第20話 北条とプレゼント選び

「先輩〜!早く早く〜」

「ち、ちょっと待てよ…」


俺は北条に急かされネクタイやハンカチが売ってある店に行った


「先輩男の人はどんなプレゼントが喜びますか?」

「う〜ん…可愛い娘にプレゼントされたらなんでも嬉しいと思うぞ?」

「せ、先輩急にそんなこと言わないで下さいよ…」

「え?本当にの事をゆってるだけだぞ?」

「ナチュラルに女の子をいつも褒めるんですか?」

「う〜んまぁそうかな」

「そういうのは女の子が勘違いしますからやめた方が良いですよ」

「ん?なにを勘違いするんだ?」

「え?先輩のことを好きだってなりますよ?」

「じゃあ北条もなったのか?」

「そ、それは…言いません!」

「なんだよそれ…いってくれよ」

「嫌ですよ!ほらさっさと選びましょ?」

「あ、あぁ分かったよ」


北条はお父さんへのプレゼントはネクタイにしたようだ


「北条これなんかどうだ?あまり目立たないが模様が綺麗でいいと思うけど」

「それいいですね!それにします」

「そんな簡単に決めてもいいのか?」

「いいんです!」

「そ、そうか?北条がいいんだったら良いが…」


俺たちは買い物を済ませ店をでた


「先輩ファミレス行きませんか?

お腹空いちゃって」

「別にいいぞ ちょうど俺もお腹すいてたし」

「やったぁ〜じゃあ行きましょう!」


俺たちはサイザリアにいった


「先輩は何食べます〜?」

「俺はドリアかな?」

「いいですね ちなみに私はシーフードパエリアです!」

「パエリアか いいな」


2人の料理が運ばれてきた


「安定の美味さだなドリアは」

「そうですね〜パエリアも結構美味しいですよ?」

「そうなのか?食べたことないから分かんねぇな」

「先輩どうぞ あーん」

「いいのか?うん!美味しい」

「ですよね!初めて食べましたけどハマりそうです」


そして会計の時になった


「おい なんで北条が財布出してるんだよ」

「え?でもさすがに払って貰えないですよ!」

「何言ってるんだよ…ここは男子が払うもんだろ」

「で、でも…」

「大人しく甘えとけよ」

「は、はいご馳走さまです!」


「結構暗くなってきたな」

「そうですね〜」

「北条の家はここから遠いのか?」

「結構近いと思います」

「そうなのか じゃあ送っていくよ」

「え?良いですよ!先輩は帰って下さい」

「いやいやこんな可愛い女子を1人で帰らすほど俺はバカじゃねぇよ」

「か、可愛い…」

「本当の事だぞ?ほら早く歩こうぜ」

「は、はい…」


その後俺は北条を送り届けた



今日は初めて橘先輩と擬似デートしちゃった

初めてあった時から好きだった人


(先輩はナチュラルに可愛いって言ってくるから心臓が何個あっても足りないよ…)


私をあんなに大切にしてくれて紳士だし、本当に好きが止まらないよ〜!

でも先輩は彼女がいる

それも学校1の加藤瑠奈先輩だ

私はそれを知った時絶望した

でも、今日初めてあって喋って、本当に良かった!

これでもう会わないようにしないと…

2人に迷惑だよね

も、もう会えないなんて悲しいよ…

私は涙を流した




俺は少し遅くなり瑠奈の家に帰った

リビングには瑠奈が座っていた


「瑠奈ただいま」

「亮くんおかえり

今まで何してたの?」

「何って後輩のプレゼント選びに行ってたんだよ」

「亮くんは北条さんみたいな人が好きなの…?」

「え?知ってたのか?」

「見たんだよ亮くんと北条さんが並んで駅に行くのを」

「見てたなら声を掛けてくれよ」

「ねぇなんで私に相談せずに行っちゃうの?」

「そ、それは忙しかったんだよ」

「亮くんは私がいるのに北条さんについて行って何とも思わなかったの?私はどうでも良かったんでしょ!」

「そんなことないって」

「もう亮くんなんて知らない!」

「ち、ちょっと待ってよ!」

「離してよ!」


パチン!


「いった!おい瑠奈!」

「ちょっと当分亮くんとは話せないよ…

亮くんもちょっと考えてよ…」



______________________________________________


少しシリアスになりました

でも仕方ないんです笑


よかったら評価等お願いします

些細なことでも感想をいただけると嬉しいです!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る