気を混ぜることで今の彼女は出来上がった。
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