就活から逃げたい話
私は(コロナ禍やらなんやらで色々と遅れてしまったが)就活を細々とだがしている。本当にやりたいことは別にあるのだが、社会に出て生きるためには仕方ないことだ。しかし、やりたいことはとある理由で諦めたくないのだが、今は置いておこう。
はっきり言って、日本の就活システムは回りくどいし面倒くさい。バイトと違って重要な仕事を任される上に、地位も保証されると父から聞いてはいるが、そこにたどり着くまでの道のりは果てしなく遠いと感じる。それだけでも就活は嫌なものだが(事実、髪の毛がブラシで梳かすたびに数本単位で抜け落ちている)、コロナ禍が原因でそれは決定的なものとなった。実は、私自身(周囲には隠していたのだが)三ヶ月ほどアルバイトをしていたチェーン店のレストランがあったのだが、コロナ禍の煽りを受けて閉店してしまったというのだ。当然ながら、バイトやパートは解雇されただろうし、お世話になった店長さんも甚大な被害を被っただろうことは想像に難くない。改めて諸行無常を感じたと同時に、大きなチェーン店でさえこんな状態であるから就活が益々嫌になってしまった。
にもかかわらず、母は世間体もあるのか就活をしょっちゅう急かすので、耐えきれなくなった挙句私は家出(という名の外泊)を決行した。そのことは追い追い書くとして、重要なのは精神の安定を図ることだと改めて感じた。これならば集団就職かベーシックインカムを導入した方が良いだろう。少なくとも私自身はそう思っている。ちなみにコロナ禍のせいもあり、今年のクリスマス会は無しになってしまったし、迂闊に外出も出来ないのはストレスが溜まってしまう(寒くて外に出られないというのもある)。
履歴書を書くのも面倒くさい。パソコンにしろ手書きにしろ、集中力を全てに注ぎ込まねばならないほど面倒くさい。それだったら、趣味(お絵かきなど)に全力を注いだ方がいいというレベルである。アメリカの履歴書は、日本とは違いそこまで面倒くさくはないというし、そもそもここまで形式やらなんやらにこだわる理由を知りたい。
後は、説明会などにはスーツで行くことが多いのだが、女性は化粧をしなければならない(別にこれは最低限済ませればいいだけなのでまだマシ)など細かいルールが多すぎて面倒くさい。パンプスは歩いていると足が痛くなるし、ストッキングは冬寒くて嫌になる。タイツを履くルールがあればいいのに、と思ってしまう。ショルダーバッグやらリュックサックを持っていけないというのも苦痛だ。荷物は最低限にしても、肩が疲れてしまうしずり落ちるのだ。
書いていて、面倒くさい就活に本当に意味があるのか問いたくなってきた……。
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