第19話 スポーツ大会③

「橘!どうだった?加藤さんの様子」

「上手かったよ…俺よりもな…」

「観客も多かっただろ?」

「ほかの試合に比べたら多かったな」

「だろうな…学校1と言ってもいい程の美少女だからな加藤さんは…」

「瑠奈がか?確かに美少女だと思うけど…

 他には誰がいるんだ?」

「自覚ねぇのかよ〜

 ん〜 北条穂乃果、後は石川彩だろうな 」

「へぇ〜そうなんだ 2人とも見た事ないかもしれん」

「マジかよ!?この学校なら1度は見ないと損レベルだぞ?」

「そんなにか?…」

「そんなにだ!お前はほんと女子に興味無いよなぁ」

「まぁ俺には瑠奈がいるからな 」

「はぁ〜 ほんと羨ましいぜ」


 俺たちのチームは準々決勝まで来た

 準々決勝の相手は昨年の優勝した先生が率いるチームだ


 結果は勝った

 本当に1点差だった


「橘!最後のレシーブ完璧だったぞ!」

「そうか?ありがとう」

「このまま決勝まで突っ走ろうぜ」

「おう!頑張ろうぜ」


 俺は体を休めるために休憩していた

 そこに…


「お疲れ様橘先輩」

「ん?誰だ?あんた」

「この学校にいて私を知らないなんて面白いですね 北条穂乃果です」

「え?あの美少女のうちの1人のか?」

「はいそうです!」

「北条さんがどうしてこんな所にいるんだ?」

「理由なんてどうでもいいじゃないですか

 それに私橘先輩の1つ下の後輩ですから北条と呼んでください…」

「え?まぁいいが…」

「先輩バレーボール上手ですね」

「ちょっと練習して上手くなったかな?」

「うふふ先輩私のこと可愛いと思いますか?」

「まぁ可愛いと思うぞ?」

「この学校で1番ですか?」

「いや2番目だな」

「え?1番は誰なんですか?」

「加藤瑠奈だよ ちなみに俺の彼女だ」

「え?先輩彼女居たんですか!?」

「おいおい…なんだよその言い方…」

「まぁいいじゃないですか!

 先輩は今日の放課後空いてますか?」

「俺が良くないんだよ…まぁ空いてるけど」

「じゃあ私のチームが優勝したら私と駅に行きませんか?」

「なんでだ?」

「え、え〜と お、お父さんのプレゼントを選びたいんです」

「まぁそれくらいなら良いが…」

「やった〜!約束ですよ?先輩」

「あぁ約束だ」


 その後ドッジボールのトーナメントを見てみると

 瑠奈のチームと北条のチームと後2チーム残っていた


「本当に残ってたんだな」



 そして俺たちバレーボールの方はと言うと

 俺たちのクラスは準決勝を勝ち進み次で決勝だ


 ドッジボールは

 瑠奈のチームと北条のチームが残っていた


 バレーボールの決勝…

「亮くん!頑張って〜!」

「おい橘応援されてるぞ…」

「なんでそんなに残念そうなんだよ…」


 残り1分で9VS10で負けていた

 そして海斗のアタックで10VS10になった

 そして次が最後のサーブだ

 なんと俺が打つのだ…


「橘!そんなに緊張するなって」

「わ、わかってる」


 俺は緊張しながらもサーブを打った

 すると相手がレシーブをミスったのだ


 ピッピッピー


「よっしゃぁぁ!」

「橘ナイスだったぞ!」

「俺も貢献できてめっちゃ嬉しいぞ!」



 そしてドッジボール…


「なんだあれ加藤さんと北条さんとの戦いじゃないか…」


「絶対勝つんだから!」

「うふふこっちだって負けないですから」


 結果はなんと

 北条のチームが勝った…


「う、嘘…」

「やりました!」



 その後表彰式があり解散となった


「先輩!約束覚えてますよね?」

「あ、あぁ覚えているぞ?」

「じゃあ行きましょう!」

「ち、ちょっと待ってくれよ

 おい引っ張るなよ!」


 俺は北条に引っ張られ、駅前に行った




 私負けちゃった…

 勝てると思ってたのに…

 亮くんに励まして貰おう

 あれ?亮くんが居ない…

 私は校門をでた

 そこには亮くんと北条さんが並んで北条さんが亮くんの腕に抱きつきながら歩いていた…


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 さぁどうなるのでしょうか?


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